ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ジャンボーグAは歴史に残る作品
今から50年前にOAされていたジャンボーグAは円谷プロ創立10周
年記念番組という事で制作されたわけだが、ウルトラ以外のミラー
マンやファイヤーマンらと比べて最も子供向けと思われる設定だ。
先日も上げたようにジャンボーグAはミラーマンのインベーダー
やウルトラマンAのヤプールのようなシリーズを通じた敵が存在し
ているのだが、これ仮面ライダーのショッカーやゲルショッカーら
にゾル大佐や死神博士ら大幹部が登場するのと同様にアンチゴーネ
やマッドゴーネらグロース星の地球攻撃隊長が登場する。
また劇伴は仮面ライダーシリーズでお馴染みの菊池俊輔が担当し
ており、軽快なテンポのいいBGMは独特の雰囲気を醸し出している
のも特徴だ。
そして途中からは2号ライダーともいえるジャンボーグ9が登場し
空を飛べるが火力に劣るジャンボーグAと、火力に勝るが空を飛べ
ないジャンボーグ9という対照的なキャラを使い分けるのもウルト
ラではできない事だろう。
製作が仮面ライダーシリーズと同じ毎日放送だったというのもあ
るだろうがスタッフはミラーマンのプロデューサーや脚本に監督と
いう少しばかり毛色の違う作品になっており、同時期のファイヤー
マンがウルトラマンのような原点回帰を目指した内容だったのと比
べても対照的だ。
変身ではなく操縦する立花ナオキは防衛チームPAT]の隊員ではな
いというのはミラーマンの鏡京太郎と同じだし、番組の途中からは
何とミラーマンの防衛チーム・SGMがPATと合流し村上チーフが隊
長に就任するなどというウルトラでは考えられない設定があった。
一つだけ難点があるとすれば菊池俊輔氏のBGMはテンポが良過ぎ
て等身大アクションには向くが、重厚感という面では今ひとつとい
うところだろうか。
それでも子供が喜ぶ要素満載だったジャンボーグAはウルトラシ
リーズでやれない事をやっていたわけで、そういう意味でも歴史に
残る作品だと思う。
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先日書き込んだ内容以外で書き忘れたことですが、当作品の防衛チームのPATのメカが渋くてカッコいいなぁと思っています。
内容的には子供向きに向いてますが、登場するメカは渋くてカラーリングは紺に近い青と銀のツートンカラーで占めているのもポイントだし、同時期の「T」のZATの奇抜なデザインワークや「ファイヤーマン」のSAFの敢えて古臭いデザインに施したメカとは綺麗に差別化できていたのもポイントでしたね。
ファイティングスターとジェットコンドルはウルトラメカに勝るとも劣らないカッコ良さ!です。
そして何といっても「ミラーマン」のSGMの参入、これは結構当時でもかなりの大胆な試みですよねぇ。なんせキー局の垣根を超えての再登場なのですから(フジ系→当時テレ朝系の毎日放送)、当時の子供たちは結構狂喜乱舞したのではなかろうか。
SGMの再登場は、どうやら局側の意向だそうですが、このような展開ができたのも、元々「ミラーマン」から引き継いで担当したスタッフたちの要望もあるらしく、結構制限に近い暗黙の了解が多かったウルトラとは違う事をやりたいという願いも込められたうえでの展開だったそうです。
また当時は見かけが悪く不人気だったホンダバモスをバモス1世2世の新メカ車両として登場させて、ベース車両のラビットパンダ以上の活躍をしてたのも印象深いです。
欲を言うならば、グロース星人と決着がついた最終回にしてほしかったですね。
個人的にPATのメカは好きで特に初期のファイティングスターやジェットコンドルはウルトラホーク1号&3号的な立ち位置で、デザインもウルトラ防衛隊とは違ったデザインで斬新でした。
斬新と言えば途中から登場したハンターQも面白いデザインで、こういったメカはウルトラではないからできたという事かもしれません。
特にウルトラではできない事を一番やれた作品でしょうね。
ハンターQとバモス1世・2世の投入は放送枠が水曜19時半から土曜19時に移動した最初の回から登場した新メカでしたね。
ハンターQを最初に見たのは昔持っていた特撮図鑑の写真で見たので、第一印象としては「何だこれは!?」と驚いたもんです。けど実際に本編で動いているシーンを見ると結構さまになっていたから不思議ですね。
自分が個人的に大好きな分離メカはシルバーガルとガッツウィングEX-Jなのですが、それらとは一線を画す存在ですね。
42話での大羽隊員殉職を受けての村上隊長の「撃って撃って撃ちまくれぇー!!」の叫び声が聞こえるような気がします・・・・。
たしかにハンターQは放送時間が変わってからだったので、最初に見た時は何だこれ?状態でしたね。
シルバーガルは分離合体できる飛行メカでしたが、PATのファイティングスター的なカラーリングでしたけどウルトラではホーク1号以来の分離するメカで驚いたものでした。
確かにマッキー2号ありましたね。
何となくシルバーブルーメにやられた時に脱出に失敗した戦闘機というイメージで、2機に分離したイメージがOPにしかないのですよね。
本編での分離シーンは、2話・4話・16話・36話と僅か4回しかありませんでしたね。
特に16話はダンとゲンがマッキー2号に搭乗して、分離後にゲンが母機のAパーツに搭乗してアトラー星人の弱点である胸の花に特攻をかけてからのレオに変身、そしてエネルギー光球で倒す展開が印象的でしたね。
どうしてもレオは個人的にメカの活躍よりゲンとダンの特訓シーンや、トオルらとの話が印象的でマッキー2号のシーン印象が薄いのですよね。
てか、それを目指してましたからね。
もっと言えば当時のスタッフがメカに対する拘りがなかったのもあります。
そうなんでしょうね、あまり活躍がないとなると。
ただ最終クールの円盤生物編はMAC不在の代わりに、初期の円盤生物は操演キャラでしたから戦闘機の操演よりコチラに興味があったのか?