年間最高試合を見逃した!

 20年前の昨日88年6月27日は後楽園ホールでWBC世界Jフライ級タイトル
マッチが行われた日だ。
 14回防衛していた名王者の張正九に大橋秀行が挑戦した試合で、88年
度の年間最高試合に選ばれた一戦である。
 1年半前に敵地・仁川でプロ入り7戦目で挑戦し5RでTKO負けした大橋が、
5ヶ月前に喜友名朝博との挑戦者決定戦で勝っての挑戦。
 今回は地元での挑戦だけに、かなり期待された。

 試合は3Rに張から3度のダウンを奪われた大橋が起死回生の右をヒット
しタフで鳴る張をグラつかせた。
 3度ダウンした大橋よりも深刻なダメージを被った張は、残りの時間を
大橋にしがみつくようなクリンチで凌いで回復に務めた。
 そしてダメージから回復した張は8Rで大橋を仕留めて15度の防衛に成功
するのだった。
 敗れたものの大橋は、この試合で評価を上げ1年半後の90年 2月にスト
ロー級に落として崔漸煥を9RでKOし3度目の挑戦で世界を取るのだった。

 私は、この試合を生観戦しようと思えばできた。 というのも、この日は月曜で休日。
 昼間に講習会があったものの、夕方からは予定がなく部屋に帰ってTV
観戦していた。
 手狭な後楽園ホールなので、入場料は安くても1万円はする。
 当時の私にとって月末という事もあり1万は痛い出費だったのだ。
 しかも万が一、1万のチケットが売り切れていたら非合法組織から購入
する事になるが 予算は1万が限界だったので諦めざるを得なかった。

  ただTV観戦していて‘やはり多少無理しても行けばよかったかな・・・・’
と忸怩たる思いが残ったのだ。
 だから95年8月13日に地元の田川で行われたWBA世界フェザー級タイト
ルマッチは、祖父の初盆だったにも拘らず生観戦したのだった。

 あれから20年経ち、大橋は当時の倍のサイズで活躍中だ。 

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