BS-TBSが平日18:00からOAしている水戸黄門第15部が、
最終回で終わったわけでもないのに今週から武田鉄矢版に
なった。
武田鉄矢版・水戸黄門は昨年10月から3ヶ月間BS-TBSで
毎週水曜日にOAされていたわけで、コレが始まると平日18:00
からOA東野英治郎版の13部が途中を端折られていきなり最終
回になり武田鉄矢版が終了すると端折られた残りのEPをOAと
いう妙な事をしたわけである。
水戸黄門は佐野温夫版までは何とか見られたが、石坂浩二版に
なると一気に劣化した形で11年の里見浩太朗版で打ち切られて
いたのを6年ぶりに復活させていた。
武田鉄矢版は水曜19:00からだったので見る機会が少なかった
のだが、今回改めて見てみると6年ぶりの製作だからスタッフも
力が入っているのは分かるものの西村晃版を見ている途中だった
事から不満点が散見する。
今回の水戸黄門はコメディキャラの うっかり八兵衛が登場せず
黄門様が八兵衛の食いしん坊キャラを引き継いでいるのだが、もと
もと黄門様は偏屈なキャラだったので悪くはないものの八兵衛的な
行動は貫禄という事を考慮すると微妙だ。
以前‘最近の水戸黄門の問題点’という記事で上げた3つの問題
が‘黄門様が二枚目過ぎる’‘凄みのある悪役の不在’‘助さん格さ
んの個性がなく殺陣が下手’というものだった。
とりあえず武田鉄矢は二枚目ではないので悪くはないし袴田吉彦
や石橋蓮司のような悪役も出演しているのだが、やはり助さん格さ
んの個性が今ひとつで特徴がないという要素は改善されておらず特
に格さん役を演じられる俳優の不在というのが残念だ。