先週WOWOWでSSSSグリッドマンの再放送が一気にOAされた
ので1話から通して見ていると、なかなかよくできているなと思
ったし最後に電光超人グリッドマンとつながっているのに驚いた
クチでアニメファンと特撮ファンの懸け橋にもなる作品ではない
かと思ったのだった。
最終回のエンディングで実写になったのには驚いたし、どうやら
グリッドマンの世界は新条アカネの夢オチという事になるのだろう
けどアカネが六花からもらった定期入れはあるのだから単なる夢で
はなかったという事になるのか。
本物の新条アカネの夢の中に悪人であるアレクシス・ケリヴルが
乗り込んで憑りついていたのをグリッドマン達がやって来て、アカ
ネの夢の世界をフィクサービームで修復していったという形になって
いたわけだ。
実は70年代の週刊少年ジャンプに35回にわたって連載されてい
たドリーム仮面というのがあり、これが人の夢に入り込んで悪夢を
起こす者を倒して行くという内容だった。
今回のグリッドマンはアカネの夢の世界を修復した形だから、つ
いついドリーム仮面を思い出したのだ。
最後に目覚めたアカネは夢の世界と違い髪も長く、むしろ六花の
ような雰囲気だったわけで案外リアル・アカネは現実の世界で何ら
かのイジメを受けるような存在だったのだろう。
だからこそ自分の夢世界では自分を絶対に嫌いにならない六花と
いう友達を作りだし、怪獣を創り上げて自分の嫌いな者を襲撃させ
消し去ろうとしていたのではないか。
そしてそういうアカネのダークサイドに付け込んだのがアレクシ
ス・ケリヴだったわけで、これなど人のマイナスエネルギーが怪獣
などを呼び起こすというウルトラマン80以来の流れを電光超人グリ
ッドマンでも引き継いでいたから特撮ファンにも受け入れられるの
だろうと思う。
本来なら夢オチとして終わらせるのだろうが手前に六花からもら
った定期入れがある事から、グリッドマン達から救われた事を示唆
していたのだろう。
平成も終わりに近づいた時期に、こういう作品を見られたのは嬉
しいと思うのだ。