ジャンプ&男子スピードスケートに復活の兆し

男子500Mは小平に続けず…山中5位、加藤6位、長谷川14位

 平昌五輪11日目の昨日は20年前の長野五輪で金メダルを獲得し
日本を沸かせたスピードスケート男子500とジャンプ団体戦が行な
われ、残念ながらメダルは逃したものの将来的には希望の残る結果
にはなった。

 先に行なわれたスピードスケート男子500は山中大地が5位では
加藤条治が6位と2人が入賞したわけだが、最近のW杯などの状態
から見ればメダルを逃したのは残念だが実力通りの結果だったと思う。

 またジャンプ団体戦は竹内択・伊東大貴・葛西紀明・小林陵侑の順
番で12か国中7番目に飛んだわけだが、最も公平な風の中だったため
良くも悪くも地力がモロに出た形で竹内から8回続けて6位の順位が
変わらずに終わった。

 スピードスケートは2大会前のバンクーバーで長島圭一郎と加藤
条治が銀&銅のアベックメダルを取ったものの、この2人頼みのチー
ム構成が続き彼らに続く若手選手の台頭がなかったし500のスペシャ
リストばかりという状態になっていた。

 それが初出場の長谷川はミスから34秒台を出せなかったが1組目に
登場して14位は次回が楽しみだし日本人トップは山中で、前回表彰台
独占されたオランダ勢に勝ってのものだから これからが楽しみだ。

 基本的に今回の男子500は混戦状態で誰がメダルを取ってもおかし
くないという予想だっただけに‘あわよくばメダル'と期待されたわけ
だが、山中はW杯で初めて2位になったレベルではメダルというのは
厳しいし5位という順位は健闘したというべきだろう。

 ジャンプも最終的に4年前の銅メダルから当時最も若かった清水
礼留飛と小林陵侑が入れ替わっただけではあるものの、今大会のW杯
ランキングでは不調で団体戦メンバーから外れた小林潤志郎が日本人
トップとようやく新しい人材が出てきた感じで特に小林は最も距離が
出にくい4番手で130m台を2本揃えたのだから悪くない。

 今回はトップ10にメンバーが最も多く入っているノルウェーが
2位以下を大きく引き離しての初優勝しドイツが2位で、3位はW
杯1位のカミール・ストッフを擁するポーランドだがスキー王国の
オーストリアはポーランドから大きく離されての4位でスロベニア
との争いという形になっていた。

 つまり僅かばかりの事で順位が大きく入れ替わるのがジャンプだ
から今シーズン好調だった小林兄弟に清水あたりが復活し、葛西や
伊東が脇を固める布陣が組めればメダルに手が届くようになるので
はないかと思うのだ。

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