じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

レ・ミゼラブル 3回目

2006-04-12 23:46:11 | 観劇記
今日はヒマヒマな一日でした。おかげで本家サイトの更新ができました 気が向いたら覗いてみてくださいませませ~~でも、来週辺り~5月末くらいまで忙しくなるっていう話 そこで一番最初にじいの頭をかすめたこと……「ちゃんと時間通りに劇場に着けるかな?」来月はエリザとメタルマクベスのかけもちなので大変なのです←ヘタレ

で、本題。レミゼ3回目に行ってきました。今日は今井バル&綜馬ジャベの組み合わせ。キャスティングが複数の演目だといつも思うことなんですけど、その日の出演キャストによって客席の雰囲気も変わるんですよね。祐サマの時は歌重視 の方が多いのか、一つ一つの曲への思い入れが強くて、大きなナンバーの時には拍手 が凄いんですよ。「スターズ」「彼を帰して」などは毎回ショーストップだし。今回はストーリーや演技を中心に観ている方が多くて、熱狂的な拍手はなかったけど、落ち着いて観ることができました。

今回は、梅芸で思いっきり泣かされた今井バル+じいのお気に入りの綜馬ジャベなので、かな~~り期待したんですけど……ゴメンナサイ この組み合わせ、失敗かも 二人とも声質が似ているから、溶け込みすぎちゃって よくよく考えてみたら、今まで観た綜馬ジャベの相手はいつも祐サマだったんですよね~~祐サマは、まぁ、演技は……ねぇ……そういうこと(?)なんですけど、相手とのハモリ方がすっごい上手なんですよ。特に綜馬さん&祐サマの間には熱い信頼感みたいなものを感じるし

今井バルジャン:
冒頭から温かいバルジャンでした。銀の燭台を司教様からもらうシーン、本当に悪いことをしてしまったという後悔が滲み出ていました。今井バルジャンって、根っからの悪人じゃないんですよね。生きるために仕方なく悪行に手を染めてしまったって感じで。あ、別に他のバルジャンが悪人って言ってるわけではないので念のため

ファンテとの絡み、ちょいと段取り的な演技かな?って思ったんですけど。毛布をかけてあげるところも祐サマの方が優しい感じだったような……でも、ファンテが息を引き取った後、ベッドの脇でうずくまって泣くような動きは良かったです あと、ファンティーヌ逮捕の場面で「どうしたら助けられる~」って歌いながら跪くところは、本気で心配してるんだなぁ~って。

リトルコゼとのシーンは、梅芸の時にも思ったんですけど、祐サマの方がじいのツボ 悪くはないんですけど、コゼットとのハモリ方がちょいと……今井バルの声が目立ってしまっててコゼへの愛情がぁぁ~~ あ、でも、その後の「裏切りのワルツ」は良かった コゼットを座らせて「命ある限り~~コゼットを守り抜く~と~~」って歌うシーン、祐サマだとエリザの時と同様「本当に目の前の人を愛してる?それよりも自分の歌の方が大事では?」なんて思ってしまうんですけど、今井バルジャンはコゼットの両頬をつかんでプニプニしたり、鼻をツンツンってやったり、もう、可愛くて仕方ないってしぐさを見せるので、微笑ましくて……そうそう、この後のコゼットぐるぐる、思いっきり回した後にコゼットを立たせるんですけど、リトルコゼ、フラフラ~~してて歩けない状態 もう、回し過ぎですよぉぉ~~(でも、羨ましい

2幕目はう~~ん、梅芸の時ほどの号泣はなかったかも 誰かさんのように(って、一人しかいませんけど)突然変な(失礼)声で歌ったりしないので、余計なことを考えずに聞いていられるんですけど、普通すぎるような……「彼を帰して」、じいが持ってる今井バルのCDよりも高い音から歌い始められるんですよね。今井さんって低い大人な声が魅力なので、高い音から始められると落ち着かなくって……でも、「死ぬなら~~私を~~」って何度も胸に手を当てて歌われてて、バルジャンが神様に寄り添って生きてるんだなぁということを実感しました。エピローグ、今回の日生レミゼでは祐サマの方に軍配か 今井バルの安定した普通の声もいいけど、山口バルの消え入りそうな声の方が涙腺を刺激するんですよね~~

