



ユマ「ねえ
貴方
」


透明「はい
」


ユマ「貴方、美莉さんの知り合いなんでしょ
」

透明「そ、そうですけろ
」

あっ
やべっ
噛んじゃった





ユマ「ぷっ
けろ
けろだって



あははははははははっ
」


よ、喜んでくれて、光栄です



透明「と、ところで、ユマさんは美莉と
どういったご関係なんですか
」

ユマ「私の師匠と美莉さんが友達なのよ
」

透明「師匠
」

ユマ「そう
私の魔法の先生
」


透明「
」

私は、耳をほじほじしながら聞き返す

透明「ま、魔法ですか
」

ユマ「そうよ
」

驚いた
出で立ちから、単なるコスプレーヤー


とばかり思っていたけど、この子本当に魔法使いの卵なんだ

確かに、ヨーロッパは魔法の本場だけど・・・。
ただのオタクとばかり

透明「で、でも、ユマさん日本人ですよね
」

ユマ「違うわよ

産まれも育ちも国籍もあっちよ

たまたま、父も母も日本人なだけ
」

透明「も、もしかしてなんですけど・・・

ユマさんの探している人って、
魔法使いとか・・・
」


ユマ「そうよ
貴方、何か知っているの
」


や、やばい

何だか、とんでも無いことになってきた

まさか、この子が探しているのって・・・

さっき、ユマさんが言っていた言葉を思い返してみる



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
ユマ「その方は、崇高な使命を持ち、この世を
浄化する為、日々この国を奔走されている方
世界を救うべく存在するただ唯一の絶対的な光なの
貴方に、わかるかしら
」
浄化する為、日々この国を奔走されている方

世界を救うべく存在するただ唯一の絶対的な光なの

貴方に、わかるかしら

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
・・・完全に円のプロフィール的な文言だ



世界征服という夢を体の良い言葉で言うと、
こうなるのね・・・

ユマ「答えなさい
日本屈指の魔法使い
円様の居場所を
」


円様の居場所を

ユマさんは、何だかわからないけど、変な杖の小さい版
みたいなのを、こちらに向けている・・・。
透明「(・・・どうして、魔法使いという輩は、
こんなのばっかりなんだ・・・
)」
こんなのばっかりなんだ・・・


私は、徐ろに携帯電話を取り出す・・・

「ぴっ
・・・・ぷるるるる
ぷるるるる
ガチャ
」




円「はいは~い
アナタのアイドル
円ちゃんだよ~~~っ
」


円ちゃんだよ~~~っ

一瞬、切ろうとボタンに手をかけたが、思いとどまる

透明「おい
円くん


お前にお客さんがきてるぞ
」

円「はい
」

透明「ヨーロッパから、ワザワザお前に会いに
きたらしいんだけど、回収にきてくれるか
」


円「・・・・あんたのその口調からすると、
いかにも、面倒な予感しかしないんですけど
」

ちっ
変な感が働きやがって


透明「そ、そんなこと無いぞ

お前を崇拝しているみたいだぞ



それに、その子、美莉から
」

「プツン
プーッ
プーッ
」



透明「・・・・・アイツ
」

円の態度からして、何か知っているな 

次回、円を引っ張りだします 

続く ・・・。







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