W杯初勝ち点から20年

 今から20年前の昨日02年6月4日にフィリップ・トゥルシエ監督
率いる日本代表は、埼玉スタジアム2002で行われた日韓W杯グル
ープステージ初戦でベルギーと対戦し2-2で引き分け歴史的勝ち
点1を獲得した。

 試合はお互いにロングボールを放り込む慎重な立ち上がりを経
て後半に入ると57分に
ウィルモルツのゴールでベルギーが先制す
ると、日本も直後の59分に鈴木隆行がつま先で押し込むゴールで
追い付き67分に稲本潤一が決めて遂に勝ち越す。

 ところ71分にがDF森岡隆三がケガで交代し直後の75分にファン
デルハーデンに決められ追い付かれ、86分に
稲本が2点目を決め
勝ち越したかに思われたが謎のファウルの判定で取り消され2-2
の引き分けとなった。

 以前記したように‘2試合目のロシアには勝ち目がないからベル
ギーには必ず勝たないといけない’的な発言をしていたセルジオ
越後や金子達仁らにとっては‘勝ち点3が1に減った’のだろうが、
個人的にはベルギーも勝ちを計算できる相手ではない事から初戦
での勝ち点獲得は悪くないスタートだと思った。

 しかもコスタリカ人レフェリーは妙に日本に辛い笛だったし、
フラット3のDFライン中心だった森岡隆三がケガで途中離脱と
いうアクシデントから失点しているのを見ると余計にそう思う。

 日本の特徴だったフラット3DFはディフェンスラインを高く設
定しオフサイドを取りに行くのだが、対戦相手は02年に入って2
列目の選手がDFラインの押し上げに反応して裏側に飛び込む戦術
を取り始めラインコントロールがより重要になっていた。

 そんな中でDFラインの指揮官である森岡がケガで交代し、宮本
恒靖が入った直後だからラインの呼吸が少し乱れていたところを
突かれた感じで不運な失点ではあった。

 にも拘わらず負けなかったし4年前に3試合目の後半に入ってよ
うやく挙げた1点が、今回は59分に挙げたのだから得点しての勝ち
点ゲットという最低目標は達成したのだから‘よくやった’ではない
のかと思う。

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