護禊の理(ごけいのことわり)・12
蒲田「私はやはり、今の会社に残ることを
選択します」
透明「おっそちらを選びましたか」
蒲田「意外でしたか」
透明「そうですね
蒲田さんのことだから、会社でのやり甲斐が
大きい方を選ぶかと思っていたので、
少しだけ意外だったかもしれません」
蒲田「確かに、これからの人生でやり甲斐を求めるなら
新しい会社のような気がしていたのですが
意外にもその会社で活躍する自分を想像
した時に、自分がそのプレッシャーや期待に
耐えられない気がしてしまったんです」
透明「ああ~何となくわかります」
蒲田「それに、今の会社には恩もあるので、
もし残りの時間を会社への恩返し
として使えるなら、そちらを選ぶのが
正しいと思えたんですよ」
透明「恩返し」
蒲田「私は、幼い頃に父を亡くし、母が必死に
私を育ててくれたんです
もちろん当時は女性の給料も低いので
貧乏暮らしでした・・・。
当然、大学なんて出られませんでしたが
今の会社の先代社長が学のない私を
拾い上げてくれ、母に普通の暮らしを
させてやれる程にしてくれました
世代も代わり、今は社長の息子さんが
後を継いでいますが、先代の社長への
恩返しと考えれば、今の会社の支えになる
ことは願ってもないことですし、会社と
対立する可能性がある会社への転職は
自分が許せそうになかったんですよ」
透明「なるほど
その判断も蒲田さんらしい・・・。」
蒲田「あははっまあ今の社長にはそこまでの
思い入れは無いんですけどね
ただ何となく、自分の価値観で判断
してしまいました」
透明「十分な理由だと思いますよ
さて会社のことはこれで決まりましたが
問題は、次の二択です
これもご家族との理想的な未来を想像
してほしいので、一度ご家族とのこと
書いてみてくれますか」
蒲田「わ、わかりました・・・」
そう言うと、蒲田さんは5年後の家族との
最良な姿を想像し始める・・・。
透明「・・・・・。」
蒲田「・・・・・。」
透明「・・・・・。」
蒲田「・・・う~~~~~ん・・・」
透明「」
蒲田「ううっ・・・む~~~っ」
さっきから蒲田さんのペンが止まったままだ
蒲田さんにとっては、こちらの方が難しい
のかもしれないな・・・。
蒲田「う~む・・・先生申し訳ない
いざ考えるとなかなか想像できなくて・・・。」
透明「焦らないで大丈夫ですよ
もしご家族とのことで中々想像ができない
ようであれば、昔、ご家族と過ごした
楽しかった思い出をベースに考えてみると
書きやすいかもしれないので
もう少し考えてみてください」
蒲田「わ、わかりました・・え~っと・・・」
こりゃ~、時間かかりそうだ
続く・・・。
蒲田「私はやはり、今の会社に残ることを
選択します」
透明「おっそちらを選びましたか」
蒲田「意外でしたか」
透明「そうですね
蒲田さんのことだから、会社でのやり甲斐が
大きい方を選ぶかと思っていたので、
少しだけ意外だったかもしれません」
蒲田「確かに、これからの人生でやり甲斐を求めるなら
新しい会社のような気がしていたのですが
意外にもその会社で活躍する自分を想像
した時に、自分がそのプレッシャーや期待に
耐えられない気がしてしまったんです」
透明「ああ~何となくわかります」
蒲田「それに、今の会社には恩もあるので、
もし残りの時間を会社への恩返し
として使えるなら、そちらを選ぶのが
正しいと思えたんですよ」
透明「恩返し」
蒲田「私は、幼い頃に父を亡くし、母が必死に
私を育ててくれたんです
もちろん当時は女性の給料も低いので
貧乏暮らしでした・・・。
当然、大学なんて出られませんでしたが
今の会社の先代社長が学のない私を
拾い上げてくれ、母に普通の暮らしを
させてやれる程にしてくれました
世代も代わり、今は社長の息子さんが
後を継いでいますが、先代の社長への
恩返しと考えれば、今の会社の支えになる
ことは願ってもないことですし、会社と
対立する可能性がある会社への転職は
自分が許せそうになかったんですよ」
透明「なるほど
その判断も蒲田さんらしい・・・。」
蒲田「あははっまあ今の社長にはそこまでの
思い入れは無いんですけどね
ただ何となく、自分の価値観で判断
してしまいました」
透明「十分な理由だと思いますよ
さて会社のことはこれで決まりましたが
問題は、次の二択です
これもご家族との理想的な未来を想像
してほしいので、一度ご家族とのこと
書いてみてくれますか」
蒲田「わ、わかりました・・・」
そう言うと、蒲田さんは5年後の家族との
最良な姿を想像し始める・・・。
透明「・・・・・。」
蒲田「・・・・・。」
透明「・・・・・。」
蒲田「・・・う~~~~~ん・・・」
透明「」
蒲田「ううっ・・・む~~~っ」
さっきから蒲田さんのペンが止まったままだ
蒲田さんにとっては、こちらの方が難しい
のかもしれないな・・・。
蒲田「う~む・・・先生申し訳ない
いざ考えるとなかなか想像できなくて・・・。」
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もしご家族とのことで中々想像ができない
ようであれば、昔、ご家族と過ごした
楽しかった思い出をベースに考えてみると
書きやすいかもしれないので
もう少し考えてみてください」
蒲田「わ、わかりました・・え~っと・・・」
こりゃ~、時間かかりそうだ
続く・・・。
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