ことわざを最初に喋った外星人=ザラブ星人

 現在公開中のシン・ウルトラマンにはメフィラス星人が登場し、
山本耕史演じる人間体で度々‘私の好きな言葉です’と言って妙に諺
を流用しながら交渉するのが話題を呼んでいる。

 その内訳は‘郷に入っては郷に従え’‘善は急げ’‘備えあれば患いな
し’‘呉越同舟’の一方、嫌いな言葉として‘目的のためには手段を選
ばず’‘捲土重来’があった。

 諺を使いこなすと何となく賢く感じられるわけで、いかにも地
球に長く滞在して馴染んでいたかと思わせる雰囲気になる。

 一方で宇宙人が地球の諺を何で知っているのか?という素朴な
疑問まで湧くわけだが、これ昭和の時代からあったツッコミ所で
怪獣VOWなどでネタになっていた。

 かつてULTRASEVEN CRAZY FAN BOOKというウルトラセブン
ファンサイトの にせウルトラセブン編レビューで、悪者は必ず
格言を流用すると記されていた。

 これ伊良湖岬にあるサロメ星人の秘密基地を探りに行ったモロ
ボシ・ダンが逆に罠に嵌り捕まった時に星人が言うセリフが、
‘ようこそセブン、ミイラとりがミイラ…。まんまと罠にかかった
わね’だ。

 まぁセブンではペロリンガ星人のようにイソップ童話の狼少年
の話まで知っている星人まで登場するのだが、セブンに登場する
星人は人類と直接会話できるという設定があった。

 ウルトラマンでは宇宙語翻訳機がなければ会話ができない設定
になっており最初に登場したバルタン星人は硬直光線を浴びたア
ラシを使って話しており、最初に翻訳機越しではあるが会話した
のはシン・ウルトラマンにも登場したザラブ星人。

 ハヤタはザラブ星人が土星ロケットを支配しているのを確認し
帰投しようとするが星人から見つかり‘ハヤタ君、好奇心は身を亡
ぼすという’と言いながらハヤタを捕える。

 このEPの脚本は金城哲夫だから、宇宙人=外星人にしゃべらせ
ただけでなく、諺をも使わせた最初のEPになるだろう。

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