ウルトラマンネクサスの千樹憐編から登場したのがメモリーポリスの野々宮
瑞生。
本来ならMPの一員としてビースト目撃者の記憶を消すという作業が主な任務
なのだが、組織での最年少という事からか第3のデュナミスト・千樹憐の監視役
を松永管理官から任命される。
ところが感のいい憐は瑞生の正体を見破るのだが管理官は それでも‘彼と
友達になれ’と告げるので任務は続行されていたのだった。
憐を見張っている間に瑞生は恋愛感情のようなものを持ち始めていたものの
監視対象という意識から1つの壁を作っていたし、憐はハイブリッド新生児で一種
の閉鎖空間で育っていたからか恋愛感情のようなものには無頓着なまま。
監視対象だった相手が いつの間にか恋愛対象になってしまうというのは怪獣
大戦争のグレン宇宙飛行士とX星人の浪川女史の関係をはじめ枚挙にいとまが
ないが、憐と瑞生の関係も このパターンを辿る。
そしてハッキリしない関係に決着をつけたのが皮肉にも監視役を任命する事に
よって2人を結び付けた松永管理官の娘・葉月だった。
葉月は偶然 父親のファイルから憐の資料を見て興味を持ち探っているうちに
瑞生の存在に気付き、憐をデートに誘ったりして ある意味 瑞生を挑発する形で
2人の気持ちを確かめようとする。
当然のように憐を誘った葉月に対して瑞生は面白くないし、瑞生が監視している
のを見計らって憐の気持ちを確認するのだった。
思えば2人を結びつけたのは松永管理官父娘だったという事になるだろう。