じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

? はれ予報11月号
10/28 Numero TOKYO12月号(扶桑社)
11/1 CINEMA SQUARE vol.150(日之出出版)
   朝日新聞夕刊
   朝日生命生活情報誌「SANSAN」
11/7 映画「アングリースクワッド」完成披露上映会
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

【2025年】
2月 WOWOW ドラマW「ゴールドサンセット」放送

10年先も君に恋して 第2回

2010-09-13 23:57:20 | 内野さん映像のお仕事(連ドラ)
明日はもう第3回というのに今更ながら第2回の感想でっす。第2回の初デートで30博が着ていたパンダ?Tシャツ……何やら反響が凄くてデザインのデータがPDFファイルでダウンロードできるそうで今の時代、シャツにプリントアウトしなくてもいろんなオリジナルグッズが作れるので着こなし上手な人には3名限定で本物をプレゼントしてもらえるとかう~ん、もらってもなぁ~~困るし(苦笑)せいぜいパジャマか野良仕事用メタマクTシャツみたいにかっちょいいなら嬉しいけど……って、これはお宝だからもったいなくて着られないんだけど←恥ずかしくて着られないという説も(笑)あ、、、でも、パンダTシャツ、もしかしてうっちーツボに入っていたらお持ち帰りされてるかな

いきなり話が逸れてしまいましたが肝心の第2回の感想もやっぱり南原教授がちらほら。特に里花の会社に訪ねて来て上司と同僚が離れて見守る中里花と40博が喋っているところとか……言い回しとか喋り方がそっくりでね~~更に今回は光さんまで30博がデートでの里花に対して話す物腰が……ま、光さんならアノ微妙なTシャツもイタリアの高級ブランドと言えば通用するかも

今回は36里花の風貌もかなりたっぷりと映ってて……ゴメンナサイやっぱり上戸ちゃんは若いわ。頑張ってるんだろうけど36歳というには無理があるぅ~そうそう、弟君は今回もそのおバカっぷり……じゃなくて素直さ全開キャラを楽しませていただきました。未来人に興奮しまくってるし~~今もあるのかっとビックリ!超アナログな手書きの伝言板にも笑ったけど書いてある内容にこれまた大爆笑いい!良すぎ!!

タイムスリップには三田村教授が関わっていたんですね~~教授が作ったタイムマシーンを何らかの形で40博が使ったっぽい「そんな目的で?」と教授は突っ込んでましたけど……でも、この二人の関係やタイムマシーンの秘密は結末を握る鍵になる予感がしまくっているんですよね~~40博が未来に帰る時に出した結論が……どうなるんだろう???なんちゃってそれにしても、、、40博と教授のシーンは本当に素敵普通に卒業して何年も経って訪ねてきた教え子を迎えるのと同じ雰囲気で40博に接する教授。しかも教授自身が学生のように目を輝かせながらワクワク、好奇心の塊を40博にぶつけているのがチャーミング40博も世間慣れした大人になっているのに昔のピュアな部分が蘇ってきたような雰囲気になっているから、嬉しくも切ない気分になっちゃってねぇ~~

ただ、過去の博と里花を別れさせるべく画策している姿は……あはは~~里花に99%は同情しちゃうな~~いきなりあんな公共の場で意味不明神経を逆なでするようなことを言われたらキレるよね~~ってか周りに誤解されて恥ずかしいしでも、40博の方の必死さもどこか抜けているというか、真剣になればなるほど滑稽で笑い要素が滲み出ているんですわ。そういうところは博そのもの30歳でも40歳でも変わらないところなんだろうな~と。これ、博本人も里花自身も気づいていないのかもしれないし。。。いや~~それにしても30博の延長線上にあって年齢を経るにつれて変化してタイプが全く違ってきたのに同一人物だと思わせる雰囲気を醸し出す内野さん、さすがですぅしかも、里花の名前を呼ぶところや未来の話をするところは、ちょいと36里花に接する感情もあったりまだ思いを残しているのかも?タイムスリップしてきたのは里花を愛してるからこそ自分らしい人生を送らせるために別れさせるため?そんなことを思うとちょっぴり胸キュンだな~~

でもね~~若いカップル……未満かこの時点ではね~~イイ感じで2度目のデートあの、、、その、、、ねっひじょーに申し訳ないけど本当のデートだったら帰ったぞ~~20歳前後の頃のじいなら(笑)超年上好みだったし、姫扱いで贅沢な演出ができないのは男じゃない!みたいな(笑)……って半分は?嘘よん何事にもオシャレすぎる奴は逆に信用できないしいや、それにしても……内野さん演じる30博だから許せるけど←思いっきりうっちー病で目が曇ってます……微妙過ぎるTシャツ、微妙過ぎるお揃いの犬ストラップ、オタク過ぎて微妙なデート場所、、、やっぱりキモいっお付き合いしたくないぞ~~こんなヲタ男ま、そうは言っても恋する乙女な恋愛段階だと“あばたにえくぼ”なのでね~~全部素敵に見えちゃうものだし……と遠い目(笑)

ま、最初はドン引きな里花だったけど(分かるぅ~~こんなヲタ男は嫌だよね)二人のぎこちないやり取り(お前らは中学生かいっ!と突っ込みたかった)からお互いに惹かれていくところを見ていると、そのピュアな空気感に心が揺さぶられてしまいました涙が出てくるというのとは違うんですよね~~心が涙を流しているというか、、、すっごく甘酸っぱくて切なくて、でもエネルギーが貰えるような不思議な感覚というのかな~~恋愛の初期によくある行ったり来たりの揺れが感じられて、見ている方も心が振り子状態そんなわけで告白シーンも心が洗われるというか、大人らしくない不器用な段取りというか流れというか、とにかくそのピュアさにまたまた胸がキュンキュンしちゃいましたま、40博が知っている未来を考えたら何とも皮肉な……となるのかもしれませんが、単細胞なじいは恋って良いな~と30博前提になっているところが思いっきりアホだけど(笑)

なーんか、、、このドラマが始まってから無性に行ってみたい場所。今まで全く興味がなかった……としまえんディズニーランドorシーならねぇ~~いろいろ誘えるんだけど、何か微妙じゃないですか~~としまえん遊園地って。しかも、こんな所にケチりますかっていう入場券、、、ディズニーより遥かに安いのに前はタダ券を貰えてたんだけど興味なくて断ってて今ならホイホイ貰っちゃうのに←げんきん過ぎっあそこの売店って東京タワーの売店並みに微妙なものを売っているらしいので……もしかしたらマジに売ってるのかなぁ~という妄想が、、、茶色いワンコ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イリアス 2回目

2010-09-11 23:52:15 | 観劇記
初日以来のイリアス!今日のソワレを観劇してきましたいや~~久しぶりに壊れましたこれぞ役者・内野聖陽の真髄を見せつけられたというか……ま、それは後ほど

舞台がこなれてきたのか、自分が2回目の観劇で全体の枠組みを把握した上で観たせいなのか、はたまた先日「トロイアの女たち」を観たせいなのか、、、何だか全てが腑に落ちた感じもちろん完全に理解しきったとは到底思えないけど、自分なりの器で受け止められたように思います。

