宮本亜門さんの対談本、「宮本亜門の バタアシ人生」世界文化社 (2008/10/22) を読みました。
こんな本出てるなんて知らなかったー!対談相手がとにかく豪華。亜門さんの壮絶な過去も衝撃だった。
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<内容(「MARC」データベースより)>
僕だって、もがいていた!
宮本亜門が、よしもとばなな、サンディー、村上和雄、横尾忠則ら11人と、目に見えない世界(スピリチュアル)の視点で語り合う。
『MISS』連載の対談をまとめたもの。
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本の副題には
「宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話」
と書いてある通り、亜門さんは<自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症>・・・すべて経験されています。一般的に見ればハードな過去をお持ちです。
だからこそ、その当時の描写も体験者だからこそかける絶望と希望が入り混じった文章。強い説得力と読み手への流入力があります。
●
ふと思い出しましたが、高校の同級生である坂口恭平君が書いた「独立国家のつくりかた」(講談社現代新書)。
素晴らしい本で、革命的で未来的な本ですが、この本も彼の躁鬱病闘病記のような記述があります。亜門さんの記述で、この本をふと思い出しました。
他にも、闘病記(?)(「闘病」、闘うという表現は適切ではない?)の要素を含んだ本で感銘を受けた本は色々あります。
当事者からの視点ほど大切なものはありません。
◆「ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記」 (新潮文庫) 小林 和彦 (2011/10/28)
→アニメーターが病気を発症してしまうまでの軌跡。明晰にいろいろな事実を覚えていて、ディテールの描写に舌を巻く。
◆「マンガでわかる!統合失調症」 中村 ユキ、当事者のみなさん、 福田 正人 (2011/5/27)
→主観的にどういう症状なのか、まわりのどういう言葉が傷つけるのか、とても参考になった。
◆「ママは躁うつ病 んでもって娘は統合失調症デス」 文月 ふう、 山国 英彦 (2013/1/25)
→この本もかなり参考になった。
◆「人間仮免中」 卯月 妙子 (2012/5/18)
→すごい人生を歩んだ一人の女性の人生記。かなりハードです。読み通せない人もいるかもしれない。自分は読み切って感動した。
◆「わが家の母はビョーキです」 中村 ユキ (2008/11/18)
→母親の症状の描写がすごかった。神がかりなのか病気なのか、読んでいてよくわからくなってきた。
◆「知覚の呪縛―病理学的考察」 (ちくま学芸文庫) 渡辺 哲夫 (2002/2)
→これは一人の患者さんが語る妄想の壮大な世界観。アールブリュットの芸術に近いかもしれない。
◆「困ってるひと」 大野 更紗 (2011/6/16)
→イラストとユーモアがすばらしい。
◆「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」 金子 哲雄 (2012/11/22)
→自分の死を冷静に見つめているところに感動。
◆「食べること、やめました」―1日青汁1杯だけで元気に13年 森 美智代 (2008/4/15)
→脊髄小脳変性症(Spinocerebellar Degeneration (SCD))という超難病を食事法だけで自力で治された方。現代医学は実例から謙虚に学ぶ必要があると思う。
◆【映画】「潜水服は蝶の夢を見る」
(→ブログに感想あり。<2011-04-05>)
◆【映画】「レナードの朝」
(→ブログに感想あり。<2011-04-23>)
●
かなり脱線してしまいました。。。
宮本亜門さんの自殺未遂、引きこもり、対人恐怖症・・・・おそらく、同じ境遇にいる人が読むととても力になる本なのじゃないかと思います。
そういう境遇を乗り越えた人の記述には嘘がない。だから、人を引き付けるのだと思う。嘘か本当かは、ほぼ直感的にわかってしまうものです。
そういえば。
アメトークの“中学の時イケてない芸人”は本当に爆笑した名作ですが、「ギャラクシー賞」を受賞してます。
この回は、中学の時いじめられてた人でも、その負の経験を正の経験に反転させて生きていくことができる実例を示してくれたようで、とても愛を感じた番組だった。
この亜門さんの対談本も同じ。
いろんな嫌な経験をして社会から逃げ出したくなっている人でも、明けない夜はない。その負のように見える体験も、時間が経って熟成すると、それは自分を高めて深めてくれる重要な肥料になる。そういうことを実例で体を張って示していると思いました。
web上で、亜門さんがこの本の特徴を語られているサイトが参考になる。
**********************
――対談で書くことは始めから決まっていたんですか?
