サッカーライターもアテにならなくなってきた

 来年はサッカーW杯ロシア大会が開催されヴァイド・ハリルホジ
ッチ監督率いる日本代表はグループHに入り、コロンビア・セネガ
ル・ポーランドの順番での対戦が決まっているのだが何とも悲観的
な論調しか載ってないのが現状だ。

 最大の理由はハリル・ジャパンが8月にホームのオーストラリア
戦で素晴らしいサッカーを見せて完勝しW杯出場を決めた後は、
アウェーでサウジアラビアに敗れたのから始まりブラジル&ベルギ
ーと対戦したヨーロッパ遠征で連敗し12月のE-1アジア選手権は
最終戦で韓国に1-4の惨敗を喫した事だろう。

 サウジ戦の負けはW杯出場権を取った直後のアウェーというエク
スキューズがあったが、ヨーロッパ遠征での連敗で周囲が騒がしく
なり韓国戦で一気に爆発した形である。

 ただ個人的には大事なのは日本代表がロシアでグループステージ
突破で、そのためには直前の試合まで全敗でも構わないと思っている
ので全く気にならないのだが問題はスポーツ紙だけでなくサッカー
ライターといわれる人達までがガタガタしている事。

 93ドーハの悲劇の頃から彼らは一般のスポーツ紙の野球的な発想
とは一線を画していたわけで、彼らの記事には納得するケースがスポ
ーツ紙よりも多かった。

 実際にサッカーの本場ヨーロッパではクラブチームの方が代表より
レベルが高い事を語っており、だからこそ主力メンバーの調整や新し
い選手のセレクション目的の国際親善試合には観客が入らなくて当然
という事を記していたのでそれを受けて親善試合では結果に一喜一憂
しないように考えていた。

 ところが国内組のセレクションマッチに過ぎない先日の韓国戦で
敗れるとスポーツ紙と一緒になってブーイングし、観客が少ないの
はハリル・ジャパンの人気のなさ的な論調で批判する始末。

 最近のファンはE-1選手権を国内組のセレクションマッチという
位置付けというのが分かっているし、だからこそ観客も少ないのだ
が自分達が言っていた事とは真逆の事をしている感が強いので呆れ
てしまうのだ。

 W杯で勝てなかったジーコやザッケローニのチームはメンバーを
固定し親善試合でも勝ちに行っていたし‘自分達のスタイル’に拘
るチームだったのでマスコミは持ち上げていたのに対し、トルシエ
やハリルはメンバーを固定せずにテーマを持って新しい選手のテス
トを平気でやるなどマスコミが嫌う要素が多い。

 つまりマスコミだけでなくサッカーライター達も最近では自分達
の好みのスタイルで戦わないと機嫌が悪くなっているわけで、どう
やらサッカーライターの方々も信用が置けなくなってきているのが
現状ではないだろうか。

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