北半球5カ国の優位が消え始めた?今回のラグビーW杯

オーストラリア劇的逆転ベスト4!史上初 南半球勢4強独占

 イングランドで開催されているラグビーW杯はベスト8が行われ、
南アフリカ・ニュージーランド・アルゼンチンにオーストラリアが
勝ち進み史上初めて南半球勢がベスト4を占める事になった。

 イングランド・フランス・アイルランド・ウェールズ・スコット
ランドの北半球5カ国に対しニュージーランド・南アフリカ・オー
ストラリアの南半球3カ国の方が優位というのはラグビー好きの
間では周知の事実だったが、ここ数年アルゼンチンなどトップ8
以外の国が世界ランキングの8位以内に入ってくるなどの影響が
モロに出た形だ。

 特にアルゼンチンは07年大会で開幕戦と3位決定戦で開催国の
フランスに連勝して3位に入るなどレベルが上がっており今大会
ではニュージーランドのプールCに入り、ジョージアやトンガに
ナミビアを破って2位通過し6ネーションズ優勝国のアイルラン
ドに快勝してのベスト4なのだから驚く。

 そんな中で開催国のイングランドが前回3位のオーストラリアや
4位のウェールズと同じプールに入って両国に敗れ、史上初の開催
国の予選プール敗退の憂き目に遭っているのだから何をかいわ
んや。

 ウェールズが南アフリカ、スコットランドがオーストラリアと
好勝負を繰り広げたのは事実だが最終的には順当な結果になって
いるのを考えると南半球勢優位の図式が分かる。

 ちなみに日本も南アフリカ戦から中3日で戦ったからこそスコット
ランドに完敗したと声高に言われているのだが、仮に対戦順が反対
だったらどうだっただろうかと思ってしまう。

 もっとも日本は初戦にピークを持って行っているのでベスト8に
進出し、オーストラリア相手にスコットランドのように終了間際
まで拮抗した試合ができたのかは怪しいものだが‘ひょっとして’
と思わせるぐらいの活躍をエディ・ジャパンがしたという事だろう。

 

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