リベラ涙のホーム最終登板「最高の夜」(日刊スポーツ) - goo ニュース
レギュラーシーズン終盤を迎えたMLBは今日を終わって残り1カードとなり、
ポストシーズンに残ったチームと敗退チームの明暗が分かれる時期に入った。
黒田博樹やイチローが所属するNYヤンキースも今日がヤンキーススタジアム
での最終戦で、今シーズン限りで引退を表明していたNo1クローザーのマリアノ
・リベラが8回1アウトから本拠地最後の登板をして9回2アウトを取った時点で
デレク・ジーターやアンディ・ペティットに迎えられてマウンドを降りるという感動
的なシーンで締めた。
残念ながらチームがポストシーズン進出を逃したため上手くいけばWシリーズが
花道を飾る最後の登板になるはずが、今日が本拠地最終登板になってしまった事
だろう。
‘有終の美’という言葉があるように終わりよければ全てよし、Wシリーズや日本
シリーズで優勝して引退の花道を飾るというのは選手達も望むところだろうが
意外にそれを達成した選手は少ない。
日本のジャイアンツではチームの看板だった川上哲治・長嶋茂雄・王貞治・原辰徳
らの現役最後の年は日本一を逃しているし掛布雅之・山本浩二・衣笠祥雄らも然り。
昨年はホークスの小久保裕紀が8月に引退を表明した後にチームが勝ち始めて
‘もしや’と思われたが最終的に3位に終わりCSもファイナルSで敗退し日本一に
なれなかった。
つまりチームの看板ともいえるスーパースターのラストイヤーは日本一や世界一
という有終の美を飾れずに終わるというのが‘法則’になっているようで、反対に
言えば有終の美を飾れないのがスーパースターの条件という事になるのだろうか。
それを考えると数字的にはスーパースターではなかったものの現役最後の年の
リーグ戦優勝を決めた試合で2ベースを放ち、日本シリーズの最終戦ではHRを
放って日本一を花道に引退した中畑清は稀有な例なのだろう。