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こーじ苑
日本女子マラソン遠い夜明け
重友3位、世界代表へ名乗り=ガメラが2人目3連覇―大阪国際女子マラソン(時事通信) - goo ニュース
今年の8月に北京で開催される世界陸上の代表選考レース・大阪
国際女子マラソンが今日行われ、ウクライナのタチアナ・ガメラ・
シュミルコが2:22:09のタイムで大会3連覇を飾った。
一方ロンドン五輪代表だった重友梨佐は折り返しまでガメラと
併走していたものの、そこから突き放されて独走を許しただけで
なく30㌔付近ではラトビアのエレナ・プロコプツカからかわされ
3位に終わった。
とりあえずロンドン五輪後に失速した重友の復活というのは
明るい材料だろうし、少なくとも11月の横浜国際での田中智美
の記録は上回っているのも事実だ。
ただし2:26:39という記録はタイムが出やすい大阪ならではと
いう事を考慮に入れる必要があるし、それ以上に日本人1位とは
いえ折り返しまでしかガメラと戦えなかった事と30㌔過ぎに3位
に落ちた事を考えると素直に喜べない。
日本の女子マラソンは00シドニー・市橋有里、04アテネ・坂本
直子、08北京・中村友梨香と最年少選手が五輪後に不調に陥り
フェイドアウトするケースが多い。
経験がモノを言うマラソンだから2大会続けて出場すれば前回
の経験を生かして失敗を取り返す事ができると思うのだが、意外
にも五輪出場で燃え尽きたかのように消えてしまう事で日本の
中で経験の積み重ねができないという事態に陥っており高橋尚子
や野口みずきらの後釜もこれでは育たない。
陸連の幹部は重友の3位を‘エースが帰ってきた’的な事を
語っていたが、今の状態ではロンドン5位の相手に完敗するの
だからエースとは言えない。
タイムが悪くてもトラック勝負まで持ち込むとか25分を切った
タイムでゴールするならば救いもあるが、エースとか大黒柱と
いう表現は本人の重荷になるだけだから止めた方がいいだろう。
92バルセロナで有森裕子が銀を取って以来04アテネまで日本
女子は4大会連続でメダルを獲得していたのが、北京以降メダル
から遠ざかるばかりで強くなるのに時間はかかるけど弱くなる
のはあっという間という事を痛感する昨今の日本女子マラソン
陣だ。
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いくら人材輩出の波があるとはいえ、ここまでの落ち込みは意外ですね。
男子は箱根至上主義の影響での弱体化というのが分かりますけど、女子の場合はそこまでないので安心してましたが・・・・