井岡一翔キャリアの差を見せ田中恒成の4階級制覇を阻止


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20201231-0182

 昨夜大田区総合体育館で行われたWBO:Sフライ級タイトルマッ
チで王者の井岡一翔が、元3階級制覇王者で1位の田中恒成を8Rま
でに2度のダウンを奪いTKO勝ちで2度目の防衛に成功すると共に
至高のカードを制した。

 4階級制覇王者の井岡と全勝で4階級制覇に挑む田中の顔合わせ
となった今年の大晦日決戦の予想は判定になるとポイントのピッ
クアップが上手い井岡なのに対し、KOならばスピード的に上回る
田中という個人的な予想だったのだが井岡は田中の思い切ったア
タックをしっかり受け止めるだけでなくカウンターをビシビシ決
める見事な試合運びでのTKO勝ちだから素晴らしい。

 試合は1Rから田中が攻勢に出て井岡が迎え撃つという予想通り
の展開だが、これまた予想通りに井岡が的確なクリーンヒットを
重ねていく。

 田中の攻撃は見た目は派手だが攻め込みながら思ったよりヒット
は少なく井岡の細かいながらも的確なパンチがヒットするといった
展開で進み、5R終盤に井岡が左フックでダウンを取ると6Rにも再
び左フックがカウンターになってダウンを奪う。

 こうなると焦って田中が出てくるところに井岡のカウンターが
次々にヒットという一方的な展開になって迎えた8Rに、井岡の右
がヒットしダウンしたところをレフェリーがストップ。

 こうしてみるとテクニックや試合運びの妙でベテランの井岡が
キャリアの浅い田中に完勝した形だが、こうしてみると井岡は徳
山昌守のように対戦相手が強いほど輝くタイプだという事を実感
するものだ。

 つまりLフライ級やフライ級の頃は前所属ジムの慎重過ぎるマッ
チメイクが却って井岡の技を錆びつかせていたというのが分かる
し、昨年のカーミット・シントロン戦や今年の田中戦を見ると相
手が強いほど井岡の持ち味が鮮明になってくるのだから井岡本人
も言っていたように次戦以降はローマン・ゴンサレスやエストラ
ーダといった強豪相手との統一戦を行えば十分勝ち目はあるので
はないかと思ったりする。

 一方で田中も思い切った攻めをしたからこそ、噛み合った試合
展開になったわけで今回の負けは将来さらに大きくなるための高
い授業料だったと思えばいいと思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 2021我が家の... 宇宙猿人ゴリ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。