「そうですね。だって、標語みたいに『あなたはあなたでいいんです』と言われても心に響かないでしょう。
だから、色んな人達に色んな言葉で、自分の体験を語ってもらいました。彼らの言葉の中から、何かを感じとってほしいですね。
対談してくれた皆さんはよく引き受けて下さったと思います。
『この場所で見えない世界について話しましょう』なんて、不思議な誘いですからね(笑)」
――この連載が書籍化されたご感想は?
「嬉しかったです。答えは今すぐ見つからなくても、色んな人と話していくうちに何かが見えていく。僕はきっと、こういうことをずっとやっていきたいんでしょうね。
人の言葉は、ある時期には響いて、ある時期には響かないということもある。
だから『この言葉こそが全てだ』とは本書で断言せずに、たくさんの言葉を並べています。
僕自身、何回もこの本を読み返しているにも関わらず、改めて胸に響く言葉もあるんです」
**********************
→自分も同感です。
読書というのは自分自身の状態、環境、精神状況、・・・いろんなもので様々に受ける印象が変わります。
だからこそ、その時に心に刺さった言葉を大切にしたいと思います。何か、鍵と鍵穴がはまったようなものですし。
対談相手の目次は以下の通り。
******************
●第一章:
よしもとばななさん(作家)「すべて思いのままにならなくていい。だってそれが人生だから」
●第二章:
サンディーさん(アーティスト)「”アロハセラピー”身体ごと笑えば人に優しくなれるの」
村上和雄さん(遺伝子学研究者)「32億分の一の奇跡。生まれただけで丸儲け!生きてるだけで丸儲け!」
摩訶不思議対談: 茂木健一郎さん(脳科学者)
●第三章:
横尾忠則さん(アーティスト)「人生は理屈では動かない。心と身体を開放したとき、大事な何かが降りてくる!」
天外伺朗さん(作家・科学者)「幸運、不運なんてない。経験して気づけば人生が好転していく」
●第四章:
名嘉陸稔さん(版画家)「慌てることはない。千年の樹木のリズムで、ゆっくり物事考えて」
須藤元気さん(作家)「頭を使うな!直感に従えば、間違いありません」
摩訶不思議対談: 荒俣宏さん(作家)
●第五章:
佐野三治さん(ヨットマン)「”神様助けて”は自分への応援メッセージ。神様は腹の中にいる!」
船戸崇史さん(医師)「病気は”悪”ではない。”本来の生き方”に気づくメッセージ」
******************
いづれも超豪華ゲストですが、特に印象的で衝撃的だったのは佐野三治さん(ヨットマン)の海上遭難の話。
読んでいて自分も追体験しているようで呼吸が早く、動悸が早くなりました・・。
これは、本を読んでください、としか言いようがありません・・・。
印象的だった言葉を抜書き。
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よしもとばななさん
『情報に追われて、あ、やばいやばいと思っているのはこちらの思い込みで、自分の生き方をしていればそんなの大丈夫なのかなと』
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サンディーさん
『「アロ」はまず向かい合う、見える人たちとも見えない人たちとも。それは吐息を分け合うためなの。
・・・
そして「ハアッ」て生命の吐息をexchangeするの。生命の吐息には全てのinformationが入っているのよ。宇宙が始まってから終わるまでの。』
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サンディーさん
『思いやるっていうのは、湧きでる愛を相手を思いながら届けるってことでしょ。気を遣うのは単に気を遣うこと。』
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村上和雄さん
『1セットの32億の遺伝子が、1gの2000億分の1のところに入っている。
世界中の人から遺伝子を1セットずつもらっても、お米一粒の中に入っちゃうんだよ。
遺伝子を読んだ方もすごいけど、設計図を描いた方がさらにすごい。』
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名嘉陸稔さん
『相手を邪教といったら、自分も同時に邪教といわれることを容認しなくてはいけない。
