廃院の怪・3
そこは、何とも言えない禍々しさが漂い、
決して部外者を歓迎するような雰囲気ではなかった・・・
透明「・・・実家に」
円「まだ言うか」
ぺしっ 円も心なしか突っ込みにキレがない
透明「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
円「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
病院の前で立ちつくす二人・・・
透明「あのさ~、何でこんな夜遅くに来たわけ
雰囲気バッチリじゃん 昼間にすれば良かったのに」
円「しょうがないじゃん 透明が、鑑定休まないから」
透明「いやいや
別に今日じゃなくても良かったんじゃないの」
円「・・・締め切り明日なんだもん」
透明「・・・お前は、売れっ子マンガ家か~」
円「だって恐かったから、後回しにしてたら
忘れてたんだもん」
透明「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
何だかため息ばかり
もうしょうがない 乗り込むぞっ」
円「いってらっしゃ~い」
透明「はぁ~~~~~~~~~っ」
円「えっ 行くのは、透明だけだよ」
透明「な、なんですと」
円「あっそうそう 言い忘れてたけど、
中に必ずここの霊を集めてるモノがあるはずだから、
それを取って来てね デスペルするから」
透明「・・・あの~ 円さん」
円「んっ」
透明「お前も来い」
と、円の首根っこを捕まえ、引きずって行こうとする私
円「無理無理無理無理無理無理馬鹿無理無理無理無理っ」
透明「・・・何か、聞き捨てならない言葉が入っていたようなって
な、なんだこの汗」
円「私、憑依体質なの透明も知ってるでしょ
自我を保つの大変なの
呪いはいいけど、霊はダメなの~っ」
忘れてた 円は、幼い頃から憑依体質で、
霊に触れられるとすぐに憑依されてしまう
だから、私を頼って来たのか
・・・だったら、こんな仕事断わればいいのに~っ
て言うか、最初から数に入れられてた気も・・・。
透明「わ~ったわ~った
行ってくるから、しばらくここから
離れて休んでなさい」
円「は~い」
くっ 何だか、すご~くはめられた感があるけど、
しょうがない
私は、錆のきている門を開け、中に入っていった
「ギギギギギギギギ~ッ ガシャン」
効果音抜群だね
病院は、非常灯すらついて無く、
漆黒の闇が広がっている
その中でも円の言うように、多くのこの世のものではない者の
気配が蹂躙していることが、私の肌を透して感じられてきた
「サササッ」
透明「」
今、何か前を通ったよな~
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません
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円「まだ言うか」
ぺしっ 円も心なしか突っ込みにキレがない
透明「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
円「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
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雰囲気バッチリじゃん 昼間にすれば良かったのに」
円「しょうがないじゃん 透明が、鑑定休まないから」
透明「いやいや
別に今日じゃなくても良かったんじゃないの」
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円「だって恐かったから、後回しにしてたら
忘れてたんだもん」
透明「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
何だかため息ばかり
もうしょうがない 乗り込むぞっ」
円「いってらっしゃ~い」
透明「はぁ~~~~~~~~~っ」
円「えっ 行くのは、透明だけだよ」
透明「な、なんですと」
円「あっそうそう 言い忘れてたけど、
中に必ずここの霊を集めてるモノがあるはずだから、
それを取って来てね デスペルするから」
透明「・・・あの~ 円さん」
円「んっ」
透明「お前も来い」
と、円の首根っこを捕まえ、引きずって行こうとする私
円「無理無理無理無理無理無理馬鹿無理無理無理無理っ」
透明「・・・何か、聞き捨てならない言葉が入っていたようなって
な、なんだこの汗」
円「私、憑依体質なの透明も知ってるでしょ
自我を保つの大変なの
呪いはいいけど、霊はダメなの~っ」
忘れてた 円は、幼い頃から憑依体質で、
霊に触れられるとすぐに憑依されてしまう
だから、私を頼って来たのか
・・・だったら、こんな仕事断わればいいのに~っ
て言うか、最初から数に入れられてた気も・・・。
透明「わ~ったわ~った
行ってくるから、しばらくここから
離れて休んでなさい」
円「は~い」
くっ 何だか、すご~くはめられた感があるけど、
しょうがない
私は、錆のきている門を開け、中に入っていった
「ギギギギギギギギ~ッ ガシャン」
効果音抜群だね
病院は、非常灯すらついて無く、
漆黒の闇が広がっている
その中でも円の言うように、多くのこの世のものではない者の
気配が蹂躙していることが、私の肌を透して感じられてきた
「サササッ」
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今、何か前を通ったよな~
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