鉄腕・が亡くなって1年経つが

 早いもので鉄腕と言われた稲尾和久が亡くなって今日で 1年経つ。
 昨年の今頃、ネットを覗いていると突然‘稲尾和久死去’ という記事が
載っていて驚いたのを昨日のように思い出す。

 あれから1年経った。 

 稲尾が所属していたライオンズは前オーナーが否定していた西鉄の
歴史を今年から引継ぎ‘ライオンズクラシック’として西鉄時代のユニ
フォームを選手達が着用しプレーしただけでなく、豊田泰光らのOBを
招待して始球式などを行ったが豊田が

‘稲尾をこの場に立たせてやりたかった’

と言っていたのが印象深かった。

 ただ 稲尾の偉大さを偲ぶのはいいが、必ずといっていいぐらい
‘稲尾は先発して完投した翌日にリリーフで投げるなど毎日のように
投げていた。それに引き換えイマドキのピッチャーは・・・・’ とOBの方々が
コメントする。
 確かに稲尾のスピリッツは偉大だったが、今のピッチャーと比べるのは
やめた方がいいだろう。

 稲尾の時代と今ではバッティングのレベルが全然違う。
 昭和の時代は高校野球が点をやらないスタイルで戦っていたので、
3時間の練習時間の間では2時間は守備練習をしていたのでバッティング
練習は1人5分前後。
 今の高校野球は点を取って勝つスタイルが主流だからバッティング
練習の量が飛躍的に伸び、智弁和歌山など1人で1時間半打つらしい。

 高校時代から これだけ打っていればバッティングのレベルは飛躍的に
伸びるに決まっている。
 だから完投できていたピッチャーが減り、分業制が定着したのだ。

 先発して完投した翌日リリーフをしても打たれる可能性の方が高く
なったから、日本シリーズのような短期決戦を除いてレギュラーシーズン
ではありえない。

 今の時代に稲尾が現役だったらどこまで投げられるか?

 それは稲尾亡き今 永遠の謎となっていると考えた方が
ロマンがあっていいだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
並の投手かも (こうちゃん)
2008-11-16 01:07:04
今の時代に、昔のような投番をしていたら、並の投手で終わっていたかも。なのに、今時の…なんていう化石のような考え方を押し付ける様な輩は、過去にでも送りこんで、滅ぼしてしまいましょう。でも、稲尾投手の功績は色褪せる事はないでしょうね。
 
 
 
比較のモノサシが (こーじ)
2008-11-17 09:22:35
>こうちゃん様
 結局、今と昔では比較のモノサシが違ってきてますからね。
 どうしてもOB連中は自分達がやっていた事こそ最高という感覚で見ているのが そもその間違いだと思ってますからね。
 なんでOB達に昔は昔、今は今という大人の考えができないか不思議でなりません。
 
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