アイドルの撮影を阻止するマネージャーか!?(笑)
残り少なくなって来た季節来遊魚の内の1ぴきであるヨスジフエダイを撮影しようと思ったら、キュウセンに邪魔されました。あまりにもナイスタイミングだったので、ブログネタにしました。
と、ここまでは実は伏線で、ここからが本題です。
昨日、海で釣り人に邪魔だと言われました。
過去に2度ほど、言われた事があります。その内、1回は保安部に携帯で電話までされました。
もう1回は、今年の夏です。
僕も、釣りはたまにやりますので、釣りに対しては否定的ではありません。(マナーの問題は多々ありますが)
しかし、邪魔だと言われれば、それはこちらにも言い分があるだけに、カチン!ときます。
過去の2回は、ブログに書かなかったのに、何故?今回は書く気になったかと言うと、そのやりとりがあまりにも面白かったからです。
僕は、日常生活であまり人と争ったりする気になりません。大概の場合、些細な事で、この幸せな気持ちを壊したくないからです。
だからと言って、まったく怒らない訳ではなく(笑)理不尽な事や間尺に合わない事は、解決を試みたい!と思います。
その釣り人は、エキジットして来た僕に歩み寄り、話しかけてきました。よくある事なので、きっと魚はいるかとか、水温はどうか?とか、海の中の様子をききに来たのだと思っていました。
すると、その人からは思いもよらぬ言葉が発せられました。
「まわりの人たちが遠慮して言えないようだから、私が言わしてもらうが、釣りの邪魔なんだよね!」
ならば、何でこの方は遠慮出来なかったのでしょうか?
「ダイバーが潜っていると釣れないんだよ」
ダイバーが潜っていても釣れます。水中で、幾度と無く釣られた魚が横を通り過ぎてゆきました。
僕は、この不思議な抗議に対して「僕は、ここで20年以上潜っていますが、文句を言われたのは、あなたで3回目ですよ」と投げかけてみた。
するとこの方は墓穴を掘ってしまった「3回も言われてりゃ上等だ!」
一体、僕がこの海でどれくらいの回数、どれくらいの時間を過ごしているのか、その母数をきっとご存知の無いこの方が、3回も言われていてまだ分からないのか?こいつは...と思ってしまう。
極めつけの発言が「わたしは○○○と言う団体を昭和40年に立ち上げた3名の中のひとりで、写真家の館石昭も知り合いだ!」
そう捨て台詞を残して行ってしまった。(爆)
ダイビングの経験者で、しかも日本のダイビング創世記に携わった人間の一人を自負する偉大な人が、ダイバーがエントリーした後に、投げ竿を構え、その場所に正確にエキジットして来たダイバーをつかまえて、文句を言って、何故?ダイビングをすると邪魔なのか?を論破しないまま行ってしまった。しかもタチの悪い事に、その後にエントリーしようとしたダイバーにも文句を言って、そこから潜らせなかったと聞いた。
真崎に常習的に通う釣り人は、ダイバーのエントリーエキジット場所では竿を構えないという暗黙のルールがあり、その不文律を守る事でお互いの利益を尊重していると思っています。県外やここでのルールを知らない人が文句を言うのは仕方がないことですが、ダイビング経験があり、ダイビング擁護の立場をとらなければならない(温かい目でダイバーを見守る立場の)人がダイバーに対してそんな事を言っている。
僕らが海岸で釣りを止めさせる事が出来ない事と同様に、釣り人がダイビングを中止させたり、止めさせたりする権利はありません。仮にダイビングは別だろ?と強者の意見を持って対応しようとするのならば、ダイバーは弱者としての救済を求めます。
そんな無益な争いはしたくはありません。
ダイバーも釣りも、その他のマリンスポーツも三保真崎海岸を彩る世界的に見ても特異で素晴らしい風景の一つです。
その風景の一角を欠落させないように、お互いがお互いを尊重して、自分の趣味を継続させる事に心がけることが大事だと思います。