ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
戦闘中は建造物に注意
4日にOAされたウルトラマンZではストレイジの対怪獣用ロボッ
ト・セブンガーが冒頭の対ギガス戦で、新兵器・ロケットパンチを
使って倒すもののギガスが倒れた拍子に観測所の建造物を破壊して
怒られるという場面があった。
当然ながらストレイジの創始者・クリヤマ長官もロボットの開発
予算の工面だけでなく、怪獣と戦う時に出る被害に頭を悩ませると
いう描写があるのだが考えてみると昭和の時代には見られなかった
概念ではないか。
昭和の時代は特に第2期など防衛チームの戦闘機が怪獣を攻撃す
るものの撃墜されるのが定番で、当然ながら操縦者は脱出するから
墜落した場所の被害は甚大だ。
特にエースなどでは大型戦闘機であるTACファルコンも度々撃墜
されていたので怪獣VOWのような雑誌で‘墜落した場所の被害の方
が怪獣が暴れている被害よりも大きそうだから下手に出動せず勝手
に暴れさせていた方が被害が少ないのでは’と揶揄されるケースが度
々だった。
流れが変わったのは06年のウルトラマンメビウスでディノゾール
相手に勝利を収めるのだがCREW GUYSのアイハラ・リュウ副隊長
から街を守れなかった事を叱責されるわけで、ここいらあたりから
怪獣と戦う時に周囲の建造物を壊さないように気を使いながら戦う
ようになっていた。
いくら怪獣を倒しても周囲の建造物を破壊しまくっては周囲の顰
蹙を買うわけで、そういった事が気にされ始めたのは湾岸戦争での
アメリカ軍がイラクを空爆する時に軍事施設のみを狙い撃ちするピ
ンポイント爆撃と言われていたあたりからではないか。
思えば第2期ウルトラの時期まで高度経済成長時代の一方で公害
問題が噴出していたわけだが、当時は目的のためには環境面などを
考慮しなかったのが原因だった。
そういう意味では怪獣を倒すためには周辺被害も止む無しという
昭和の発想から、周辺に配慮しながら戦うというような発想に変わ
ったのではないだろうか。
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