綜馬ジャベール:
会いたかったよぉぉ~~綜馬ジャベ 前回が岡ジャベだったので迫力という点ではどうかなぁ~ っていうのは感じましたけど、やっぱりじいのジャベは綜馬さんです 第1幕、特に「スターズ」で音をどこまで~も伸ばしてみたり、「ジャベールの介入」では早口で歌ってみたりと、何となく“俺様”っぽい歌い方が入ってきたか と思ったんですけど、基本的にはバリバリの正統派、ノーブルなジャベール。今回は、それに加えてジットリしたジャベの執念深さみたいなものも感じました。それが2幕目でバルジャンに命を救われて信念が崩れ始める……岡ジャベだと最後の最後に崩壊していくんですけど、綜馬ジャベは、砦でバルジャンに逃がしてもらうところから徐々に崩れ始めていく。バリケードの戦いが終わって学生たちの死体の中からバルジャンを探すシーンでは、砦に座り込んで考え事をしているんですけど、そんな姿に戦いの虚しさやバルジャンに命を救われたことの意味を考えているように感じるんですよ。今回の3人のジャベ中で一番人間的かも。。。こんなジャベだからこそ、彼もまた真に悪い人ではなくって不器用な人だったのでは?と思うのです。

ANZAエポニーヌ:
去年5月の初レミゼ以来のANZAエポ。今日、一番やられたキャストでした。ちょいと歌いだしやセリフの言い方にクセがあるけど、今まで観たエポの中で一番エポニーヌとして舞台になっている方だと感じました。ANZAエポ、真綾エポほど幼くはないけど可愛らしい感じ+新妻エポみたいな強くて少年っぽくて、ちょいとアバヅレって感じのキャラ。しかも、テナルディエ家の娘ってことで、決して育ちは良くないんだろうなぁって雰囲気を表しているんですよね~~マリウスに対しても、可愛く振舞う時もあれば、強がりに、時には怒ったような態度で接してて……でも、そんな対比が揺れる恋心を表現しているみたいで、すっごく共感できる。第1幕でじいのツボに入ってしまったので「これは2幕、ヤバイぞ~~」って思ってたら、その通り 「オン・マイ・オウン」でやられてしまいました。もう、涙涙で 今までで一番泣きましたよぉぉ~歌的には音がブレてたところもあったけど、エポとして語るような感じで歌っていたので良かったです。

岡田マリウス:
やっぱり一番腹の立たないマリウス 今回は演技重視のキャストの面々が目立っていたので、ちょいと○根的な要素を感じてしまったような……ま、堅物マリウスなので、単に突っ立って歌ってて問題はないんですけど。岡田マリ、エピローグでの「People's song」のシーンがいいんですよ。バルジャンが遺した最後の告白の手紙をコゼットが読んでいて、それをちゃんと抱きしめて支えていて……エポニーヌ派のじいはマリ&コゼのカップルは嫌いですけど、岡田マリなら、まぁ、仕方ない…かな

マルシアファンテ:
前回は散々なことを書いちゃいましたけど、今回はそこまでの拒絶感はなかったかな でもぉ~~やっぱりぃぃ~~苦手 特に「さ・し・す・せ・そ」の発音が耳に障るんですよね エピローグでバルジャンを迎えに来るところも段取り的な動きなので感情移入するのに邪魔で邪魔で。。。

岸アンジョ:
はい、やっぱり坂元アンジョに比べると大人ですわ。特に、今日は岡田マリウスで、これまた大人なマリウスなので、その友人には岸アンジョぐらいの大きな器がないと……

じいのレミゼ観劇もあと2回 今回ANZAエポがツボに入ってしまったので、本気でチケを増やすことを考えたんですけど、どうも納得のいく組み合わせがなくて これならいいかもっていう回があっても平日マチネだったりして……さすがに有給はちょっと やっぱり3ヶ月くらい公演してもらわないとっ!なんて、お馬鹿なことを考えてしまいました おっと、キャストの組み合わせの面白さ、レミゼの思うつぼですよね 危険なところに片足を突っ込みつつあるのか ま、チケを増やすかどうかは今週末の別バルと笹本エポ次第かな あと、綜馬ジャベとの組み合わせの雰囲気も
コメント
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