


私は、もうしばらく恵那ちゃんに
任せることにした・・・

透明「(とりあえず、恵那ちゃんの心の声も
聞き取りながら様子をみるか・・・。)」
聞き取りながら様子をみるか・・・。)」
恵那「キリちゃん・・・
」

桐子「・・・・・。」
恵那「(どうしたらいいんだろう・・・
こんなとき、先生だったら・・・。)」

こんなとき、先生だったら・・・。)」
桐子「・・・・・。」
桐子ちゃんの顔が、人形に戻ってゆく・・・。
恵那「(やさしく、やさしく・・・桐子ちゃんの
心を汲み取るように・・・。)
心を汲み取るように・・・。)
キリちゃん
どうして自分の声が

嫌いなの
」

桐子「
・・・・・。」

恵那ちゃんは、桐子ちゃんに優しい笑顔で問いかける・・・

恵那「大丈夫だよ
ゆっくりでいいから、

教えてくれる
」

桐子「・・・・・キリ・・・・・。
キリの声・・・お母さん、嫌いだから・・・。」
恵那「
・・・どうしてそう思ったの

」




桐子「・・・キリが話すと・・・お母さん、怒るの・・・。
お母さん・・・キリの声・・・。」
お母さん・・・キリの声・・・。」
恵那「そっか・・・。」
なるほど・・・桐子ちゃんは、自分が人形になる理由を
そこにも結び付けていたのか・・・。
恵那「きっと、お母さん疲れていたんだね
」

桐子「えっ
」

恵那「だって、キリちゃんの声は本当に天使みたいに
可愛いんだもの
」
可愛いんだもの

桐子「・・・・・。」
恵那「それにね
」

桐子「
」

恵那「キリちゃんのお母さんは、ちゃんとキリちゃんの
声を聞いてくれていたんだなぁ~って思ったんだ
」
声を聞いてくれていたんだなぁ~って思ったんだ

桐子「・・・
」

恵那「あっ
ごめんね
少し難しかったかな



でも、キリちゃんのお母さんは、ちゃんとキリちゃんの
声を聞いて怒っていたんでしょ
」

桐子「・・・うん・・・。」
恵那「それって、キリちゃんの言葉をちゃんと聞いて
くれていたからなんだと思うんだ
」

桐子「でも・・・。」
恵那「(もう少しのはず・・・言葉は難しいけど
先生のように・・・。)
先生のように・・・。)
言葉って、相手がどんなことを思っても、
伝えなきゃ伝わらないんだ

それを受け止めてくれる人がいるというのは、
幸せなことだと思うよ

あははっ
リキャちゃんは、少しキリちゃんが羨ましいかな
」



桐子「・・・うらやましい
」

恵那「うん
リキャちゃんには、お父さんもお母さんも

いないから、伝えたいこと伝えられなかったんだ
」

桐子「
」

恵那「キリちゃんは、お母さんが怒ったとき、
どんなことを思っていた

リキャちゃんには、お母さんがいなかったから、
教えて欲しいんだ
」

桐子「・・・悲しかった・・・。」
恵那「(う~ん・・・難しい・・・どうすれば・・・
)

そうだったんだ・・・でも、リキャちゃんには
その想いは伝わったよ
」

桐子「
」

恵那「キリちゃんが悲しかったこと・・・。
今のキリちゃんが、感じていることがキリちゃんの
声で、よ~くわかった
」

桐子「・・・・・・。」
あっ
ちょっとまずいかな


桐子ちゃんが考えるのをやめようとしている・・・。
恵那「(これじゃない
何とかしなくちゃ
)」


続く ・・・。







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