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こーじ苑
正真正銘のビッグマッチ・八重樫 東vsローマン・ゴンサレス
ゴンサレス「夢の試合」=WBCフライ級(時事通信) - goo ニュース
WBCフライ級王者の八重樫東が2階級制覇王者のローマン・ゴンサ
レスを迎え撃つボクシングファン必見の一戦まで10日をきった。
下馬評では日本人選手相手を含めて全勝のローマン・ゴンサレスが
断然有利で八重樫にしてみると判定まで持ち込めれば大善戦という
意見まであるしロマゴンが昨年11月に八重樫の初防衛戦で判定勝ち
したブランケットを2RでKOしているので力量差は歴然としている
と思われるが外国人選手はタイトルマッチとノンタイトルでは意気込
みが違うので参考になってもアテにはならない。
八重樫がゴンサレスを倒す事は考えづらいが昨年12月のエドガル・
ソーサ相手に戦ったスタイルで掻き回してペースを握れば長いラウン
ドを相手ペースで戦った経験がないゴンサレスを焦らせて自滅させる
事が可能だろう。
こういう試合前からハラハラした気分になる世界戦は最近では珍しく
日本人世界王者なら‘負ける事はなかろう’という先入観で見られる
試合が多いので、安心して見られるものの20世紀まであった世界戦
ならではのスリルを味わえる試合は少ない
スポーツファンには贔屓の選手の活躍を期待するだけでなく勝敗に
拘らずハイレベルの試合を見たいという希望もある。
20世紀までの世界戦には間違いなくファンの欲求を満たす2つの
要素があったのだが、最近では赤坂TVのボクサーを中心にした‘日本
人選手が勝てばいいだろう’的な世界戦が増えてうんざりしているファ
ンも多い。
それを考えると仮に八重樫が早いラウンドでKO負けしてもハイ
レベルの試合を見られたという事で心あるファンは満足するのでは
ないかと思うのだ。
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勝敗以上に大事なのは戦う選手達が いかに観客を喜ばせるかでしょう。
勝負事の常で勝つときもあれば、負けるときもあるのですから勝った時だけでなく負けた時にどう観客を魅了するかがプロですからね。
だから某一家の試合は観客や視聴者達も喜ばないのですよね。
残念ながら井岡はオヤジ傘下に入ったLフライ級時代から一気に堕落して、楽な相手としか対戦しなくなりましたから持ち前のテクニックが錆び付いてしまった感じですね。
5月のフライ級タイトル挑戦試合など‘ここまで劣化したか’と愕然としましたが、赤坂TVと組んだ穴王者探しの路線を修正する気はなさそうですから井上に期待するしかないようです。
ちなみに常勝でもマンネリで飽きられたのが落合時代のドラゴンズですね。
いやいや同じ大阪でも名城信男はカマセ相手の再起戦&
世界挑戦とやってましたけど、世界戦はそれなりの強い相手と戦ってましたので大阪のチャンプが悪いわけではなさそうです。
赤坂TVの名解説者の郡司氏は77年に和製ヘビー級と話題になったコング斉藤がカマセ犬と対戦した時に‘今後アイツの試合は一切解説しない’と激怒したという話ですから気骨があったし、コンビを組んでいた白井義男氏も際どい判定で日本人が勝っても辛口コメントをしていたのを思い出します。
彼らがいなくなってからの惨状は目を覆うばかりですね。
ドラファンのアカペラ応援はどうやら応援団がアブナイ連中だったから締め出した結果のようですね。
セサール・ゴメス・キーについては我々にも大した資料がなく、当時世界3位で具志堅の出世試合だったという
事ぐらいですからどんなスタイルだったかなどは謎です。
ただしアメリカ人とはいえネーミングからしてもメキシコ系アメリカ人なのでしょうね。
