ウルトラマンガイアEP36・再会の空

　今回から藤宮博也の復活偏。

　EP26・決着の日でゾーリムが発射した炎の爆発で消えた藤宮だったが、
実は生きていて あらゆる事を試していたようだ。
　我夢にアグルの力を与えた後にプロノーン・カラモスに行ったもののアグル
の力は戻って来ず、あらゆる海を調査していた結果ノルウェーの島の洞窟
でゾーリムが現れた壁画を見つけ目の部分にナイフで傷を付ける。

　ジオベースに乗り込んだ藤宮はGUARDが開発した対空間レーザーシス
テムをハッキングしてウィルスをアップロードした。
　ジオベースでの事件を知ったKCBは、エリアルベース同様犯人が藤宮だと
断定する。

　一方の我夢は藤宮が生きている事を知って捜索するべく EXで出動する
が、後ろから藤宮が乗った小型ジェットが追っていた。
　すると小型機のホログラムモニターに突然 死んだはずの稲森博士が現れ
根源的破滅招来体の力で蘇った事を告げる。
　そして藤宮を誘惑しようとするが、触れた瞬間に稲森博士の体が崩壊を
始めた。
　強力なウィルスプロテクターを仕掛けていたのだ。

　リザードが藤宮の潜伏場所を見つけ我夢と玲子が入って行く。
‘協力できない理由なんて無い’と言う我夢に対し藤宮は
‘俺はたくさんの人を傷つけた、俺は その償いをしなければならない’
と言い
‘そんな事で誰もあなたを責めない、あなたが変わらなきゃ出会った意味
なんて何も無い’と言う玲子には
‘例え君達が許しても、俺に構うな！’
と応えていた時に瀬沼が入ってきて藤宮を拘束しようとする。　

　だが藤宮は腰にくくり付けている多数の手榴弾と起爆リングを見せ
‘接触すれば爆発する。今度 会う時は手加減するな、でなけりゃお前が
ケガをするぞ’と言い残して脱出した。

　やがて宇宙空間の対空間レーザーシステムが藤宮にコントロールされ
エリアルベースに向かってレーザーを照射、我夢はガイアに変身してフォトン
エッジを放ち衝突させる。
　ぶつかったエネルギーはゾーリム出現の時同様ワームホールに吸い込
まれた。
　そして藤宮の小型機はワームホールに突入し内部で自爆しようとしたが、
ガイアから助けられる。

　ワームホールから現れたXサバーガは3体に分離してガイアを撹乱、
更に右手から小型のXサバーガを出すとガイアに吸い付かせエネルギーを
奪って爆発する。
　ガイアを助けたい藤宮だがアグレーターは光を失い変身できず、絶望して
池に投げ捨てるがXサバーガの姿が1体しか映ってないのを見抜くと腰の
手りゅう弾を本体に向けて投げつけた。

　本体を現したXサバーガにガイアはスプリームバージョンにモードチェンジ
すると赤い光に包まれて飛び蹴りし爆発させて倒した。

 ‘どうして俺を助けた！’

と食ってかかる藤宮に

‘甘ったれるな！そんな償い方なんて誰も求めていない！
　君を心配している人はちゃんと居るのに どうしてそれを
分かってやらないんだ！’

と我夢は応える。
　そして去って行く藤宮に

‘もう僕たちの間に闘う理由なんて何も無いんだ’

と呟くのだった。