木が語る人生・8(死と病の章 II)
透明「・・・・・。」
恵那「どうしたの先生」
透明「・・・この話の前に、聞いておいてほしい事があるんだけど、
先生の人生の中で、幾つか後悔していることがあってね
そのひとつが、まだ先生が恵那ちゃんと同じ16歳
だった時の話なんだ
当時、先生の親友が突然自殺してしまってね」
恵那「」
透明「正直、後悔しても後悔しきれない出来事だったんだけど、
残された者の辛さは計り知れないものになったよ
どうして気づいてあげられなかったのか
何故、相談してくれなかったのか
どうしてどうしてって、頭の中をグルグル
その言葉だけが回ってた」
恵那「そんな・・・。」
透明「誰のせいで自殺したのか
何が原因で自殺したのか
誰の何がそこからは、ご家族も友達も皆、
犯人や原因捜しに躍起になっていたんだ
先生は、まだこの力を全てコントロール出来ていた
訳じゃなかったけど、葬式の日はじめて親友の木人図
を視て愕然とした」
恵那「・・・先生苦しかったら、話さなくていいよ」
透明「ううん 聞いておいて
親友の木人図には、自殺の道がなかったんだ」
恵那「」
透明「それから先生は、自殺について色々調べてみたよ
この辛い経験も踏まえて、ハッキリ言えることは、
自殺だけはしてはいけない
こんなに切なくて、これほど本人が辛い想いをしているのに、
死後の世界ではそれを認めてはくれないんだ」
恵那「どういうこと」
透明「ふ~っ ごめんね熱くなりすぎた
少し、落ち着いて話そうね」
恵那「大丈夫」
透明「うんありがとう
木人図には、自殺という終わり方は描かれていない
というより、もしそれを描いて作ってもあの世では、
許可が下りることはないんだ」
恵那「じゃあ、自殺はあくまでも自分の意志100%ってこと」
透明「・・・残念ながら、そうなる
恵那ちゃん自殺する人って、死ぬ時に何を想うと思う」
恵那「う~ん・・・世の中に対しての恨みとか
誰かを恨んだりするのかな~ それとも、失望とか」
透明「先生が、今まで視てきている中では、そんなに後ろ向きな
人はいなかったかな」
恵那「」
透明「大半の人はね 自殺に希望を持っているんだ」
恵那「希望」
透明「今の現状を捨て、辛い呪縛からの解放を得て、
もう一つの世界へ旅立つ
そこには、今のしがらみや辛さ、苦しさの無い世界が
待っているのではないのか
そんな、悲しいくらいの切なる願いが希望となって、
誰に知らせることなく旅立ってしまう・・・。」
恵那「・・・。」
透明「正直辛いよね
誰もが、もちろん先生もだけど、死んでしまいたい
と想うことは人生で数回はあるものだと想う
でも、いざ自殺しようとすると、まだ死に希望をもてない人が
大半なんじゃないかな
だから、踏みとどまれるのかもしれない」
恵那「それ、恵那もわかる気がする・・・」
透明「それでも、希望を持って自殺をしてしまった人は、
残念ながらその希望を打ち砕かれることになる」
恵那「 どうなるの」
透明「修業の放棄は、どんな理由でも大罪
徳との相殺をしたとしてもこの大罪は、
大業として一生かけて得られるだけの徳との相殺で
はじめて許されるほどのもの
途中で修業を中断した人には、
到底相殺出来る量の業ではない。
だから、ほとんどの人が、獄界
地獄界へ無条件で導かれてしまう」
恵那「そ、そんな~」
透明「・・・自殺をした人が悪いとは、先生は思わない
それだけ耐え難い辛さを味わって、
自分ではどうすることも出来なくなったからこその決断
なのだろうから、その人の辛さを想うと、苦しくなる・・・。
しかし、たとえ状況がどうであれ、実際のところ
大罪の烙印を押されてしまう
だから、先生は想うんだ
自殺してはいけない
その先には、希望は待っては、くれていないから・・・。
あの世に帰ってまで、辛い想いをして欲しくないから」
恵那「・・・先生・・・。」
透明「ふ~っ ごめんね
自殺についてはこれぐらいかな」
恵那「地獄に行った人を助けることって・・・」
透明「方法はあるでも、やる方は
多大なるリスクを覚悟しなくちゃいけない・・・。」
恵那「そ、そっか~っ
・・・もう一つ聞いていい」
透明「」
恵那「自殺じゃなくて、他殺は」
透明「他殺の場合
さっき言った三つ折れがほとんどかな
でも、中にはその事を木人図に描いてきている人も
希にいる」
恵那「えっ マジ」
透明「その場合はちょっと特殊で、
前世での因縁があって、
それを今回の人生で清算することを、
殺す人・殺される人、双方で
決めてくる場合が本当に希にあるんだ」
恵那「何だかあの世って、とってもドライな感じが」
透明「そうだね 恵那ちゃんが思うよりもずっと、
あの世は規則の厳しいところだよ
その代わり、それさえ守れれば
苦労や痛みの無い、素晴らしい世界ではあるけどね」
恵那「は~っ カルチャーショックだわ」
透明「まあまあ さて時間も無いし、話を進ませよう」
恵那「は~い」
透明「次は、恵那ちゃんの人生と直接関係してくる話」
恵那「何、何」
透明「木人図と運の関係」
今回は、少し重い内容でしたが
周りで自殺をした人がいて、残されてしまった辛い体験を
したことのある人には、辛い想いをさせてごめんなさい
上手く伝えられているか心配ですが
どうしても事実を隠してお話することが
良くないと想い書かせて頂きました。
ズケズケと書いてしまったこと、どうかお許しください
次回は、運の章に入ります
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
