国内組走れず、海外組は時差…体調の差で完敗(読売新聞) - goo ニュース
昨日行われたW杯アジア3次予選の最終戦で日本はウズベキスタンに敗れて
2位通過となったので またぞろマスゴミが悲観論を垂れ流し、挙句の果てには
同じ日にノルウェーに逆転勝ちした なでしこジャパンと比べる報道まで案の定
出る始末には辟易している。
正直言って97年の韓国戦以来ホームでのW杯予選の敗戦だからショックな
のは分かるが冷静に考えると、今回の敗戦の要因は根が深く これから考えて
いかないといけない事態になってきている。
今回の敗戦の最大の理由が海外組のコンディション不良だろう。
インテルの長友佑都など試合の2日前に合流したぐらいだから今回の日本
代表がコンディションが悪いのは想定の範囲だったが、まさか後半あそこまで
失速してシュートが僅か1に終わるとは思わなかった。
代表の強化には個をレベルアップさせるしかないが、そのためには高いレベ
ルの試合を多くこなす必要があるので代表選手がヨーロッパのビッグクラブで
プレーするのがベストだし個人的にも2/3を海外組で占めるというのが望ま
しいと思う。
ところが海外でプレーするのはいいがレギュラーにならないと意味がないし、
レギュラーを取ればW杯予選など以外の親善試合にはクラブ側が協力を渋る
ケースが出てくる。
今回ウズベキスタンは早めに東アジアに移動して時差調整し韓国で親善試合
を こなしての来日だったが、日本の海外組は親善試合でのリハーサルなし
どころかぶっつけ本番で臨む事になってしまったのだからコンディションは数段
ウズベキスタンが上という事になる。
だからといって国内組はJリーグ開幕前で90分間走りきれるスタミナが まだ
不足している状態だけに国内組のみで臨むわけにもいかないし、ある意味6月の
最終予選まで海外組と合流してできるのは今回だけだったという事情もあるから
よけいに国内組のみで戦うわけにはいかなかったわけだ。
ちなみに23歳以下の五輪代表になると更に悲惨で、香川をはじめ宮市や
宇佐美ら23歳以下でヨーロッパでプレーしている選手達になればなるほどクラブ
は軽視している五輪代表に選手派遣を渋る傾向が強い。
もっとも代表召集に あっさりと応じてもらえる選手では仕方ないのだが、そういう
意味で五輪代表は もはや同世代のBチーム的なメンバーになっているのが現状
だ。
選手の‘個’を伸ばすためには海外組が増えるのは望ましいものの その代償と
して代表戦の選手達のコンディションと向き合わなければならなくなったわけで、
選手選考のさじ加減が これからの最大の課題になるだろう。
ちなみに だからといって海外移籍を制限するなどの鎖国政策は言語道断、
もっての他なのは言うまでもない!