冒頭、聖子ちゃん演じるカサンドラが歌う場面実は初日の時はコロスたちを巻き込みながら歌う姿や声がMAのマルグリットと被っちゃって、ちょいとあらら~な雰囲気があったんだけど、今日は予言者オーラ満載未来が見える者としての「運命(さだめ)」を抱えた空気感が感じられる歌声でしたね~~他の場面でも、その存在感に注目させられました。ヘクトルとプリアモスがアキレウスとの戦いに出るか否かを話す場面や、その戦いを見ている姿、そして最後にイリアスのその後について歌い語る場面……何となくだけど前回アキレウスに感じた、他の人間たちとは違う存在感!彼女もまた神を実感として知るが故の強さ、視野の広さ、そして真の悲しみを持っている特別な存在感を放っていたんじゃないかな~と

アキレウスの怒りから始まるこの物語。アガメムノン、オデュッセウス、アキレウスの3人でギリシア軍に蔓延る疫病を払うべく戦利品の女性たちを巡る処遇を話し合うところは、「トロイアの女たち」を観ていたせいどっちもどっちじゃん、このバカ男どもと思っちゃいました。アガメムノンが斜めって座りながら駄々をこねるみたいに「自分の戦利品は大事で差し出さないのに俺だけなんてヤダー」って感じの雰囲気でアキレウスにブリセイスを自分に差し出せって言うところは何気にツボだったり……でもね~~アキレウスだって「愛するブリセイス」なんて言ってるけど惚れた腫れたの恋物語じゃないわけで、アンタだってずいぶん酷いことをしてきたんでしょーがと叩きたくなりましたわこの時代の“普通”だから責めないけど(笑)アガメムノンは後でヘクトルを倒したアキレウスの功績としてブリセイスを返す時にずばり言ってますけどね~~彼女の心まで隷属させることはできないって……ね。

実はね~~いきなり怒号を轟かせて登場するアキレウスなんだけど、震え上がるような圧倒的な怒りは感じないんですよね~~じい的にはどうしても最初ら辺は上滑りに感じてしまって……ダメ出しをしているわけじゃなくてじっとり伝わってくるというか、気がついたらアキレウスの怒りの空気に包まれているというか、、、その“無意識な”流れがイマイチ自分で掴めきれていないので、次回の観劇で存分に内野アキレウスと闘ってこようと思います

でも、今日はね~~結構アキレウスをパパラッチして観ていたかも特に後ろ姿、、、はい、物言うアノ背中ですぅ~~それを随所に感じました。今回の作品はキャラクターの言葉にならない言葉を伝えるというよりは、隠しきれない根源的な感情が滲み出ている背中だなぁ~と思ったんですわ戦線を離れたアキレウス……オデュッセウスが説得をしに来るところは竪琴も似合う美少年的…とはちょいと違うけど(爆!)柔らかい魅力を放っているけど、パトロクロスが戦場に出たいと言うところは、自分はもう戦いに興味がないと言いつつも消えることのない内に燻る戦う欲望がチラチラ見えるし、パトロクロスが殺された復讐だ!と怒りに満ちて出陣する背中には哀しい程に喜びを感じるという。。。そのオーラの違いに唸らされましたね~

今更ながら、ですがイリアスの後にくっついている「怒りと戦争と運命についての叙事詩」……凄く凄く見えたんです。劇中何度も出てくる「運命」という言葉。そういう運命だから、、、そして、それはイリアスの中ではオリンポスの神々の意思によるもの。木内さん著のイリアス講座にも書かれていますが、じいたちも使いますよね~~運命を天に委ねるような言い回しや思考回路信仰心云々とは全く別の、お天道様が見ているよ的な感覚にも繋がるのかもしれないけど……それが紀元前のはるか昔の世界だと、神話の神様みたいに具体的に目で見えるものとして存在していて、凄く身近な関係があって……でも、運命は絶対!神様たちの戯れなのに、それに逆らえなくて翻弄されて、その中で生身の感情や肉体を欲望の赴くままに人間は使っていき、時に奇跡を信じて実現することもあったりそこが悲しくもあり、愛しくもあり。。。特に平さん演じるプリアモスがヘクトルの遺体返還を求める場面。死ぬも生きるも運命が定めたものであり、それに逆らえないのは受け入れる、それでもなお奇跡を叶えるべく行動する、そこには生身の感情が存在する。このシーンは今のじいにはかなり堪えるというか観るのが辛い場面だったのでズッシリ来たんですけどね~~まぁそれはちょっと。。。それに、やっぱりつじつまの合わないことだらけの登場人物だらけだったけど、でもね~~人って、人生ってそういうものじゃないの?って思ったのよね。アキレウスだって内野さんがパンフでおっしゃっていたように、瞬間瞬間が真実であればいいわけで、その瞬間は嘘じゃないんだし……そんなわけで今日ふと思ったのが、イリアスの登場人物全員が一人の人間、誰の中にも詰まっているんじゃないかなぁ~って

こんな風に感じられたのは引いた場所で観たおかげかな今日のお席は、、、ムフフ~~アキレウス様のお通りになる場所のお席かなり後ろだったけど全体がよく見渡せる所だったので、照明や登場人物たちの立ち位置が醸し出す構図が本当に素晴らしかったんですわ。初日は蛇足かも?なんて思ったイリアスの説明やトロイア戦争の結末も必要不可欠だわと。特に「イリアスの最後、アキレウスの運命は描かれていません」と繰り返す場面、、、まさに運命とは、戦いとは、、、その真実を浮かび上がらせているようで

そして、後ろなのにスペシャル席最後に愛を叫ばせてくださいませ~~2幕のヘクトルとの一騎打ち!はぁ、、、すぐそこに愛しのアキレウス様が玉のような汗の水滴がついた逞しい腕……も良かったんだけど、じいが完全に陥落したのが声芝居の中とはいってもベガーズの時に間近で聞いた声とは全く違うし、トークな時の声を近くで聞いたのとも違う、、、舞台上での発声をこんなに近くで聞くことなんてないじゃないですか~~もうね~~ホント凄い溝落ち辺りに響くんですよ~~よくライブとかでビートの効いた重低音重視の曲を大音量で聞いた時に下から突き上げてくるアノ感覚それが内野アキレウスの声で突き上げられちゃうんですよぉ~~こんな贅沢なことがあっていいのって感じでっす。はい、これが役者・内野聖陽の真髄を感じた瞬間でしたもちろん萌えすぎて壊れたのは言うまでもなく

今回の公演は貸切公演ということでカテコの時に内野さんと平さんに花束贈呈あり内野さんは木場さんの方に差し出された後、後ろに立っていた他の共演者の方々にも同じような仕草をされて健闘を讃えるように……その後は普通に退場、舞台袖に入る直前に内野バイバイな手を振ってくださいました。で、貸切ってことでお土産にシャンプー&リンスのセットのお土産、そしてパンフまで付いてきて至れり尽くせり!しかも、普段の劇場ではあまり見ないような種の人たち(特にファッションや嗜好)ばかりで、新鮮な雰囲気でした
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノーチェックのスタパ

