

先生に抱えられた子猫は、少し落ち着いた様子で
私達もほっとひと安心

子猫を受け取り、先生にお礼を伝えた後、
カウンターで会計を待つ・・・。
子猫「ミ~ッ


透明「良かったね


昴「お、おい、お前は会計あるだろ

俺が抱っこしておいてやるよ

陣「い、いや、俺が抱っこしておくよ

透明「・・・・・・

(何でこいつら、猫のことになるとバチバチなんだ

看護「透明さん

看護師さんに呼ばれた私は、子猫を箱に戻して
カウンターへ・・・。
直接子猫を渡してもらえなかった二人は
微妙な顔をしていた

透明「すみません


看護「えっと、12万5千円になります

透明「


えっ


さ、さっき言ってた金額よりも高~~~いぃぃ

透明「ちょ、ちょっと待ってくださいね

私はカバンの中にある全ての金銭を探ってみる。
・・・封筒にある家賃分と光熱費代、生活費に
持っていた金額を合わせると・・・

透明「(マジか



私、何か呪われてるんか

あ、ありました


手持ちのお金を全て吐き出し、清々しい顔を見せる透明


しかし、心の中は大号泣


透明「(はぁ~

お世話になるしかないな・・・。
まあ、この子の命が助かったと
考えれば、安いものか

そんなこんなで、一行は私の家へ帰る・・・。
透明「ただいま~

元気なく挨拶をし部屋へ・・・。
さっきから、猫バカ二人は当たり前のように
子猫から視線を外さない・・・。
透明「あのさ~


昴「なっ

陣「ひ、酷いよ



透明「えっ

連れて行くつもりだったし、そう考えると
お前たちの存在理由って・・・

昴「いや



陣「酷すぎるよ~


子猫「ミィ~・・・ミィ~・・・

昴&陣「

あの~



子猫の鳴き声に一気にボルテージを上げる二人

透明「はぁ~


ドタバタ騒ぎはまだまだ続く・・・
続く・・・。







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