以前から、この行動の意味が分からず「そこまで擬人化したら面白過ぎ」るだろぉ...と、ある意味「迷宮」入りしていた謎に迫ってみます。
スズメダイの産卵では、この「接吻」が産卵中にしばしば見られるので、それを「熱烈な」とか「情熱的な」などと、あたかも人の行為と同一視
した観点で捉える事がありましたが、いくらなんでも乱暴過ぎるだろう...とも思っていました。
昨日、やはりメスを産卵床に誘うオスを見たので、産卵に至る行動を観察しながら、このシーンを撮影しました。
手前がオスで、左側がメスです。
メスの下部からは、産卵口が突出しているのが確認できます。
他の魚類でも、産卵前に噛み付き行為が見られる種(サメやハゼ)や体を擦り付けるような行為(テンジクダイ科など)をするものがいますが、
この「接吻」はスズメダイの種類に見られる特有な行為では無いでしょうか。
噛み付きや擦り付けは、産卵前の準備行動や単に刺激による信号(合図)だと考えられますが、接吻はもう少し違う深い意味があるように考えら
れます。
オスが産卵床付近で、必死に目立つパフォーマンスを繰り返し、合意したメスが床に着くと、いきなり攻守が入れ替わったように、メスが積極的
に「接吻」をするのです。
もちろん、単純に合意(同意)の合図としての行為かも知れませんが、誘因物質の受け渡しがあるのでは無いのかと考えます。
真崎の定点観察でも、少し触れましたが、スズメダイの産卵は「産み足し」の形態をとっています。
一見、不特定多数のメスと産み散らかしているように思える産卵ですが、実はこの行為に因って、同じメスと1セットの産卵を完結させているの
ではないかと考えたのです。
その後は、ペアを変えて、何度かの産卵をしていると思われますが、1セット(2回ないし3回)の産卵は、同じ個体による産卵では?と考える
のです。
皆さんは、どのように考えますか。
何で、こんなに難しい事を考えているのかと言うと、金曜日に小学校で行う「海洋教育」の授業のスライドの構成をしていて、行き詰まって...
息抜きをしているからです。(笑)
ある意味、こんな話しも面白いのかも、と思った次第です。
スズメダイの産卵では、この「接吻」が産卵中にしばしば見られるので、それを「熱烈な」とか「情熱的な」などと、あたかも人の行為と同一視
した観点で捉える事がありましたが、いくらなんでも乱暴過ぎるだろう...とも思っていました。
昨日、やはりメスを産卵床に誘うオスを見たので、産卵に至る行動を観察しながら、このシーンを撮影しました。
手前がオスで、左側がメスです。
メスの下部からは、産卵口が突出しているのが確認できます。
他の魚類でも、産卵前に噛み付き行為が見られる種(サメやハゼ)や体を擦り付けるような行為(テンジクダイ科など)をするものがいますが、
この「接吻」はスズメダイの種類に見られる特有な行為では無いでしょうか。
噛み付きや擦り付けは、産卵前の準備行動や単に刺激による信号(合図)だと考えられますが、接吻はもう少し違う深い意味があるように考えら
れます。
オスが産卵床付近で、必死に目立つパフォーマンスを繰り返し、合意したメスが床に着くと、いきなり攻守が入れ替わったように、メスが積極的
に「接吻」をするのです。
もちろん、単純に合意(同意)の合図としての行為かも知れませんが、誘因物質の受け渡しがあるのでは無いのかと考えます。
真崎の定点観察でも、少し触れましたが、スズメダイの産卵は「産み足し」の形態をとっています。
一見、不特定多数のメスと産み散らかしているように思える産卵ですが、実はこの行為に因って、同じメスと1セットの産卵を完結させているの
ではないかと考えたのです。
その後は、ペアを変えて、何度かの産卵をしていると思われますが、1セット(2回ないし3回)の産卵は、同じ個体による産卵では?と考える
のです。
皆さんは、どのように考えますか。
何で、こんなに難しい事を考えているのかと言うと、金曜日に小学校で行う「海洋教育」の授業のスライドの構成をしていて、行き詰まって...
息抜きをしているからです。(笑)
ある意味、こんな話しも面白いのかも、と思った次第です。
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