2010-09-10 23:51:57 | 内野さん映像のお仕事(連ドラ)
ここのところ、ぼちぼちの更新になってますぅ諸事情がありまして相当な感じで打ちのめされておりまして……そんな中でも普通に働いて、普通に毎日を送っていかないといけないのよね~と思ってはいるのですが、さすがに、、、堪えておりまするそんなじいをかろうじて普通な状態につなぎ止めてくれているのが、諸所の友人だったり劇場で非日常に浸ることなのかもしれません。そうしないと強くなれないから・・・

しばらくは今までみたいに毎日のまったりダラダラ~という更新はできないかもしれないけど、“ツボ”は押さえていこうかとそれと、、、お気づきかもしれませんが、コレ、携帯から書いてまっす最近挙動不審だったパソが故障修理に出すことになりそうなので、モブログでの記事アップになりますので。

遅ればせながら……三田村教授もとい藤竜也さんがゲストのスタパはしっかりチェックしてましたよ~録画もちゃんと予約していたので助かりました~~ってか、またもやですか~~流やらかしちゃったみたいでお知らせがなかったみたいで……もうぅ!FC入会チラシもいいけど、こういうところをしっかりしてくれないと

藤さん、まさにあれが大人の男よね~~20年前のじいなら確実に惚れてたただの幼稚で厄介というのとは全く別物の少年の目を持っていて、大人としての器の大きさや強くて穏やかな部分が色気とちょいワルな部分と共にそこはかとなく漂う……油断してると(笑)くらくらしてきちゃいそうですわ三田村教授が藤さんに似ているのか、藤さんが三田村教授に敢えて近づいているのか分からなくなるほど一体化してる~と感じる部分もあって……君恋の話だけじゃなくて映画や趣味の話も含めて「空気感」を大切にされる方なんだなぁと感じましたじいも舞台を観る時は役の雰囲気や空気感を気にするので、藤さんみたいな役者さんがいらっしゃると凄く凄く嬉しくなっちゃいますね~

そして、そんな藤さんらしいエピソードも聞けた内野さんのコメントこの時の表情、かの場所で見た内野さんの雰囲気だわ~~じいが内野さんのことが好きな所以の1つですぅま、それは置いといて、内野さんは藤さんについて「ホントにいろんな音を使うし、この台本に書かれたセリフはこんな風な音でやってくるんだ~藤さんから出てくると、みたいな……それくらいワクワクした演技をしてくださるので、共演させていただいていても、何か面白いというか、閃きが出てくるというか、それくらい……何て言うのかな~~茶目っ気たっぷりにお芝居をされるので」とおっしゃっていました。藤さんが昔出演された映画の話等々をお二人でよく話されていたようですが、現場で充実した語らいがあってじいも嬉しくなっちゃいますね~~

しかも更に素敵な話まで大公開「オンリー」という音?セリフ??だけを収録するのに、「本当に一言だけなんですよ。私の一言を録るのにもわざわざやって来てくださって、目の前に……それでさっきと同じお芝居を目の前でしてくれて……さっきと同じ芝居の音が出るようにはからってくださる」と内野さん、すっごく感激されていて。。。確か風林火山の時も緒形拳さんがカメラには映らないところで受けの芝居をしてくださったという話がありましたが、もぅ~~じいも我が事のように嬉しくてでも、藤さんは「昔の映画ではマストだから」って……こういうところもいろんな意味での空気や空間を大切にされていることに触れられる言葉ですよね~~うっふん素敵過ぎるオトコたち
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トロイアの女たち

2010-09-09 23:50:28 | 観劇記
9月8日マチネの観劇記です。

久しぶりのアトリエ観劇 しかも最前列……どーしてこんなところで運を使う という感じですが(苦笑)なかなか見応えのある舞台を肌で感じて充実した観劇になりました。あぁ~~終わった後は心にズッシリ、ちょっと重かったな~ でも、、、やっぱりアトリエという空間は好きですね~~板の香りと共に空間を覆っているアノ空気感が堪んない じいの中に蓄積して眠っている懐かしい感覚を刺激して心地いいのよね。

~あらすじ~

紀元前、ギリシャとの苛酷な戦争は終わった。トロイアはスパルタ王メネラウスの軍門に下った。ギリシャ軍の天幕の中には捕虜となった敗軍トロイアの女たちが収容されていた。その中に王妃ヘカベの姿もあった。女たちには奴隷としての運命が待ち受けている。ヘカベの娘カッサンドラ、予言者として評判の高かったカッサンドラも連れ去られて行く。さらに、ヘカベの息子ヘクトルの未亡人アンドラマケとその息子アスティアヌス。幼いアスティアヌスには死が宣告された。夫、息子、娘、そして孫までも・・・。ヘカベの憎しみはヘレネに向けられた。この苛酷な戦いは、ヘレネにその原因があった。メネラウスの后であったへレネは、なんとトロイア王プリアムの息子パリスと駆け落ちしたのである。そして今、のうのうとメネラウスの元に戻ろうとするヘレネ。ヘレネを殺すよう懇願するヘカベ。そこへ孫アスティアヌスの亡骸が・・・。メネラウスはヘレネの要求を拒み、祖国へヘレネを連れ去った。全ての希望を奪い去られたヘカベ。この時、すさまじい音とともに城壁が崩れ落ちた。あとはただ、隷属の日々の待ち受ける敵国へ向かうだけであった。(文学座HPより)

会場内、、、7段位だったかな~~いつもの感じに作られた客席ブロックが左右にそれぞれ同じようにあって、その真ん中に舞台がドドーンと作られていました。敗者たちが閉じ込められるに相応しい酸化鉄のような錆びた赤色が床に塗られていて、壊れた椅子や投げ出された靴や食器類などが散乱していて……と言っても床部分に思いっきり貼り付けられて一体化させてあるので動いたり芝居で使ったりということはないんですけどね 役者さんたちは手前の玄関付近(じいたち観客が入ってきたところ)と反対側の奥の扉から出入りしてて、途中に客席最上段からも出入りする場面があったり 左右どちらかが正面という感じではないので、置いてきぼりにされることもなく(苦笑)お芝居の世界を堪能できました ……あ、じいは今回端っこに近いところに座っていたのでこの人の表情が見たいのに被ってる人邪魔~~ みたいなところはあったけど でもね~~役者陣はさすが文学座!という方々ばかり。特にヘカベを演じられた倉野章子さんと伝令役のタルテュビオスを演じられた坂口芳貞さん。今回、衣装は現代っぽさが見えるドレスだったり靴だったりしたんだけど、セリフとして発せられる言葉の力と雰囲気に飲み込まれて古代世界に没入させられた感じでしたね~~まさに言霊というか、言葉によって目の前に作り出される世界に思いっきり引き込まれました。

