出演していた水戸黄門13部の最中に岸田森は亡くなっていたとは

 最近BS‐TBSで平日の18:00から東野英治郎版・水戸黄門が
OAされており、現在は東野英治郎最終シリーズである第13部に
なっている。

 このシリーズは尾張徳川家に滅ぼされた紀州の元付家老の平岩
一族が企てた尾張家への復讐を阻むための旅になっているのだが、
平岩一族の頭領的なキャラ平岩新兵衛を演じているのが岸田森で
ある。

 この13部は82年10月から83年4月までOAされたわけだが岸田
森は82年12月に亡くなっており遺作の1つともいえる。

 個人的には13部はリアルタイムで見てなかったので今回の第1
話を初めて見た時に岸田森のクレジットが出て‘オオッ!’と
思ってしまった。

 岸田森を最初に見たのが帰ってきたウルトラマンの坂田健で郷
秀樹のよき相談相手という感じだったし、シルバー仮面でも津山
博士など主役をバックアップするキャラのイメージが強かったの
だが一方で傷だらけの天使の辰巳五郎のように怪しげな雰囲気の
キャラを演じていた。

 基本的にヒーロー作品では他にもファイヤーマンの水島三郎や
太陽戦隊サンバルカンの嵐山長官、そしてゴジラ対メカゴジラの
南原インターポール捜査官などの善玉キャラが印象深い。
 
 ところが時代劇や一般のドラマでは悪役が多いのだが名優とい
うのは善人よりも悪人を演じると映えると思っているので、今回
の水戸黄門の平岩新兵衛のような主人公を付け狙う悪人はピッタ
リのだと思った次第。

 もっとも平岩一族の長である平岩麻を演じた任田多岐の存在も
忘れがたいので、こういったコンビは今の時代では作れないので
はないかと思うのだ。

 リアルタイムで13部を見ていたら岸田森が出演していても大し
て何も思わなかったのだろうが、平岩一族編は12月20日OAの10
話で全滅するので降板した後に亡くなった形だから何とも感慨深
いものがある。

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