雨の日の水汲みは

　今日は父の日。
　毎年父の日は女房の実家に行くのが恒例行事になっているのだが、行くと
必ず車で20分ぐらいの山奥にある水汲み場まで行く事にしている。

　今年は雨の予報だったのだが、当然のように決行である。

　9：00に家を出ると10：00ぐらいに実家に到着、途中で山を見ると雲がかかり
始めているので早めに行かないと大変だと思い義母から‘トウモロコシを茹が
いたから食べて行けば’と言われたものの それを断って息子達を連れて水汲み
場に車を走らせた。

　水汲み場は有名な畑冷泉より山奥で車を停めた山道から水汲み場まで足元が
悪い中移動しないといけないので意外に地元の人以外は知らない所なのだ。

　今日のような雨の予報なら他に来てないだろうと考えた通り誰もいないので、
到着してすぐに賽銭を入れて大型ポリタンクから汲み始める。

　よくしたもので木が生い茂っているので小雨なら意外に濡れないのだが問題は
足元が緩くなっているので滑って転倒しないようにしないといけないし、実際に
一緒に行った甥っ子のHクンと遊んでいた次男が転倒して半ズボンを汚して
いた。

　大型ポリタンク4個と小型ポリタンク4個に焼酎用の大型ペットボトル6本に
お茶の2ℓペットボトル14本を汲み終えるのに30分近くかかったのだが、最近
雨が多いので水の量も多く出て助かったのだ。

　息子達にはお茶や焼酎のペットボトルを洗わせて蓋締めなどの手伝いをさせ、
更に汲み終わったポリタンク以外の水を車まで運ぶ事ができるので貴重な戦力に
なる。

　とはいえ後半になると雨が激しくなってきたので傘を刺しての水汲みになり
何とか濡れながら終了、実家に戻って水を降ろすと義母が‘ご苦労さん、濡れた
ろうから風呂を沸かしたよ’と言ってくれたので息子達やHクンと一緒に風呂に
入る。

　風呂に入って外を見たら雨が更に激しかったので、やはり早めに行ってよかった
と思った。　

　そして風呂上がりの昼食で飲むビールは格別美味しかった。

　ちなみに下が緩いのでズボンが汚れるのを計算に入れ着替えの短パンを準備
していたのが見事に当たったものの、Tシャツの着替えは準備してなかったので
義父の作務衣を着て過ごしたのだった。