先週にイリアスな世界を一度体験していたせいか、ものすご~~~く楽しめました 今回の作品は女性メインなので英雄陣は出てこないんだけど(ま、戦後の話だから死んでるわけで…)イリアスに出てくる人物の名前がセリフの中には出てくるので、ついつい池内君やら平さんやらの顔が浮かんじゃって もちろんアキレウスも出てきますよ~~セリフの中では……ね「アキレウスの墓」とか「アキレウスの息子」とか何度か出てくるので、その度に意味不明にドキッ 胸キュン になったことは……はい、否定しません 不謹慎なことを承知で申せば、敗者トロイアの女性たちを巡る処遇の中で、アキレウスの墓守をすることになった(後で殺されちゃうんだけど…)ヘカベの子……ヘカベは「敵の墓守をするために産んだわけじゃない」と抵抗していましたが、アキレウス様なら~~ 失礼しました ちょっと邪な部分も交えつつ、人物関係やトロイア戦争の中身を一通りは把握できていたので分かりやすかったですね~~ただ、やっぱり神サマ界と人間界、地理的な位置関係等々が確実に頭に入っていないので、引っかかる名前や地名がある度に「それ、誰だったっけな~~どんなエピソードがあったっけ?」「その地名、確か世界史にも出てきたけど記憶があやふや~~」と戸惑いつつ焦りつつ目の前の話にはついていかないといけないし……実はちょっと頭から湯気が出かかっていたのも本当だったり

今回の物語、、、てっきり“裏イリアス”的な話=城壁の中の物語なのかな~と思っていたら、トロイア戦争の後の話だったんですよね~~って、続々と送られてくる配布物を読まないじいがダメダメなんだけど しかも冒頭から「あの女のせい」という言葉があらゆる登場人物のセリフに散りばめられていたので、あの女=ヘレネがキーワード的存在なのかと思っていたら、結局そこまで中心に取り上げられていた感じはしなかったのでアレレ~と??? もちろん戦争や世間に翻弄された存在であり重要な役回りではあるんだけど、最初に考えていたのとは違うな~と思ってちょいとビックリ でした。

いや~~まさかね~~古代史が苦手なじい君(笑)が高校生の頃はスルーしていた三大悲劇作家の一人・エウリピデスの戯曲を観る日が来るなんてね これも道を踏み外した人生が豊かになったということだけど(笑)……そうですね~~やっぱり伝承文学というか口承文学というか、それに属するイリアスとは違った系統の作品だな~と思いました。さらに、悲劇の質が違う感じがしたんですよね~~シェイクスピア等々とも違うし、今の悲劇とも違う、もっと原始的な悲劇ってところかな 肉体的であったり精神的であったり、凄~~く生き物としての人間→ヒトの直接的な悲劇みたいなものを感じたというか。。。もっと後の時代になると、心の悲劇だったり状況的な悲劇だったり、もう少し「高度な」悲劇を描いているような気がするので。ま、そうは言っても見方によったら現代的な反戦テーマとして捉えたり、銃後の世界の女性論みたいなものとして論じることもできる描き方だったので、どーにでも調理できる素材ではあるな~と思いましたが。

じい的には、今風の価値観を持ち込んで味わうんじゃなくて……ま、トロイア→西洋と東洋の境界線に位置するので、文化や政治勢力や価値観の融合やぶつかり合いという面から見ても面白いとは思いましたが、一番はやっぱり目の前で描かれている世界をそのまんまストレートに捉えたいな~という感じかな もうね~~最初からどん底なのに、次々と救いようのない悲惨なことや残酷なことが積み重なっていく話なんですわ。囚われの身の女性たちがくじ引きで処遇を決められ、ある者は夜の相手に、ある者は奴隷に…と、まぁじいも女ですからね~~聞いてて良い気持ちはしないわけで ヘクトルの妻・アンドロマケが息子と引き離され、その息子はトロイアの城壁から突き落とされることになった時なんて、あまりに残酷で可哀想で見てられませんでしたわ それを決めたオデュッセウス、、、ゴメン 思わず「イリアス」の方に出演中のアノ顔が浮かんで(中の人に罪はないけど、憎々しいほどの頭脳派キャラが見事だったので)腹立たしくなっちゃったわ ただね~~別に「イリアス」でギリシャ軍の方に肩入れしていたわけではないけど(爆!)同じようなことをトロイアだってやってきているはずだと思うんですよね。もちろんギリシャはそうだし……それぞれの国に自由な市民社会が成立していたとしても、その社会は奴隷制の上に成り立っているわけだから、同じような思いをしてきた自国民がいるわけだし、更に言えば男女の差による違いもあるわけで、単純に可哀想だとも思えなくて。。。現代における善悪や常識の判断基準をとっくに超えている“異空間”なんだな~と思いながら見ていましたね~~ ただ、間違いなくそこにある喜怒哀楽の感情だけは普遍的なものであるというのも今回改めて思ったことデス

唯一綺麗なおべべ で出てきたヘレネ。トロイア戦争の元凶と言われ、トロイアを滅亡させたとヘカベから罵られ、裏切り者と元夫のメネラウスに責め立てられ……結局、石打ちの刑で処刑されることが決まってギリシャ本国に連行されていくところで退場なので彼女の身の上は??のままなんですよね~~殺されるor許されると諸説あるみたいですが、じいが見た感じでは生き延びたんじゃないかな~と。連れて行かれる前にメネラウスに色目を使ってて、メネラウスがこれまた役立たずというかヘタレっぽいキャラだったのでコロッといかれちゃいそうだし で、彼女がトロイアに来た理由で彼女の言い分は「美の女神アフロディテによってトロイア王子パリスと私は結ばれる運命にされていたから逆らえなかった」ということなんだけど、普通に聞けば神様のせいにしてまったく!ということになるけど、でも神サマ世界もまんざら嘘じゃなかった世界(特にフィクションの世界ではね~^^;)だからヘレネの言い分にも一理あるかも~みたいな それに、ヘレネの尻軽っぷりに呆れていたヘカベはアキレウスの息子の戦利品となる嫁のアンドロマケに対しては「これから生きることを考えなさい。新しい夫には従順に振る舞い、ヘクトルのことは忘れた方がいい」なんてことを言っているし、そんなことを言いつつ「戦争のある世界なら名誉や功績を残して死んだ方がよかった」と嘆くし、アンドロマケは「つつしみ深い妻として、外出は控え、家の者には噂話などは硬く禁じ…」と貞淑な妻であることを主張しながら「死は存在しなかったことと一緒だから」とヘカベの嘆きに反論するし……もうぅ~~一貫性のないあなたたちに嘆きたいのはこっちよっ と突っ込みたくなることもしばしば。でも、これが古代の世界なのかもしれないな~と思うところもあって、神サマ?運命??に振り回される人間が悲しいほどに滑稽な気がしてきて。。。しかも、神サマの存在が実在として見え隠れするところが何とも不思議な感覚というか、これが今の尺度では捉えきれない物語の本質なのかも

この夏、思いっきり紀元前の世界に浸かってみたい方には超オススメの演目ですぅ~~特にイリアスとの同時進行は尚おもしろいと思いますね~~ただ、確実に 多分 どっしり重た~~い気持ちになるので、できればもう1回イリアスで気分 する方がよろしいかと……
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ダ・ヴィンチ』 アラーキーの裸ノ顔