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透明「・・・・・。」
恵那「どうしたの先生」
透明「・・・この話の前に、聞いておいてほしい事があるんだけど、
先生の人生の中で、幾つか後悔していることがあってね
そのひとつが、まだ先生が恵那ちゃんと同じ16歳
だった時の話なんだ
当時、先生の親友が突然自殺してしまってね」
恵那「」
透明「正直、後悔しても後悔しきれない出来事だったんだけど、
残された者の辛さは計り知れないものになったよ
どうして気づいてあげられなかったのか
何故、相談してくれなかったのか
どうしてどうしてって、頭の中をグルグル
その言葉だけが回ってた」
恵那「そんな・・・。」
透明「誰のせいで自殺したのか
何が原因で自殺したのか
誰の何がそこからは、ご家族も友達も皆、
犯人や原因捜しに躍起になっていたんだ
先生は、まだこの力を全てコントロール出来ていた
訳じゃなかったけど、葬式の日はじめて親友の木人図
を視て愕然とした」
恵那「・・・先生苦しかったら、話さなくていいよ」
透明「ううん 聞いておいて
親友の木人図には、自殺の道がなかったんだ」
恵那「」
透明「それから先生は、自殺について色々調べてみたよ
この辛い経験も踏まえて、ハッキリ言えることは、
自殺だけはしてはいけない
こんなに切なくて、これほど本人が辛い想いをしているのに、
死後の世界ではそれを認めてはくれないんだ」
恵那「どういうこと」
透明「ふ~っ ごめんね熱くなりすぎた
少し、落ち着いて話そうね」
恵那「大丈夫」
透明「うんありがとう
木人図には、自殺という終わり方は描かれていない
というより、もしそれを描いて作ってもあの世では、
許可が下りることはないんだ」
恵那「じゃあ、自殺はあくまでも自分の意志100%ってこと」
透明「・・・残念ながら、そうなる
恵那ちゃん自殺する人って、死ぬ時に何を想うと思う」
恵那「う~ん・・・世の中に対しての恨みとか
誰かを恨んだりするのかな~ それとも、失望とか」
透明「先生が、今まで視てきている中では、そんなに後ろ向きな
人はいなかったかな」
恵那「」
透明「大半の人はね 自殺に希望を持っているんだ」
恵那「希望」
透明「今の現状を捨て、辛い呪縛からの解放を得て、
もう一つの世界へ旅立つ
そこには、今のしがらみや辛さ、苦しさの無い世界が
待っているのではないのか
そんな、悲しいくらいの切なる願いが希望となって、
誰に知らせることなく旅立ってしまう・・・。」
恵那「・・・。」
透明「正直辛いよね
誰もが、もちろん先生もだけど、死んでしまいたい
と想うことは人生で数回はあるものだと想う
でも、いざ自殺しようとすると、まだ死に希望をもてない人が
大半なんじゃないかな
だから、踏みとどまれるのかもしれない」
恵那「それ、恵那もわかる気がする・・・」
透明「それでも、希望を持って自殺をしてしまった人は、
残念ながらその希望を打ち砕かれることになる」
恵那「 どうなるの」
透明「修業の放棄は、どんな理由でも大罪
徳との相殺をしたとしてもこの大罪は、
大業として一生かけて得られるだけの徳との相殺で
はじめて許されるほどのもの
途中で修業を中断した人には、
到底相殺出来る量の業ではない。
だから、ほとんどの人が、獄界
地獄界へ無条件で導かれてしまう」
恵那「そ、そんな~」
透明「・・・自殺をした人が悪いとは、先生は思わない
それだけ耐え難い辛さを味わって、
自分ではどうすることも出来なくなったからこその決断
なのだろうから、その人の辛さを想うと、苦しくなる・・・。
しかし、たとえ状況がどうであれ、実際のところ
大罪の烙印を押されてしまう
だから、先生は想うんだ
自殺してはいけない
その先には、希望は待っては、くれていないから・・・。
あの世に帰ってまで、辛い想いをして欲しくないから」
恵那「・・・先生・・・。」
透明「ふ~っ ごめんね
自殺についてはこれぐらいかな」
恵那「地獄に行った人を助けることって・・・」
透明「方法はあるでも、やる方は
多大なるリスクを覚悟しなくちゃいけない・・・。」
恵那「そ、そっか~っ
・・・もう一つ聞いていい」
透明「」
恵那「自殺じゃなくて、他殺は」
透明「他殺の場合
さっき言った三つ折れがほとんどかな
でも、中にはその事を木人図に描いてきている人も
希にいる」
恵那「えっ マジ」
透明「その場合はちょっと特殊で、
前世での因縁があって、
それを今回の人生で清算することを、
殺す人・殺される人、双方で
決めてくる場合が本当に希にあるんだ」
恵那「何だかあの世って、とってもドライな感じが」
透明「そうだね 恵那ちゃんが思うよりもずっと、
あの世は規則の厳しいところだよ
その代わり、それさえ守れれば
苦労や痛みの無い、素晴らしい世界ではあるけどね」
恵那「は~っ カルチャーショックだわ」
透明「まあまあ さて時間も無いし、話を進ませよう」
恵那「は~い」
透明「次は、恵那ちゃんの人生と直接関係してくる話」
恵那「何、何」
透明「木人図と運の関係」
今回は、少し重い内容でしたが
周りで自殺をした人がいて、残されてしまった辛い体験を
したことのある人には、辛い想いをさせてごめんなさい
上手く伝えられているか心配ですが
どうしても事実を隠してお話することが
良くないと想い書かせて頂きました。
ズケズケと書いてしまったこと、どうかお許しください
次回は、運の章に入ります
続く・・・。
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