Final Episode:絆 ・ネクサス 孤門一輝偏

 SECTION-0内で憎しみのエネルギーでエボルトラスターを引き抜いてウル
トラマンに変身した凪だったが、これは石堀=ダークザギの罠だった。

 レーテに蓄積された恐怖のエネルギーが凪の憎しみにシンクロして光は
闇に変換されザギを復活させるエネルギーとなってしまった。
 その結果ダークザギは新宿に飛来して破壊活動を始め、凪が変身したアン
ファンスはレーテから発生した闇に飲まれていく。

 新宿に現れたザギと戦うため和倉隊長は傷ついた体でディバイトラン
チャーを抱え ただ1人出動して行く。
 副隊長の凪は闇にのまれ、孤門は凪を救うために闇の中に飛び込み
詩織は石堀に撃たれて戦闘不能だし石堀はダークザギだったという事で
シューターブースに乗り込んだ隊長が つい隣を見て改めて自分 1人しか
いない事を実感。

 なおかつ1人でも戦う事を決意して出動していくシーンが秀悦だ。  

 凪を救うために孤門は闇の中に飛び込んで行き、闇の霧の中で凪を懸命
に探す。
 そしてようやく闇の中に半身がのみ込まれている凪を発見。

 ‘副隊長~!ダメだ、闇に飲み込まれたら・・・・・ダメだ!

 あなたの厳しさがボクを今まで支えてくれた!

 あなたの強さがボクを勇気付けてくれた!

 憎しみは乗り越えられる・・・・・・

 副隊長・・・・・

諦めるなぁぁっ’という孤門の叫びに意識を取り戻した凪は
弱弱しく右手を伸ばす、そして・・・・・

 懸命に伸ばす孤門の右手を凪が握り締めると、そこから光が発生しウル
トラマンを復活させる。
 そしてコアファイナルで闇を吹き飛ばして脱出するとレーテは崩れ落ちた。
 その様子を見つめるイラストレーター。

 孤門が闇に囚われている凪を救助するために語りかけるシーンのセリフ
はEp32のラストで凪が死ぬ間際の溝呂木に語りかけた
‘あなたは昔、私の目標だった。
 あなたの強さが私を支え、私はビーストと戦えた。

 でもあなたは闇の力に負けた・・・・・’というセリフの裏返しのようだ。

 新宿で暴れるダークザギの左肩にδ機から発射されるクアドラブラスター
が炸裂、更に連射するがザギは腕で弾き飛ばし反撃する。
‘見た事もない戦闘機が現れ黒い巨人を攻撃してます’とニュースレポー
ターが中継する中、今度はアビロックミサイルを発射するがバリアである
ザギリフレクションに阻まれた。

 δ機はクロムチェスター3機全ての機能を持つメカなので隊長が単独で
出動しないといけない今回はδ機での出動は理にかなっているが、その
武器全てで殆どダメージを与えられないザギの凄さが分かる。

‘地球は・・・・来訪者の星と同じ運命を辿る・・・・・’とδ機の武器が
ことごとく防がれる様子を見ながら管理官は呟く。

  その頃レーテの闇から逃れた2人はザギが暴れている新宿に降り立つ。
 そして孤門の手にエボルトラスターが・・・・・

 光は孤門に受け継がれたのだ。

 孤門の脳裏に姫矢の、憐の変身する姿が浮かぶ。

 そして・・・・

絆・・・・・ネクサス’

と呟きながらエボルトラスターをかざして変身するのだった。

 その様子を頷きながら見守る凪。

 凪の視線を見ると弱虫だった弟が1人前になったのを喜んでいる
ような気がする。

 負傷した腕を操縦桿に括り付けて奮戦する隊長だが登場するδ機は遂に
ザギシュートを受ける。
‘もはやこれまでか・・・・・’と思っていた隊長に赤い光が降り注ぐとアンファン
スがδ機を救出していたのだ。
‘ウルトラマン、孤門なのか・・・・’

 隊長には自分を救ってくれたウルトラマンが孤門が変身した姿というのが
分かっていたのだろうか。 

 いよいよウルトラマンとザギ、光の巨人と闇の巨人の最終決戦が始まった。

 ‘もし この戦いでウルトラマンが勝利したならば、運命を変えられるかも
しれない’とイラストレーターは苦しげに言い、管理官から支えられる。

 まずいきなりザギシュートの連射を受け、アンファンスは あっさりと吹き飛
ばされる。
 やはりダークザギの力は強大だ。

 ウルトラマンの力を使いこなせずに怯むアンファンスに懐かしい声が
聞こえる。  

 ‘立て孤門!