2010-09-06 23:53:51 | 内野聖陽さん
今日は一足先に台風が来た感じ@バイト先。午後勤務だったので昼過ぎに出勤してみたら不穏な空気が渦巻いている~~午前中に上司と更に上の上司と電話でバトルがあったらしく、普段は温厚な上司が声を荒げる場面もあったとか まぁ聞いてみたらぶち切れるのも無理ないよな~と思ったじいなのですが、そのじいも実はピンチだったりして 徹子さん顔負けの“取調室”が待っておりました~~土曜日に勤務を代わってもらった先輩に初日のことをアレコレと しかも10月にも土曜勤務を代わってもらう話がついたので、そこいら辺も……あはは~ 無難な微笑返しで切り抜けました。ま、おかげで予定通りに遠征できるようになったし、結局全て内野さんに会いに行く方向に運命が進んでいるような気がしてきた ←言い訳上等 逆らってはいけない気がするので(笑)従ってみようと思いま~す

今日は「ダ・ヴィンチ」の発売日。帰りに近所の本屋でゲットしたんだけど、最初どこに置いてあるのか分かんなくて聞いちゃったんですよね~~ダメダメ、最近はピンポイントゲットの密林に慣れちゃって書籍検索力が してるわ~~ そしたら、レジにいた茶髪の娘っこが「こちらですか?」とたまたまカウンター内にあった1冊を差し出してくれて……ここは賢い消費者(笑)立ち読みしてから と思って開いた瞬間、、、レジ横で思いっきり なオーラ……というよりは近すぎて、アップすぎて 気がついたらお会計が終わってました

なかなか貴重なショットですよね 面白い切り取り方だな~と思いました。演じていらっしゃる役から抜けた時の素の顔でもあり、さらにもう1つ抜けた素の顔でもあり、まさにいろんな意味で“裸”の顔だな~と思いましたね~~というのが、じいの感じ方?萌え方??写真の内野さんを見た時の心の動きがそれを物語っているように感じたので。素敵だけど、無条件には惹かれてなくて、でも放っておけなくて、それなのに惹かれている部分もあって……この心の機微、分かっていただける……か…な

さ~~て、明日は君恋ですね 実はじい、本気で見るのを止めようかと 誤解しないでくださいね~~見たくて見たくて仕方ない気持ちがあるのに、一方で紀元前の世界から抜け出せないままの状態でその余裕がなくて他のことに手がつかないんです……要領の悪い不器用な奴なので それに、やっぱり中途半端な気持ちで内野さんの出演作に向き合いたくはないから。しかも、、、おバカなじい、既にいっぱいいっぱいな状態なのに勝手に悩み事をアレコレ抱えちゃって、今悩まなくてもいいじゃん!みたいなことにもなっているので……家事と仕事以外のことは同時進行できないんだし とりあえず、、、イリアス+某決め事だけに集中させてくれ~~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣けるほどに好きすぎて

2010-09-05 18:16:31 | 内野聖陽さん
イリアス初日から一夜明け……アキレウスの残影、というよりも見えない空気感というかな~~あの感覚が全身に纏わりついています。とてつもなくハードルが高い演劇バリバリの舞台 挫折して嫌になるどころか、臨場も君恋も吹っ飛んで、あれだけこびりついていたBBさえもどこかに消え去って、イリアスな世界に200%嵌まり込んでしまった模様。。。早速行ってきましたよ~~原作を買いに……って今更ながら何してんの?と叱らないでくださいな。しかも経費節減、ブックオフへ 無事にゲットして読み進めていますが、やっぱりじいは世界史の子ね~~速攻拒否反応が起きる漢字の世界と違って自然に入ってきます 分からないながらも生イリアス(笑)を経験しているおかげで、自然に理解できるし。

こんな素敵な舞台で演劇的真っ向勝負!共犯者になるべく「闘い」と挑まれたような ファンサービス=演じることだから……役者として素晴らしいお仕事をされていること、そんな姿や思いに触れられること、じいにとって一番の幸せだから。もうぅ~~愛しすぎて倒れそう 好きになれて良かった、好きでいられて良かった、また1つ愛が深まる作品に出会えました

スミマセン 大きく訂正いたしますぅ~~内野愛はやっぱり不滅でした
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イリアス 初日

2010-09-04 23:55:37 | 観劇記
本日、、、イリアス初日 劇場にてしっかりと観てきました。去年のBBの時は開演数分前の客席はピンと張り詰めた空気に包まれていましたが、今回はイイ意味での「訳の分からなさ」が溢れたザワザワ感があったような でも誰も観たことのない正真正銘のまっさらな初めての作品に触れることへの期待に満ち溢れていました でも終演後は……う~~ん とてつもなく大きな?マークが頭上にボヨヨ~~ンと浮かんでしまいましたよぉ~~いや、予想はしていたことだったので想定の範囲内 模擬試験を受けて実力を思い知らされ本気で勉強をしようと決意する受験生と同じ(苦笑)次回のために1ヶ月間どっぷりイリアスの世界に浸かりきろうと思いました。実感させられて難題を目の前に突きつけられないと行動できないヘタレなもので ほ~~んと、マジ、君恋も後回し!イリアス一色に染まる覚悟でっす!!

そんなわけでおバカ丸出しの意味不明な感想になっていますのでお許しを。あと、、、初演初日からネタバレするのは憚られるのですが、器用に書く力はないのでネタバレしますので、これからMY初日を迎える方々は読むか読まないかをココで決めてくださいませ

ではでは。。。

衣装、舞台の様子は昨日のゲネについてサンスポに記事が出ていますのでこちら あと、写真はありませんが日刊スポーツにも記事がありましたので併せてど~ぞ チラシにあったようなシンプルで抽象的な感じになるのかな~と思っていたら、わりと正統派な衣装。アポロンなイメージ ポワポワな頭じゃなくて良かった~~と安心したのですが、以下は超個人的な事情。あのぉ~~実はじいは男性の生足が生理的にダメなんです。スコットランドの民族衣装とかはまさに完全アウト なのですが、今回のは……いくら愛しの君と言えども無条件に するには難が。。。友人から「腰より上だけ見てなさい!」と激しく正しいアドバイス。でもね~~ゲンキンというか何というか 2幕で客席降りがあるんですわ。舞台上にヘクトル、客席後方にアキレウス、素晴らしい声でセリフの応酬があって、その後にアキレウスが通路を通って舞台に上がるんだけど、その時にじいが座っている方の通路を通ったので(真横ではなかったんだけど)間近にアキレウスが~~ 乗り物か何か?の効果音を自分の声で表現しながら舞台の方へ。もうぅ~~その迫力とアキレウスそのものを感じさせるオーラと、、、鎧を流れる汗 に卒倒するかと思いましたわ~~ サプライズな演出に大興奮

