残念とねぎらいの、なでしこ銀

なでしこ、銀メダル=米国が3連覇―サッカー〔五輪・サッカー〕(時事通信) - goo ニュース

 日本時間の今日早朝に行われたロンドン五輪の女子サッカーファイナルは五輪
2大会連続優勝のアメリカが昨年のW杯王者の日本に2-1で勝ち五輪3連覇を
達成、
残念ながら なでしこは銀に終わった。

 本気で金を目指していた事もあり残念ではあるが本当によくやったと思うし
昨年の
W杯優勝がフロックではなかったというのが世界に証明され、サッカーの
聖地・ウェンブリースタジアムでのファイナルに相応しい戦いを見せた。


 正直言って個人的には昨年のW杯優勝は実力だけでなく幸運が重なった結果
いう見方をしていたので、ロンドン五輪は銅メダルを確保できれば成功だと
考えて
いた。

 日本がW杯で披露したパスを しっかり繋いでポゼッションを高めていくスタイ
ルは
女子サッカーでは出色の存在だったが、その反面成功した戦術は1年も
すればライバル
達から研究されてアドバンテージにはなりえない。

 いい例が75年の世界選手権で2位に入った女子バスケットがメダルを期待
された
モントリオール五輪で6チーム中5位に終わった事を見ても、1年前の
アドバンテージが
あっという間になくなり活躍を継続する事が難しくなるのは
歴史が証明している。


 どうしても五輪を異常なまでに重視するマスゴミはW杯優勝=五輪でもという
目で見てしまうし、五輪で活躍しないと評価してもらえないという特異性がある。

 それを考えるとW杯優勝はロンドンでのメダル獲得という使命を過剰に負う事に
なったわけで、この1年はメンバーにとってはプレッシャーとの戦いの日々だった。

 それまで殆ど女子サッカーに見向きもしなかったマスゴミが手のひらを返した
ように
大挙押しかけて微に入り細に入り取り上げまくると、ろくろく休む間もなく
国内リーグが行われて9月に劣悪な条件の中ほぼ中1日で5試合をこなすロン
ドン五輪のアジア最終予選が行われ出場権を取る事に成功。


 ところがチームの大黒柱だった沢穂希が3月のアルガルベ杯で体調を崩して
ダウンし、何とか五輪本番には間に合わせたものの昨年のW杯のコンディショ
ンからは、程遠いものがあった。


 よくしたもので日本のスタイルはアメリカも取り入れ3月のアルガルベ杯では
1-0と勝ったものの6月にスウェーデンで行われた招待試合では1-4で完敗
すると、フランスにも圧倒されて0-2で敗れ日本のアドバンテージが ほとんど
なくなっている事が判明。


 ここで例によって日本のガン細胞であるマスゴミが‘下手すればベスト8敗退も
ありえる’的な報道で不安感を煽るだけでなく、コンディション調整のために2位
狙いを行えば‘フェアプレー精神に反する’などという見当違いな非難を浴び
せる始末。


 結局ブラジルやフランスから一方的に押し込まれながらも勝てたのはコン
ディションを整えるための2位狙いが成功した以外の何物でもない。


 今回の なでしこジャパンの戦い方やコンディションの持って行き方は世界と
戦うための格好のロールモデルになるので、しっかりと検証して今後の代表
強化に生かして欲しいもの。


 こういった世界を相手に戦えるノウハウを作り上げただけでなく世界中から
賞賛されるスタイルを作り、女子サッカーのレベルアップにも貢献した なで
しこジャパンのスタッフや選手達には感謝の言葉もない。


 マスゴミも なでしこジャパンを一過性のブームとして使い捨てるのではなく
未来永劫フォローしていく義務があるのは言うまでもないだろう。

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