小久保ジャパン、東京ドームラウンドを終了し

決勝T進出を決めた侍J・小久保監督「準決勝をなんとか乗り切って世界一になりたい」

 3月7日から始まった第4回WBCの日本ラウンドが一昨日終了
し、日本代表は1次&2次ラウンドをそれぞれ3連勝の計6連勝で
E組1位となり日本時間の21日にドジャーススタジアムで始まる
準決勝進出を決めた。

 開幕前はMLB組が青木宣親のみしか招集できないばかりか大黒
柱といわれていた大谷翔平もケガの影響で召集見送りとなり、監督
経験のない小久保裕紀監督の采配にも疑問符が付くだけでなく直前
に行なわれた強化試合でもピリッとしなかったため‘下手したら2
次ラウンド進出も危うい'という雰囲気の中でのスタートだった。

 ところが初戦のキューバ戦の1回表にノーアウト1・2塁のピンチ
から菊池涼介のファインプレーで併殺に取って凌いだプレーで流れを
掴み11-6で逃げ切ると、2試合目のオーストラリア戦は中田翔&
筒香嘉智のHRで4-1と逆転勝ちして2次ラウンド進出を決める。

 迎えた2次ラウンドでは初戦でオランダとタイブレークにもつれ
込む死闘の末に8-6で勝つと、キューバとの再戦でも3度追い付く
粘りを見せて最後は8-5で振り切り最後は1次ラウンドで旋風を巻
き起こしていたイスラエルにも8-3で快勝したのだった。

 こうなると‘C組やD組よりも組み合わせが楽だったから’‘開催
国アドバンテージがあった’などという声が上がるのだが、4年前の
チームは1次ラウンド初戦でブラジルに何とか逆転勝ちしたものの
最終戦でキューバに敗れているし2次ラウンド初戦では台湾相手に
9回2アウトまで追い込まれるなど今回以上に苦戦していた。

 オランダは前回2次ラウンドで16-4、10-6と連勝した時よりも
遥かにレベルアップしていたし、国際試合慣れしているキューバも
2試合目の方が強くなっている。

 またイスラエルも韓国ラウンドで開催国の韓国をはじめ台湾やオ
ランダにも勝って3連勝しただけでなく2次ラウンドでもキューバ
相手に快勝しているのだから侮れる相手ではなかったのだが、それ
らのチームにきっちり勝ったというのは大いに評価できるし少なく
とも4年前の山本ジャパンよりもレベルが高いと思っていいだろう。
 
 小久保批判をする人達は初戦のキューバ戦で‘菊池のファインプ
レーがなかったら'と言うだろうが、大会前までセカンドは菊池と山
田哲人のどちらを起用するかという話があったわけでセカンド・菊
池を決断したのは監督なのだから菊池起用が当たったわけだ。

 22日10:00からの準決勝の相手はF組の2位だが前回優勝のドミ
ニカが初戦でプエルトリコに敗れた事で、いきなりドミニカとの対戦
という事もあるかもしれないがベスト4まで来ると どこが相手でも
厳しい戦いになるし優勝できなければ準優勝もベスト4敗退も同じ。

 そういう意味では東京での6試合にあったツキが、ロスでも継続
するよう祈りたい。

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