ストーリー自体は非常にシンプルです。

ある日、ギリシア軍の総大将アガメムノンと英雄アキレウスが戦利品の女ブリーセイスを巡って争いになり、アガメムノンの横暴な仕打ちに怒ったアキレウスは戦線を離脱してしまう。しかし、敵国トロイアの名君プリアモスの子ヘクトルが、祖国の名誉と存亡を賭けて決死の猛襲をかけてくる。英雄アキレウスを欠いて、敗走を重ねるギリシア軍を見かねたアキレウスの親友、パトロクロスはアキレウスに戦闘へ戻るよう懇願するが、断られてしまう。そこで、パトロクロスはアキレウスの鎧を借り、自ら身につけ敵に向かっていくが、トロイア軍のヘクトルによって殺されてしまう。親友の死を知ったアキレウスは、復讐を果たすためアガメムノンと和解し戦線に戻ることを決意、ヘクトルとの一騎打ちに臨む・・・。(以上、公式サイトより)

結局、ヘクトルはアキレウスに殺され、親友のパトロクロスがされたように遺体に残酷な仕打ちを与える。息子の遺体を引き取りたいと願うトロイア王プリアモスはゼウスの守護の下、アキレウスの戦陣を訪れ、息子の遺体を返してほしいと懇願し、アキレウスはその心に打たれてプリアモスの願いを聞き入れる……と、これが大まかな話。でね~~ここでスパッと終わるのかな~~と思ったんですわ。そしたら、聖子ちゃん演じるカサンドラがイリアスについて説明し、アキレウスの運命=死は描かれていないことやトロイア戦争の結末を語る。コロス役の女性5人を従えて歌う姿や、絵画のような振り付けや照明効果はとっても素晴らしかったんだけど、正直ちょいとくどい気もしたんですよね~~かなりハードルの高い舞台だったけど、どうせなら物語の始まりと終わりを尽く見せない中途半端さが活きる魅力というのかな~~そういうので終わってもいいと思ったので。でも、イリアスの世界観を表現するのに邪魔になっていたわけではないし、これはこれでホント素晴らしかったので、公演を経るにつれてこなれていくかもしれないし、じい自身がもっともっとイリアスの世界に深く入り込めるようになったら別の感じ方が出てくるかもしれないので、今後の課題ということで

まさに言葉が成立する以前、神と人間が共存し、生身でぶつかり合う世界 つじつまがあってなくて、残酷で、いいかげんで、正直で、素直で……理解不能なはずなのに心のどこかで納得してしまう感情が残る。これぞ「始まりの物語」というところなのかな~~昔から変わることのない闘争本能 というか、根源的な喜怒哀楽が舞台上に存在している証拠なのかもしれません ふと頭を過ぎったことなんだけど、この時代の人間は知が備わる以前の存在で、知の部分を神々が司り人間を操り、一心同体ともいえる間柄ではなかったのだろうか。時代が進むにつれて人間に知が備わり神々から離れて、中には神になろうとするものさえ現れるようになった。でも、知があろうとなかろうと人間という存在は生命を宿し自ら生きる。そこには変わらない感情の動きがあるから、それを見ることによって現代に生きる我々は人間という存在と内面の本質を感じるのではなかろうかと。。。

つらつら書きましたが 実は正直なところ9割以上は理解していないわけで、多分……多分だけど、人間界の戦いがあって、更に神界の戦いがあって、権力の二重構造というか、同時進行している「面白さ」というのがあるんですよね~~だから、登場人物のセリフの中でオリンポスの神々の話を冠して喋っている部分が結構出てくるんだけど、その二重構造がちゃんと頭に入っていると関係性が理解できるから更に面白く観られると思うんだけど……哀しいかな、勉強放棄のツケ ちゃんとセリフでストーリーを説明してくれるから展開は把握できるんだけど、踏み込んだ面白さというのが分からなくて、すっごくもどかしい気分になっちゃったのよね 次回の観劇までにしっかりと頭に叩き込んでおかなくては

出演された役者陣は実力派が勢ぞろい 13人で大スペクタクルな物語をどうやって表現するんだろう?と思っていたのですが、変な映像や大仰な演出でリアリティを出すなんて安っぽいことは一切なし!時にセリフだったり、時に歌だったり……とても上手く表現されていたと思います。声で選んだというのはホントだな~~と思いました。語られる一言一言で想像力が膨らんで、自分の中の闘争心が掻き立てられる感じ 戦いにおける名誉やプライドを勝手に想像して欲望で胸がキュ~ッとなって高揚してきて あと、、、いかにも!という感じの演劇的な表現や動きも多数ありました。じいは演劇の技術や手法に関しての知識はないので専門的なことはよく分からないけど、体で表現しているな~というのはよく分かりましたね~~演劇のトレーニングで体操というのがあって体の柔軟な動きは演劇的にとても大事という話を聞いたことがあるんだけど、まさにその通り!と思わせる表現が満載。各キャストの皆さん、そういう動きをしていて気がついたらその世界に思いっきり没入させられていたということが何度もあったんだけど、特にコロスの方々は素晴らしかったです まるで舞台のセットの一部を為していると錯覚させられるほど。また、時には女神、時には兵士、時にはアンサンブル的な存在としての役割を果たしていて、かなり大変だろうな~~と。お稽古中に脱臼するのも無理ない動きっぱなしな状態や無理な体勢には脱帽でっす

池内君はそのまんま素の見た目でトロイアの人そのものだったし、高橋さん演じるオデュッセウスはclever的な切れ者だったし、チョウ・ソンハさんの身体能力の素晴らしいこと!!!ちょっと危な~~い 衣装あり、マイヤーリンクな場面あり、別の意味でもドキドキだけど、そんな萌え発言をしている場合じゃなくて、アキレウスの親友としての存在感!まぁ見方によれば怪しい関係ということになるのかもしれないけど、ホモ……ってこれ、元々のラテン語の意味ね~~ヒトという意味での「ホモ」、人間という存在であり肉体を純粋に愛する関係……上手く表現できないんだけど、ギリシャ文化やルネサンス文化に通じる人間賛美的な愛情関係がこの二人の関係だと思うんだけど、そういう空気感をちゃんと作り出していたところが良かったですぅ~~

大御所2名!それぞれの重厚さに圧倒されました。木場さん演じるアガメムノンは、威張りんぼでワガママでちょっぴりおバカさん。エロオヤジ的な部分を持ち合わせつつ、総大将としての威厳もあって素晴らしかったですぅ~~ 平さん!!!渋いかっこよさで……またもや惚れたかも!舞台上に現れただけでプリアモスの世界観で満たされていくなんて凄すぎ!!終盤、息子ヘクトルの遺体を取り戻すべくアキレウスの元を訪れる場面。もぅ~~内野さんと平さんのツーショットなんて贅沢すぎですよっ 思わず、ここで「死に行く者の…」なんてセリフがあったら卒倒しちゃうよぉ~と激しく失礼なツッコミが頭を過ぎってしまったのですが、、、一挙手一投足、一言一言に心を揺さぶられましたね~~

