



渋谷の外れ・・・。
透明「え~っと・・・確か、ここらへん・・・

あっ
いたいた
」


ユマ「あ、あの方が、円様

貴方
凄いじゃない
何でわかったの
」



透明「もちろん
占い師ですから
」


何故か、誇らしげな透明先生

しかし、円のヤツ、こちらに気がつかないくらい
珍しく真剣だな~



円は、空き地の中央に立ち呪文を詠唱している

円「デルゼ・バーゼ・・・ルクルス
」

辺りの空気は一転
肌寒いくらいの温度の変化を

感じる

ユマ「す、凄い
」

透明「・・・そうかな~
」


ユマ「えっ
」

円にしては、術が甘くないか

辺り空気は変わったが、それほどの浄化作用を
感じない・・・。
と、その時

土地の真ん中から何かが飛び出す

円「来た来た~
縛るよ~ん
」


円の動きが活発になる

土地から飛び出した妖魔のようなモノは、
一瞬にして術に縛られ、もがき苦しんでいる



円「くすくす
早く楽になりたければ、

私のモノになっちゃいなさ~い
」

そう言うと、円の指輪に吸い込まれる妖魔

円は、ここに巣くった妖魔を自分の使い魔に
しようとワザと術式を弱めておびき出していたようだ

円「
・・・誰っ
」


透明「やっと気がついた
」

円「と、透明
・・・と、いうことは・・・
」



ユマ「ま、ま、まどぅか様 
」


円&透明「・・・・・・。」
噛んだよね
今・・・


円「ぷっ
あははははははははっ
」



透明「ま、円
そんなに、ぷっ
笑っちゃ
」




ユマさん、顔真っ赤っか



ユマ「円様
私をで、弟子にしてくださいいいい 
」



透明「
」

円「
」

私も、円も耳をほじほじ

再度、聞き直す・・・。
透明「で、弟子って言った
今
」



ユマ「はい
」

円「・・・・・パ~ス
」

ユマ「
」

透明「は、早っ
ま、円
少しぐらい話を
」




円「何言っているの
この子、既に師匠が

いるでしょ

アンタ、私達の師匠を簡単に裏切れる
」

透明「
」

円「この子は、そう言うことを平気で言ってるんだよ
」

透明「・・・・・・。」
ユマ「あっ
・・・・ご、ごめんなさい・・・。
でも・・・私・・・ぐすっ・・・
」

でも・・・私・・・ぐすっ・・・

あ~あっ
泣いちゃった・・・


でも、確かに今の言葉は良くないかな



私達は、ユマさんが泣きやむのを待っていた ・・・。
続く ・・・。







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