2012夏の甲子園:第14日Sファイナル

大阪桐蔭と光星学院で決勝=春夏連覇か、東北勢初Vか―選抜の再戦・高校野球(時事通信) - goo ニュース

 ベスト4の組み合わせは第1試合に春夏連覇を狙う大阪桐蔭、第2試合に
夏春連続準優勝で3シーズン連続ベスト4の光星学院と分かれることになった。


 順当に行けば大阪桐蔭と光星学院の対戦が有力だが問題は第1試合。

 平成に入って春夏連覇を達成したのが98年の横浜と10年の興南の2校だが
共に ここで手こずり最終的には逆転勝ちでファイナル進出を果たしているし、
83年に3シーズン連覇を狙った池田は最も組し易しと見られたPL学園に完敗
して連覇を逃している。


 その時のPLは桑田と清原が1年生というチームだったのだが桐蔭と対戦する
明徳義塾も1年の岸が4番を打つチームだし、明徳は10年前の02年に優勝
していて その時の初戦の相手が酒田南だったという事を考えると波乱は起きる
のか。


 第2試合は前日170球近く投げたエースの神原が投げられそうもない東海大
甲府が2枚看板の本多が光星打線を どこまで抑えられるか。


 第1試合:明徳義塾 0-4 大阪桐蔭

 明徳は右サイドハンドの福永が先発。

 その福永から桐蔭は1回に1番が四球で出塁するとバントで送り3番のヒット
で1・3塁から4番の犠牲フライで あっさりと先制するが、2回に5番のヒットから
バントで1アウト2塁を潰すと福永が立ち直り3回以降ノーヒットに抑える。


 明徳打線は2回に1アウト後 相手エラーと四球で2アウト1・2塁、4回に
1アウトから四球のランナーを出すが得点できず。


 迎えた6回に桐蔭は1アウトから2番がヒットで出塁して2アウト後4番が死球
で1・2塁から5番・6番の長短打で一挙に3点を挙げて勝負を決めた。


 結局 明徳打線は藤浪から2安打8三振を喫して完封負け。

 打力の差がモロに出た形だ。


 第2試合:東海大甲府 3-9 光星学院

 1回に光星は本多の立ち上がりを捉え1番がフェンス直撃の2ベースで出塁
すると2番が送り3番がタイムリーで先制して4番の2ランで3点を先行すると、
4回にも4番が2打席連続でバックスクリーンに叩き込み4-0と差を広げる。


 甲府も城間から1回に2アウトから3番がヒット、2回にも1アウトから5番が
2ベースで出塁するが いずれも牽制で刺されて反撃のチャンスを潰し5回に
4番と6番のヒットで1アウト1・3塁から投ゴロの併殺崩れで1点返して4-1と
する。


 ところが光星は6回に2番手の木下から3番がヒットを放ち4番の遊ゴロエラー
で1点を追加すると四死球で満塁から8番の犠牲フライで6-1と突き放す。


 甲府も その裏に2アウト1塁から3・4番の連打で6-2と食い下がるが9回に
光星は2アウトから3番の3ランでトドメを刺した。


 甲府は3回戦で先発し宇部鴻城打線を5回2失点に抑えた本多が先発と
いうのは想定通りだったろうが1番・天久の2ベース、3番・田村のタイムリーに
4番・北條の2ランという先制パンチが光星の流れを作って最後まで効いた形に
なった。


 長打力で劣る甲府も城間から9安打を放ったが せめて初回の失点が1点なら
得意の機動力も効果を発揮するのが3点では焦りを生み、1回・2回の牽制
アウトにつながったようだ。


 とはいえ光星の1番・3番・4番の長打力は凄まじい。

 これで光星はエースの金沢を全く投げさせずに温存できたのに対し大阪桐蔭
の藤浪は完投しているので両投手の披露度が明日のファイナルではカギを握る
かもしれない。

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