今シーズンのオオタカの森、少しおかしいと感じている。 ♂の餌運びのインターバルが長く、雛の成長が遅いと感じる。 十数年間観察した中で、一番巣立が早かったのは6月3日、一番遅かったのは6月22日である。 今の状態からすると、今期は6月中には巣立できないような状態に感じる。
特定の森だけではなく、他の森も含め全体的に同じ様な状況なのである。 と言うことは、特定の地域だけではなく、全体に及ぶ原因が何かあるのかもしれない。
原因として考えられるのは、気候(気温、雨、陽射し)である。 5月中旬に急に気温が高くなり、真夏の様な日が続いたかと思うと、ここの所春先の様な気温の低い日が続いている。 このようなことが影響しているのだろうか。 または、PM2.5の様な大気の汚染なのか?
または、営巣地近くの鳥相や餌となる鳥の個体数などに、何か変化があったのだろうか。 いずれにしても、観察・調査を続け、基本的なデータとオオタカの様子を、記録し続けなくてはならないようである。 地道な努力が必要なのである。
今シーズン、最後までちゃんと親が雛を育て上げるのか、何となく不安があるので、見届けなくてはならないと思っている。 自然はいつまでも同じように続く。と、思ってはいけないのかもしれない・・・・。
コシアキトンボ。