占い師の日記

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原点へ・・・。・16

2019年02月16日 08時00分00秒 | 初心忘れるべからず(透明の自戒)*
原点へ・・・。 16 



それから数日後


私の元へ、立派な興しに乗った、

 依頼者が到着する
・・・。

輿から降りたその女性は、私のいる社の前で

お付きの者と話しているようだった


女性「・・・何と穢らわしい場所よ

   本当に、わらわは此処に入らねばならぬのか

お侍「はいここにおります、薬師でなければ、

   祟りを祓うことができませぬゆえ・・・。」

女性「はぁ・・・・致し方あるまい・・・。」


お侍様に説き伏せられ、仕方ない様子

社の戸を開く・・・。


戸の外から現れたその女性は、綺羅びやかな

 出で立ちをしており、ひと目見て、高貴な家系の方

だとわかる・・・。



女性「わらわの形代は、お主か

   ・・・何と醜い ・・・。」


同じくらいの年齢の女性は、何か汚いモノをみるように

頭を下げている私を上から見下ろしていた


雪乃「ようこそいらっしゃいました・・・。

   この度、姫様の形代を務めさせていただきます、

   百薬師の雪乃にございます


姫様と呼ばれたことがお気に召したのか

少し機嫌をなおされたその女性は、病魔を克服した

 ばかりの私に気遣う素振りを見せる


女性「雪乃とやら、此度はよろしくのぉ~

   上手く言った暁には、わらわから褒美をとらすぞ

   見たところ、年もわらわとそう変わらんようだ

   そうじゃ美しき着物をやろう

   少しは、見栄えも変わろう


はぁ~・・・一番いらないものかも・・・

そう心の中でつぶやきながらも、天岱様を思い

 感謝の言葉をのべる
・・・。


この後、私は女性を仏様の前に座らせ、女性を蝕む祟りを

 その身に宿す祈祷
を始めるが、女性は病魔で皮膚がタダレた

 醜い私
に触れられたくないようで、私もかなり気を使う

その上、病気がうつらないようにというお気持ちからか

距離をおく素振りも見せ、非常にやりにくい



そんな中、何とか祈祷を始める私は、女性の身体から

 立ち上る祟りを見て驚愕する
 



雪乃「オン・・・バザラ・・・

   (なんて、禍々しいの・・・これは、私でも・・・。)」


周りの人には聞こえない声が、私の耳に木霊する・・・。


喰ろうてやろう・・・。  

   「呪うてやろう・・・・  。」

殺せ ・・・殺せ  ・・・・。」

   「末代まで許さんぞ・・・  。」


口にも耳にもしたくない沢山の声が、心を凍らせてゆく

この時の私は、身近に死を感じていた・・・。 





          続く ・・・。





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