いろんな読み物によればゴメス・キー戦までは煮え切らないような試合ばかりしていたのが、ここでKO勝ちして前哨戦の8戦目では別人のような見事なボクシングをしたという事になりますね。
ペドロサ戦は北九州市総合体育館での試合で、日本人選手はここで輪島功一がタイトルを失いロイヤル小林がウィルフレド・ゴメスから倒されているので縁起が悪い会場と言われてましたけど連続KO防衛こそ止まったものの完勝したので呪いからは解放されました。
余談ながらペドロサは具志堅戦後にJバンタムに上げて
タイトルを奪取しましたし二郎氏でも倒せなかったのですから、具志堅が倒せなくても仕方なかったのではないでしょうか。
具志堅は戴冠試合が山梨でV2札幌、V3別府、V4名古屋、V5広島、V7川崎、V11大阪、V12高知、V13金沢で負けたのが沖縄でして、残りは東京開催です。
大阪でのV11戦は韓国の金竜弦相手で、本来なら1位のイラリオ・サパタだったのがサパタがWBCの方に挑戦したため東洋王者になったばかりの金が挑戦者になりました。
具志堅はポイント的には大差での圧勝だったものの頭から突進し打たれ強い金相手に拳を痛め、バッティングで出血するなど手こずりました。
余談ながら金は翌年6月に世界ランク2位の東洋王者として来日し渡嘉敷勝男とノンタイトル戦を戦い、先制攻撃で奪われたポイントを後半挽回しようとするものの逃げ切られて世界2位の肩書きを渡嘉敷に明け渡す事に。
半年後に世界を取った渡嘉敷ですが、6月に戦った金陣営が‘試合前に下剤が注入されたオレンジを食べて腹を壊したので負けた’とコメントしていたのが大きく扱われ毒物オレンジ事件として大騒ぎになるのです。
ですから渡嘉敷陣営が疑われたのは世界戦ではなく、
半年前の出世試合での事でした。
イラリオ・サパタのイメージは正解ですけどスパイダー根本が挑戦したのはエウセビオ・ペドロサで80年1月ですね。
もっともペドロサやサパタは共にパナマ人で体格やスタイルも似てますから間違うのは当然ですよ。
ペドロサは79年1月にロイヤル小林も13R終了TKOで下し最終的に19回もの防衛に成功してますから名王者でしたし、サパタは80年3月に中島成雄から82年7月に友利正から際どい判定でタイトルを奪取しリマッチではTKO勝ちと完勝してました。
ちなみに具志堅&二郎から敗れたラファエルはエウセビオの従兄弟らしいですよ。
具志堅-滝井戦は正しく世界戦前の前哨戦で、Jフライ級転向後の第2戦だったようですね。
毒物オレンジに関してはビートたけしが‘大体敵地に乗り込んで敵方から差し入れられた生ものを口にする方がバカ’の一言で収束した覚えがありますね。
まぁサパタもエウセビオ・ペドロサもタイプは同じ。
長身でリーチが長く、ジャブとフットワークで翻弄され接近したらクリンチという戦い方に日本人ファイターの愚直な突進は餌食になってましたからね。
だからか80年代半ばからは井岡弘樹のような相手より長身でリーチで上回る選手が日本でも蔓延りだしたわけですね。
メキシコ国歌はフランス国歌同様革命時に民衆の心を蜂起させるための歌ですから‘さぁ戦いに臨むぞ’というムードになりますし、メキシコ人は腕を水平に組んで
国旗を見上げて口ずさむのが特徴ですね。
高田次郎は好戦的なファイターでしたが75年にWBC王者のミゲール・カントにメキシコで挑戦しTKO負けした後に
77年の元日にWBA王者のグティ・エスパダスに挑戦し3Rの終了間際に貰った左フックでダウンすると一方的に打ちまくられてタオル投入のTKO負けでした。
ちなみにロイヤル小林がペドロサに挑戦する前に挑戦者決定戦として東洋王者の小林が日本王者の根本と対戦し、根本有利に見えたものの僅差の判定で小林が勝ってますね。