セブン暗殺計画&ナックル星人編=偶然とは いえ

 BSプレミアムでOAされている4Kリマスター版ウルトラセブンは、
いよいよ今日がガッツ星人編のセブン暗殺計画。

 宇宙無敵のガッツ星人が地球人の心の拠り所であるセブンを公開
処刑する事により戦意喪失させ地球侵略をしやすくするという事で、
怪獣アロンを使ってセブンの能力を徹底的に分析した末に夕刻を狙
い幻影攻撃でセブンのエネルギーを徹底的に消費させ活動不能に追
い込んで拘束し夜明けと共にセブン処刑を宣言する。

 このプロットは帰ってきたウルトラマンのナックル星人&ブラッ
クキング編に引き継がれ、同じくナックル星人はシーゴラスとベム
スターを使いウルトラマンの能力を分析するだけでなく郷秀樹の心
を乱すため恋人の坂田アキを拉致殺害しただけでなく坂田健も車で
轢き殺すという凶行に及び星人達の計略に嵌ったウルトラマンは敗
れるわけである。

 面白いのがナックル星人編の前編だったウルトラマン夕陽に死す
がOAされた12月17日で、その2日後に4Kリマスター版のセブン暗殺
計画がOAされたという事。

 つまり今から50年前の12月17日にナックル星人&ブラックキング
のタッグに敗れたウルトラマンが夕暮れの中、星人に拘束されナッ
クル星に連行されていく絶望的なシーンを見させられた2日後に同
じく夕陽の中ガッツ星人に磔にされたセブンの姿で絶望感を味わう
という事になる。

 セブン暗殺経過以前のウルトラの前後編といえばウルトラマンの
ゴモラ編=怪獣殿下とセブンのキングジョー編=ウルトラ警備隊西
へでウルトラマンは26話&27話、セブンは14話&15話と共に正月明
けの作品で大阪&神戸という関西が舞台の前後編だった。

 いわゆる関西ロケ編で2本撮るため前後編の大作になったわけだ
が、ガッツ星人編は1クール分延長され飯島敏宏監督復帰作と視聴
率回復のためのイベント編としてヒーローを大ピンチに追い込み
視聴者をハラハラさせながら次回へ引っ張るというやり方。

 子供を中心にした視聴者達は‘来週セブンは助かるのか!’と1週
間、首を長くして待っていた事だろう。

 そしてこのスタイルを帰ってきたウルトラマンのナックル星人
編で引き継ぎ、ある意味凄い話題になったため以降このシチュエ
ーションの方が前後編作品では主流になったわけである。

 ちなみにセブン暗殺計画の本放送は6月30日&7月7日でセブンの
復活が七夕という事になるのだが、日にち的に引き継いだのがウ
ルトラマンAのゴルゴダ編で両作品‘絶望の6月20日&復活の7月7日’
になるわけだ。

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