ウエストワールドは70年代版ターミネーター?

 2日にBSプレミアムでウエストワールドがOAされていた。

 ウエストワールドは最新科学で作られたテーマパーク・デロスに
ある西部開拓地のガンマンや中世の騎士に帝政ローマの英雄という
疑似体験ができるはずが、システムが暴走してしまう物語で特にロ
ボットガンマン406号を演じたのが名優ユル・ブリンナーだったの
が話題だった。

 考えてみればユル・ブリンナーという俳優はスキンヘッドに鋭い
眼差しというのが特徴で、荒野の七人や十戒などでも表情を崩すイ
メージが少ないためロボット演技としたらピッタリだった。
 

 ユル・ブリンナーといえば荒野の七人のリーダー・クリス役で有
名だが、実際クリス役をイメージした黒服姿で登場するのだから大
いに楽しめるし最初にTVでOAされた時はブリンナーが出演してい
るという事で見たのを覚えている。

 ウエストワールドの脚本&監督はジュラシックパークの原作者
でもあるマイケル・クライトンだからか、テーマパークのシステ
ム暴走という共通点がある。

 しかもシステムの暴走でロボット達が人間を殺戮して回るとい
うのはターミネーターを彷彿するし、仮にターミネーターの製作
が10年ほど早ければアーノルド・シュワルツェネッガーではなく
ユル・ブリンナーが演じても違和感がないと思うのだ。

 というのもガンマンロボット406号は人間の足跡の熱反応を感知
して地の果てまで追跡するし、とりあえず対抗策としたら硫酸を
目にかけて視野を奪うしかないわけだが実際に主役が硫酸を406
号の顔にかけて難を逃れるのだが それでも執念深く追跡して来る。

 そして松明の炎で火だるまにされながらもしつこく追って来る
姿は、全身火だるまになりながら骨格部分ででも追って来るター
ミネーターの元祖ではないかと思うのだ。

 もともとターミネーターも低予算のB級映画だったわけで、何と
なくウエストワールドと立場が似ているしシュワルツェネッガー
よりもユル・ブリンナーの方がメジャーだったわけで今となって
はターミネーターほどメジャーにならなかったのは惜しいと思う

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