最後のプレシーズンゲーム

 7年前の今日は月曜と祭日が重なったのでプレシーズンゲームのホークス対ジャイアンツ戦を義弟と観戦した。 この年はプレシーズンゲームに準公式戦を組み込んで真剣勝負のムードを出そうとしていたのだが、とりあえず前年ホークスが日本一になっていたので日本シリーズでもON決戦の前哨戦というムードがいやが上にも高まっていた。 熱烈なジャイアンツファンの義弟が夜勤明けにチケットを買いに行ってくれたが1つ前の列で希望していた内野自由席が売り切れたので外野自由を確保したらその時点で売り切れになったらしい。 いわゆるプラチナチケット状態だったのだが、当日は4歳になる甥っ子も行くので立ち見というわけにいかないので私が7:00から外野席の入場口に並んだ。  開門時間は10:30である、だが到着すると既に50人ばかり並んでいたのだ。  入場するとジャイアンツのバッティング練習が行われており、特に目立ったのが松井秀喜の打球。面白いぐらいポンポン飛んで行くのだ。‘これ見ただけで朝早くから並んだ価値がある’と義弟と話していた。  試合はホークスが若田部、ジャアンツが斎藤の先発で始まるが 1回裏にいきなり斎藤が足を痛めて降板。急遽登板した三沢から4番のニエベスが先制の2ラン。  ジャイアンツも直後の2回に1アウトから高橋が3ベースを放つとマルチネスがすかさず犠牲フライで1点返し福岡のファンが大好きな点の取り合いになるかと思われた。  ところがそれ以降両チームとも淡白な攻めで2-1でホークスが勝ったものの13:00試合開始で終了は15:30前後。公式戦なら表彰モノの2時間半ゲームだが、何のことはない両チームとも翌日はナイターだったので終了後すぐに移動だったらしい。  つまりスケジュールを粛々とこなしただけだったのだ。  脱力感に包まれて福岡ドームを後にしながら義弟と言ったのが

‘今日一番来てよかったのは何やろう?’

 ‘松井のバッティング練習ですかね’

‘同感’

  何の事はない、試合よりも一選手のバッティング練習の方がカネを払った価値が高かったのだ。
 この時に思った。

 ‘もう2度とプレシーズンゲームは行

かない!’

と、そしてあれから1度もプレシーズンゲームは行っていない。

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