


その頃、透明・怜班は、昴を追って
山道を爆走中・・・。
透明「しかし、何で逃げるかねぇ~

怜「・・・さあ

透明「相変わらず、ドライな対応だねぇ~


でも、さすがの昴でも、この人数で
逃げ切れるとは思っていないと
思うんだけど・・・。」
怜「・・・勝算・・・あるんじゃない

透明「えっ

不利な賭けに出るようなヤツじゃない

怜「・・・多分・・・やる気・・・

透明「なるほど

使うには、うってつけの場所というわけか

クスクスッ

怜「・・・嬉しそう・・・

透明「何時以来だろう

あいつと、正面からぶつかるの

怜「・・・はぁ~

・・・正面からじゃないかもね

透明「

後方から、何かが追ってくる

怜「・・・妖精

透明「1・2・3・・・・20くらいか

怜「迎え撃つ

透明「いや、昴を捕捉してからでも間に合うでしょ

怜「んっ

透明「了解

一気にスピードを上げる二人





妖精との距離がドンドン離れてゆく

しばらく走ると、昴の気配がする場所まで
後、50メートルまで近づく・・・。
透明&怜「

「ドガッ




二人同時に、行き足を踏み込み急ブレーキをかける

透明「・・・・・。」
怜「・・・・・。」
透明「随分と、用意周到だな

(ちっ

されていたのに気が付かなかった・・・)」
怜「・・・ウズウズ・・・・

透明「怜さん


怜「ゴ、ゴーレム・・・RPGキタ~ッ

透明「(あっ


怜が昴の用意したゴーレムに飛びつく

皆さんが想像するゴーレムというと、
ドラクエとかの石などで出来たガーディアンを
思い浮かべる人もいると思うが、今私達の
目の前にいるのは、動く蔦を携えた木人形

元々ゴーレムの概念は、主要なエネルギー源と
それを操る方陣式があれば作ることができる

問題なのはエネルギー源なのだが、
そこはさすが妖精王

自然に溢れる、妖精の気質を循環させ、
ただの枯木をゴーレムに仕立て上げている

透明「怜さん



そのゴーレムは、蔦が動きますよ~

・・・って、聞いてないし

怜「おおおお~っ


体はチョットしか動かないのが残念だけど
蔦がニョロニョロ動いてる~


透明「怜さん


怜「

透明「あっ

急にゴーレムの蔦が、勢いよく怜に巻き付く

怜「・・・捕まった・・・

透明「何してんのーっ

怜さん、ゴーレムの蔦に絡まって捕縛

っていうか、自分から捕まりにいったようなもの
なんですけど


続く・・・。







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