ナが圧勝、MVPにカブレラ=ダルビッシュは登板機会なし―米大リーグ球宴(時事通信) - goo ニュース
カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地・カウフマンスタジアムで行われた今年の
MLBオールスターゲームは4回までに8点を奪ったナショナルリーグが強打の
アメリカンリーグ打線を6安打に抑えて8-0で快勝し、今年のワールドシリーズ
のホームアドバンテージを獲得する事になった。
今年のオールスターゲームは強打のアメリカンリーグ打線をナショナルリーグの
投手陣が どれだけ抑えるか?というのが焦点だったのだが、意外な事に1回から
ナショナルリーグ打線がデトロイトのジャスティン・バーランダーから4安打に3つ
の四球を絡めて5点を先行すると4回にもハリソンから長短打に2ランで3点を
追加して勝負を決めた。
最後の1人枠で選出されたダルビッシュ有はロン・ワシントン監督によれば延長
要員との事だったようだが、4回まで8-0となった時点で登板はないか?と思っ
ていた通り投げる姿はなかった。
アメリカンリーグの監督はテキサスのワシントン監督。
オールスターの投手選出は監督推薦だがワシントン監督はダルビッシュを選ば
なかったのはオールスターブレイクの間は休養させようと考えていたのではない
かと思うし、にも拘らず最後の1人枠で選ばれたため心中は複雑だったのでは
ないだろうか。
実際ワシントン監督はダルビッシュを休ませるためオールスター前最後の登板を
キャンセルさせているし、オールスター明けはローテの2番手として投げる予定な
ので最初から延長戦要員としてしか考えてなかったのだろう。
たしかにダルビッシュがナショナルリーグ打線相手に投げる姿も見てみたいが、
夏場は気温40度にもなるテキサスの猛暑の中で後半戦もローテに穴を空けずに
守れるのかという不安も当然ながらあるわけだからある意味仕方ないと思う。
ただ登板しなかったとはいえ1年目からオールスターに選出されるという快挙は
決して色褪せるものではないので、来年以降に期待したい。
それにしても毎年言っているのだがMLBオールスターは1試合のみしか行われ
ないからこそ例え出場しなくても選出されるだけでも価値があるのに対し、2・3
試合も行う日本のオールスターとの違いには暗然とするしNPB側は自らオール
スターゲームの価値を貶めているとしか思えない。