誰がために鳥は鳴く ・14
私は、扉の裏で聞き耳を立てることにする
恵那「え、え~っと・・・」
恵那ちゃん頑張れ
君が今まで通ってきた道は、必ず役に立つ
はずだから
君が桐子ちゃんを救うんだ
恵那「よし・・・キリちゃ~ん
それじゃぁ~、ボール遊びをしましょうね」
桐子「・・・・・・う・・・。」
恵那「」
いいぞ少しだけ声がでた
恵那「まずは、お母さんがボールを転がすから、
キリちゃんが取るんですよ~」
桐子「・・・う・・・ん・・・。」
恵那「は~いいくよ~っ」
ボールがゆっくりと桐子ちゃんの方へ・・・
桐子「・・・・」
桐子ちゃんがゆっくりと、ボールをとる
恵那「や、やった~凄いよキリちゃん」
恵那ちゃんの声が本当に嬉しそうだ
恵那「次は、そのボールをお母さんに返してみて」
桐子「・・・・・うん。」
桐子ちゃんが、ゆっくりとボールを転がす
恵那「キリちゃんすご~い」
そういうと、桐子ちゃんを抱きしめて喜ぶ恵那ちゃん
恵那ちゃんからすると、この一か月の苦労が吹っ飛ぶほどの
喜びなのだろう
恵那「・・・ねえ、キリちゃん
次は、何して遊ぼうか」
桐子「・・・・お・・・おままごと・・・。」
恵那「おままごとかぁ~それじゃ~、一緒に
御飯を作ろう」
桐子「う・・・ん・・・。」
桐子ちゃんも久しぶりに自分の声を聞いたのだろう
少し戸惑っているようにも聞こえる・・・
二人は、おままごとを始め、おもちゃの野菜を切ったり、
それを鍋に入れたりして、楽しんでいた
少しづつだが、桐子ちゃんの声もスムーズに出てきた
ように感じる・・・。
ように感じる・・・。
恵那「ねえ、キリちゃん」
桐子「・・・なに・・・お・おかあさん・・・。」
恵那「キリちゃんの声は、小鳥のように可愛いね」
桐子「」
恵那「お母さん、キリちゃんの声、とっても好きだなぁ~」
桐子「キリ・・・嫌い・・・。」
恵那「えっ」
桐子ちゃんが纏っている空気が、変わったように感じる
そろそろ、戻るべきか
いや、恵那ちゃんの力を信じるべきか
次回、恵那先生踏ん張りどころです
続く ・・・。
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