そして、、、お待たせしました~~内野さん演じるアキレウス 1幕はあまり出番がなかったかも~~でも、初登場の瞬間は、それまでずっと君恋の世界に浸かっていたので、あまりの変貌ぶりに思わず吹き出しそうになり……許して~ でも、その後はバッチリアキレウスな細胞に満ち溢れた内野さんを堪能させていただきました 竪琴を引くシーンがあったのですが、“エア竪琴”で下手側の楽器担当陣の誰かが音を出しているのかな?と思って探したんだけど……見当たらなかったので本当に弾いていらっしゃるのかも。ま、音を出すだけでその場に相応しい音楽として成り立っているので無問題かと。むしろその弾き姿に萌え萌え~と あと、、、どの場面か忘れたけど、他のキャストが舞台中央で喋っている時等々でアキレウスが後ろで片足を立てて座っているシーンがあるんですわ。結構長い時間なんだけど、アキレウスは微動だにしないんですよぉ~~しかも、ちょっと照明が陰ってるから、その美しい座り姿がシルエットっぽく映えて思いっきり釘付け!!!その時にメインで芝居している方々には申し訳ないんだけど、そっちはスルーでその座り姿にロックオン もちろんただ座っているだけじゃないんですよね~~アキレウスの特異な存在感だったり、矛盾しながらも共存する心模様だったり、、、そういうのをそこはかとなく感じさせてくれる空気感に思いっきり没入でした。

そうなんです!アキレウスの空気感が他の人間界の登場人物とは違っているように感じたんですよね~~神と人間の間に生まれた存在ということで、知欲と肉欲、相反するものを知っている唯一の存在なのかな~~と思ったんですわ。神々の世界にある「永遠」を実感として知っていながら、一方で自分ではコントロールできない闘争心があって、ある意味その両方を知っているからこその苦悩を秘めている存在なのかもしれないな~~と、内野アキレウスを見て感じたこと 永遠の命を求めながらも、名誉や栄光、戦いでしか得られない血湧き肉躍る快感を諦めることができない。今回は自分の内面をさらけ出して、時に相手の中に入って対話するというよりは、投げかけられた存在感だったり空気感だったり世界観だったり、それらと真っ向勝負!まさに剣を交えて戦う勢いで「共犯者」にならないといけないな~と思いました。そうそう、剣を交えるで思い出したけど、殺陣のシーンもたっぷりありますよ~~腕に盾をつけて短剣を持ってマジのぶつかり合い。もの凄い音を立ててましたね~~ちょっとでもタイミングがずれると大変なことに……ってか、殺陣の前に長い槍を振り回すところがあるんだけど、手が滑ったのか いきなり落としてたし~~内野さん ま、それはご愛嬌ということで(笑)この殺陣、すんごい迫力があるし足さばきが美しいです。多分バレエレッスンかな~~その辺りの訓練の賜物かと

カテコは3回。3回目はやっと少しは抜けたかな~という雰囲気の内野さんでしたが、まだまだアキレウスが抜けていないのと、演じきった脱力感でいっぱいの様子でした。でもね~~そういうところがこれまた堪んない……ってか愛が深まるのよね こんな役者さんを好きでいられる幸せを実感

あ~~~何だか時間が経つ毎にジワジワとアキレウスの残像が。。。分からないことが快感!また観たいという危険な(笑)欲望が とりあえず次は裏イリアス 文学座アトリエで「トロイアの女たち」で別の視点からトロイア戦争を見つめ、もう1回イリアスに戻ってみようかと思っていて……でも、やっぱ聖誕祭までは待てないな~~多分、いや、確実に増やす方向で それまでに勉強しますよ~~

おまけ・・・

こんなチラシが入っていました。何があった、、、流よ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝!イリアス初日

2010-09-04 08:00:00 | 内野聖陽さん
本日、、、イリアスが開幕でっす やっぱり見事な内野晴れ ってか暑すぎない?

いろんな心配が渦巻いていて、期待と同じくらい不安がいっぱい。ワクワクとドキドキの狭間で押しつぶされそうです。こんな気持ちは初めてかも・・・

昨日のゲネ後に木内さんがブログで「生き生きとした舞台とは、必ずしも、おかしみや幸福感に溢れたものばかりを言うのではないだろう。」「緊張や心配や不安を抱えている人がいたら、それらがすべて杞憂に終わり、安心と誇りと満足感に変わりますように。きっと、たぶん、そうなるでしょう。ぼくは一足お先に気持ちのいい初日を迎える気でいます。」と書かれていました。勝手だけど、自分に投げかけられた言葉のように感じて無性に嬉しくなりました 頑張って、頑張って、と~~っても頑張ってイリアスの世界を受け止めて、思いのやりとりをしたいと思います

いつも思いを共有してくださる方々、久しぶりの再会が楽しみな方々、いい時間を過ごしましょう~~劇場にてまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちい散歩

2010-09-03 21:04:08 | 内野聖陽さん
何だかいきなりテンション急上昇 いつもの調子が戻ってきたみたい 上機嫌でお仕事♪明日は会えるんだ~と思って油断すると顔が緩み放題 危なかったわ 勤務後はデートの準備をすべく都内へ……って今更遅いよ?という感じですが、まだ揃っていないものは結構あるんだけど、今日はなかなか充実したお出かけになりました 今夜は女磨きのラストスパートよぉ~~

午前中に放送された「ちい散歩」の録画はもちろん忘れずに無事に捕獲。この前見損ねたのと同じかどうかは分からないけど、結構たっぷりめに放送されたし、演じられる姿を見るのはホント初めてだったので、第一声を聞いた瞬間からドキドキしてしまいました。

 

 

ナレーションや内野さんのお話の最中にもお稽古風景が流れていました。やっぱりギリシャ演劇を思わせるような重厚な舞台になりそうな予感。決して古典ゆえの古くささとか取っ付きにくさがあるわけじゃなくて(観る方も覚悟はいりそうだけど)今年初めに観た平さん出演の舞台「冬のライオン」の時に感じたような重々しさというか……すっごく深くて大きいものが詰まった舞台なんじゃないかな~~と勝手ながら まだどういう文脈で繋がっているシーンなのかは分かりませんが、多分アキレウスの怒りの部分かな~~と。うぅ~~早く観たいぞ そうそう、池内クンなんだけど、元が濃くてコントラストがハッキリしている顔立ちだからそのまんまあっちの人に見えてたんですわ。何も“加工”する必要がないような……

内野さんの話し方も以前とは違ってみえましたね~~きっとお稽古が進んだせいだと思うんだけど、アキレウスのキャラクターや作品の世界観が内野さんの中に実際に入ってて、それを通して語っていらっしゃるように感じました 「託されているメッセージが本当に多様で、戦いだとか、あの、愛だとか、孤独だとか、友情だとか、そういうシンプルなメッセージが、非常に、その、色濃く物語として反映されている……あぁ、人間っていいなっていう人間賛歌みたいな部分もある……そこを楽しんでもらえればいいのかな~と思ってます」と内野さん。そのバックに木場さんの険しい顔が映し出されていて、思わず目を奪われてしまったんだけど、そういう熱い熱いやり取りが楽しめそう。それに内野さんがとうとうを語っていらっしゃるような場面もあって、これまたすい~~っと惹きつけられてしまいました その発せられる言葉が作り出す世界って凄いし、本当に目に見えるような感覚は内野さんの役者力を味わう上で堪らない瞬間なので。