お前は絶望の淵から何度も立ち上がった。

だから俺も戦えた’ 

 過去は変えられないけど未来は変えられると言って孤門を励ました姫矢
からだった。

 ふらつきながら立ち上がったアンファンスはジュネッスにタイプチェンジ。
 そしてオーバーレイシュトロームを浴びせるが、ザギは踏ん張って消滅を
免れる。

 立ち向かって来るザギのパンチをかわして回し蹴りを脇腹に打ち込むが、
キックのカウンターを受けて形勢逆転。
 そこへ今度は

‘負けるな孤門!

 俺も孤門のおかげで、最後まで戦えた!

ウルトラマンとして’
と憐からの声が聞こえるのだった。

 ザギが打ちかかってくるところを掴んで投げ、すかさず頭突きを距離を
取ったところで今度はジュネッスブルーにタイプチェンジする。
 そしてオーバーアローレイシュトロームを撃ち込むが右手で弾き飛ば
される。

イズマエルを倒した技も通じないのか’と愕然とする隊長に凪は
‘大丈夫、ウルトラマンは負けません’と力強く言う。

 ‘そうだよ、前にも新宿で悪い怪獣をやっつけてくれたもん’と少年が言うと
多くの人達がウルトラマンから助けられた事を思い出した。

 これはレーテが崩壊して人々の封印された記憶が甦ったのだ。

 その中にMPの面々も混じっていたが、みんなの顔が希望に溢れている
のを見た沙耶は満足そうな顔でメモレイサーの使用を止めるのだった。

 ザギはグラビティザギで一気に勝負をかけサークルシールドで防ぐウルトラ
マンを追い詰めていたが人々の応援する声が遂にウルトラマンを最終形態
のノアにタイプチェンジさせたのだ。

  ノアの神々しい姿に圧倒されたザギは立ち向かうが投げられた後にキック
を受けてダメージを受ける。
 なおも立ち向かうがパンチを受けた後にノアインフェルノで大気圏外に吹き
飛ばされた。

 ここでザギは大気圏外からライトニングザギを撃ち込むが、ノアの放った
ライトニングノアと ぶつかり合った結果ライトニングノアの威力が勝って押し
戻し吹き飛ばした。

 ‘私信じている、

 孤門君ならきっと守ってくれるって’
かつてリコから言われた言葉を孤門は今しっかり体現したのだった。 

 それから1年後‘世界各地でビーストが出現しているもののTLTの活躍に
より被害は最小限に抑えられている’というニュースが流れる中、飛来する
ビーストをケガの癒えた詩織を含めた4人のナイトレーダーの隊員達や
クロムチェスターが掃討していた。

 その様子をカメラバッグを肩に下げた姫矢准や自転車を走らせる千樹
憐が見上げていた。
 2人とも生きていたのだ・・・・・・

‘ボク達は生きている。

 例え昨日までの平和を失い恐ろしい現実に直面しても・・・・

 大切なものをなくし心引き裂かれても・・・・・

 思いもよらぬ悪意に立ちすくんだとしても・・・・・
 ボク達は生きる、

 何度傷つき何度も立ち上がりボク達は生きる。

 ボクらは1人じゃないから、キミは1人じゃないから・・・・・’

 転倒した少年に飛来したビーストが襲いかかっていたところを間一髪 孤門
のディバイトランチャーが撃墜した。
 そして少年に向かって言う

‘諦めるな!’

 頼もしそうに孤門を見上げる少年の目で物語りは終わる。     

 NEXUS  それは受け継がれてゆく魂の絆

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