昭和東宝ビーム兵器はメーサーと冷凍光線

 東宝特撮映画の架空ビーム兵器の元祖は、地球防衛軍に登場する
マーカライトファーブと電子砲だろう。

 ミステリアンドームから発射される同様の光線を発射&撃ち返せ
るパラボラ状の光線で、続く宇宙大戦争ではナタール人に対し地球
軍はスピップ号をはじめ主要兵器は熱線砲だった。

 さらにモスラにもパラボラ状の旋回砲塔を持つ熱原子線砲という
熱線で東京タワーに取り付いたモスラの繭を焼くものの、逆にモス
ラの孵化を早めてしまうシーンがあった。

 ところが2年後の海底軍艦では轟天の艦首から冷線砲を発射した
り、挺身隊もアトミック冷線銃を所持していた。

 そして20世紀の終わりという時代設定の怪獣総進撃に原子力科学
調査船ムーンライトSY‐3が登場するのだが、武装として冷凍ミサイ
ルを使用しキラアク星人の宇宙船ファイヤードラゴンを撃墜してい
るのが印象的。

 つまり昭和30年代前半は熱線がメイン武器から30年代後半から
は冷線の方がメインになっているのだが、原子力系を基にした冷
凍光線が使われ始めた感じだ。

 ちなみに平成に入ったゴジラvsデストロイアに登場するメカ・
スーパーXⅢの主要武器は、機首先端から発射される超低温レー
ザーを中心とした冷凍攻撃で最終的にデストロイアにとどめを刺
している。

 そういった意味で東宝特殊メカの主要武器はメーサーと、冷凍
光線ではないかと思うのだ。

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