締めくくりの言葉はお茶目な内野さんが炸裂ぅ~~ 最初の方は普通に舞台へのお誘い……「世界最古の物語、とてもパワフルで人間たちの可笑しくも愛おしいドラマがきっと繰り広げられると思うので、是非劇場に遊びに来てください。ギリシャ神話に得意でない内野君も頑張っております(笑)待ってます!」久しぶりのうっちーなツボでしたね~~ そうか、得意でないのか……ってか、オリンポスの神々辺りのことは勉強しといてね~と宿題を出したのは誰でしたっけ???もうぅ~~ そういう悪戯なところがますます素敵じゃないのよぉ~~←アホ 予習も宿題も全然だけど、恐がらずにまっさらな気持ちで楽しむんだ~って思って、明日は劇場に向かいま~~す。ウフフ~~2010年、幸せな期間が始まりますぅ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シアターガイド

2010-09-02 23:55:54 | 内野聖陽さん
今日は早々と起きてお出かけするはずが……引きこもりの1日でした 今日の予定は明日へ 午前勤務が終わったらデパート巡りに行ってきま~す それにしても、咳が完治しません いつもなら薬を飲んだら2、3日で全然出なくなるんだけど、まだ少し残ってるのよね~~初日観劇、大丈夫なのかちょいと心配になってきました。ヤブ医者め~~ 今の薬が終わっても治ってなかったらいつもの病院でみてもらお~~っと。

実は、、、本音の本音を言っちゃいますが、気持ちが盛り上がっていない部分があったんです。いつもなら1ヶ月前くらいからカウントダウンが始まって、ワクワクしながらインタを読んで、ちょっとでも情報があったら飛びついて……今回はそれがなかったんですよね。チケの枚数を考えても何かがおかしい(注!「劇場の住人」基準)愛が減ってきたのかも~~といろんなところで悩み相談室を繰り広げて被害を被った皆様には申し訳ないやらありがたいやらという感じだったのですが ここ数日、公演期間中の予定云々を話している中で「な~んだ、一緒じゃないのぉ~~ってか、それでいいのだ~♪」とバカボンパパの境地 「いつも」の感覚が戻ってきた感じ。終わってみたら何てことはない、変わらずヘタレな1ヶ月だった ということになる可能性大。自分らしく観劇することを第一に駆け抜けたいと思いまする

そんなわけでやっと開幕を実感しつつ読み耽ったシアガ 表紙と巻頭特集にイリアスです 表紙がいきなり面白いんですけど~~ ギリシャな普通の絵の中に顔だけ演じる役者さんの写真が思いっきり不自然に貼り付けた風になってて……本番もこんな衣装なのでしょうか 何やら女性陣は概ね黒髪っぽいんですよね~~更にコロスの方々はおかっぱみたいなスタイルにすべく美容院に行ったと書かれていたし@ブログ。今回のシアガの記事で稽古場レポがあって、写真も載っていたのですが、内野さんは短パン 他の方々も衣装を意識したような感じもあるので、もしかするともしかする……かもしれないですね それにしても、相変わらずお好きなのね~~adidas あ、写真に悶えて(笑)いる場合ではなかった レポを読んでいると今まで全く分からなかった舞台の一部分が垣間見られたような気がしましたね~~まるで予告を見た後のような感じで 「耳をつんざくほどの雄叫びが稽古場に響く…(中略)…怒りに駆られ戦場を突き進み、仇であるトロイアの王子・ヘクトルを追い詰める」「英雄と称えられる戦士が死の無情さと孤独に直面し、人前で決して見せることのない悲しみを露わにする場面だけに、内野の演技の質もがらりと変わる」……既に憤死寸前なじいは救いようのないおバカ 何とな~くではあるけど、脚本化された部分の物語も把握できてきたので、それをどんな風に魅せてくださるんだろう、どんな「闘い」を挑んでくださるんだろう、もうぅ~~アレコレ考えているだけで早く観たいな~~という思いが してきちゃって マジ高揚してきたぞ~~

インタの方は内野さんと平さんそれぞれで やっぱりこの演目は特に言葉というのが重要みたいですね~~「言葉からも多くのイメージを喚起させる作品になるんじゃないかな」と内野さんもおっしゃっているし、他のインタでも出てきましたよね~~しかも今回は「ここまで大きな世界観をリアリティーと説得力を持たせて観客に提示するには、相当なパワーと、遊び心と、鮮烈なイメージを役者が内部に持ち合わせていないと伝わらない」と……なので、最初の本読みでは全然ダメダメだったらしくて 一見?一聴か?(笑)すると意味不明だったり、難しすぎたり、大仰すぎたり、くさすぎたり、そんなセリフの中に自分の想像力(時には妄想も)を吹き込んで勝手に悶えてしまう状況にされるのって嫌いじゃないのよね~~ってか実は昔から好きでした それを生で、しかも声重視のキャスティングで集められた役者さんたちが、目の前でその世界を繰り広げられるのを味わえるなんて 堪らないですわ~~ 更に、今回の作品の見どころは根源的な人間性ともいえる 内野さんが「文字ができる前の人たちだから、ある意味動物に近い野性味があると思うんですよ。文字を扱うということにはいろんな思考能力が関わってきますからね」とおっしゃっているところにビビビッ あ、そこなんだ~~イリアスは言葉ができる前に出来たもの。そして言葉ができる前から人間は存在していて、普通に毎日を送っていろんな感情を抱いて…とそういう「営み」の部分ではそんなに変わっていないわけなんですよね。生きることに対する強烈な欲望が薄らいでいる現代であっても、そういう原始的なものが消滅したわけではなくて、きっと誰しも体内に持ち合わせているものだと思うから、そこを思いっきり刺激されてみたいですね~~ムフッ

大ベテランな方々と共演できるのを喜んでいらっしゃる内野さん。さすが平さん!と思うお話も 本読みの時点ですでに演じる役として存在されていたって……妙に大納得(笑)ドド~ンと!って感じ???恐そう でも、実はお茶目な部分もあるお人というが漏れ聞こえてきたことがありますが、そんな部分も確信できる素敵な笑顔のインタ掲載がありました。内野さんとテレビドラマでご一緒された時の印象が「おぬし、やるな!」だったとか。蝉ですよね~~「死に行くものの~」のアノ場面。もうぅ~~この二人が舞台で共演と聞いた瞬間、濃すぎて←褒めてます!卒倒するかと思ったし。「男が高揚感を求め…」という件(くだり)はさすがというか、既に重厚な空気感の詰まったものでいっぱいでございますぅ~~ そうそう、この手の「戦う」的な話は脚本担当の木内さんもおっしゃっていましたね~~「「イリアス」の世界の住人にとって戦争は現実そのもの。彼らは「戦争は悪」だなんて思っていない」とか「戦場に凝縮された限りある命をどう生きるか」……ふと勘助サマの「生きた、愛した」を思い出すような思考だったんだけど、戦争云々というよりも、時代が変わっても変わらない、存在し続ける人間を見つめる作品なんですよね~~「今あるものはここから始まっている」と木内さん。まさに始まりの物語、、、どんな世界に没入することになるのか。その日は明後日。あーでもない、こーでもない、と頭をグルグルする1ヶ月の始まりでっす。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする