2019選抜高校野球,第10日

平成元年優勝校の東邦が30年ぶり決勝進出


 1日の休養日を挟んで今日はいよいよ準決勝を迎える。

 第1試合は共に継投で勝ち上がってきた両チームだが習志野・飯
塚、明豊・大畑と好調なエース格が後から控えるので先発する習志
野の山内か岩永、明豊の若杉か寺迫が互いに何失点でつなげるか。

 第2試合は東邦・石川、明石商・中森というエースが中1日で臨む
のだから疲労の回復具合が注目になるし、打線がどこまで2人を援
護できるかだろう。

 第1試合:習志野 6-4 明豊

 1回に明豊は習志野の先発・山内から1番のHRで先制すると2番も
ヒットで続き、4番が歩いて5番の2ベースで幸先よく3点を先行。

 2回に2つの四死球で得たチャンスを潰した習志野は3回に1アウト
から、内野安打&エラーと四球で2アウト1・3塁から4番の時にWス
チールを成功させて1点返した後に4番のタイムリーで3-2と追い上
げる。

 その後試合は膠着状態で‘次の1点’をどちらが取るかになったの
だが、6回に2つのエラーで得た2アウト1・3塁のチャンスはを再
びWスチールを仕かけて失敗した習志野は7回に8番&9番の長短打
で遂に追い付く。

 なおも1アウト2塁をリリーフした大畑で凌ぐ明豊だが8回に習志
野は先頭の4番がHRで勝ち越すと、2アウト後7番&8番の長短打で
5点目を挙げ更にヒットと死球で満塁から暴投で6-3と突き放した。

 明豊も7回から登板した飯塚に対して8回に4番&6番の連続長打で
1点返すが反撃もここまで、6-4で習志野が逃げ切った。

 初回に幸先よく3点を先行した明豊だったが2回以降変化球主体に
切り替えた山内から3回こそ2安打で1・2塁とするが、それ以外は
3人で終わるなど追加点が入る雰囲気がなかったのが誤算だろう。

 そして今大会3試合ともリリーフで好調だった大畑が習志野打線
に捕まりHRを打たれただけでなく、余計な2点を追加されたという
のが最後まで響く事に。

 第2試合:東邦 4-2 明石商

 両チームとも東邦・石川、明石商・中森とエースが先発し互いに
ランナーは出すものの、6回の東邦以外は連打を許さず6回まで0-0
と緊迫した展開。

 7回に明石は先頭の6番が内野安打で出塁しバントで2塁に進むが得
点できず、その裏に東邦は2つの四死球で2アウト1・2塁から7番の3
ランで遂に東邦がリードを奪う。

 直後の8回に明石は2アウトから2ベースで3番が出塁すると4番の2
ランで1点差に迫るものの、その裏に東邦は1アウトから四球で出塁し
た9番を1番がバントで送ろうとするがフライを上げワンバウンドで取
ったキャッチャーからの送球が悪送球となり決定的な1点が入り万事
休す。

 結果的に中森が踏ん張っていた前半、特に4回のノーアウト2塁で
得点できなかったのが明石には痛かった。

 一昨日の準々決勝では7回でお役御免となった石川と9回まで161球
投げた中森の疲労度が終盤に影響したと思われるし、やはり昨年春を
経験した石川と2年の中森との経験値の違いもあったろう。

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