本当は善も悪も自分の中に両方内在していて、その配分も自分の美意識で調節していて、本のページのように表裏になっていたりする。
すべての芽は自分のところにあるんだよね。』
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名嘉陸稔さん
『人間が野生の生き物と同じになれるとしたら、「ジリハジ」という文化をもってこそ、と僕は思う。
直訳すると義理と恥。沖縄では義理がジリになって、さらに節度、筋、という言い方をする。
「筋と恥」、それをもって初めて野生のスズメと同じになれる気がする。
自分がよりよく行きたいために他人を苦しめるのは恥だと思う。』
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佐野三治さん
『別に僕が神様だとか、皆さんが神様だとかではなくて、神様は自分の中にいるんじゃないかな。
だから悪いことをすれば人が見ていなくてもいやな気持になるのは自分だし、何か悲しいことがあったら胸がキュンとなるのは自分の心の中だし、神様って腹の中にいるような気がする。
だから「助けてくれ」と神様に叫んでも、本当は自分が頑張らなきゃいけないのかもしれない。』
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見える世界はもちろん大切。
でも、見えない世界も大切。
どちらか、ではなく、どちらも、大切なのだと思う。
見えない世界を見ていると、見える世界もよくわかってくる。むしろ、それは重なりあっていることに気づく。
何か自分を導くものとか、何か自分を生み出したものとか、この世の仕組みや法則とか・・・・・
そういうものはなかなか目に見えない。
ただ、あると思えばあるし、ないと思えばない。そういう知性や理性の隙間をついてくるものでもある。
失敗なんていうのはこの世に存在しなくて、失敗も成功も、人生の1秒1秒すべてが自分の学びの材料。自分の気づきのきっかけでもある。
それは目には見えないから、自分の人生の中で実践しながら感じ続けていくしかないのだと思う。
そういう意味で、おすすめの本です!
亜門さんをもっと知りたくなって、亜門さんの演劇を見に行きたくなったー!
こんな本出てるなんて知らなかったー!対談相手がとにかく豪華。亜門さんの壮絶な過去も衝撃だった。
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<内容(「MARC」データベースより)>
僕だって、もがいていた!
宮本亜門が、よしもとばなな、サンディー、村上和雄、横尾忠則ら11人と、目に見えない世界(スピリチュアル)の視点で語り合う。
『MISS』連載の対談をまとめたもの。
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本の副題には
「宮本亜門の バタアシ人生 ―自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症・・・すべて経験済み 居場所を見つけた11人の生き方のコツ話」
と書いてある通り、亜門さんは<自殺未遂・引きこもり・対人恐怖症>・・・すべて経験されています。一般的に見ればハードな過去をお持ちです。
だからこそ、その当時の描写も体験者だからこそかける絶望と希望が入り混じった文章。強い説得力と読み手への流入力があります。
●
ふと思い出しましたが、高校の同級生である坂口恭平君が書いた「独立国家のつくりかた」(講談社現代新書)。
素晴らしい本で、革命的で未来的な本ですが、この本も彼の躁鬱病闘病記のような記述があります。亜門さんの記述で、この本をふと思い出しました。
他にも、闘病記(?)(「闘病」、闘うという表現は適切ではない?)の要素を含んだ本で感銘を受けた本は色々あります。
当事者からの視点ほど大切なものはありません。
◆「ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記」 (新潮文庫) 小林 和彦 (2011/10/28)
→アニメーターが病気を発症してしまうまでの軌跡。明晰にいろいろな事実を覚えていて、ディテールの描写に舌を巻く。
◆「マンガでわかる!統合失調症」 中村 ユキ、当事者のみなさん、 福田 正人 (2011/5/27)
→主観的にどういう症状なのか、まわりのどういう言葉が傷つけるのか、とても参考になった。
◆「ママは躁うつ病 んでもって娘は統合失調症デス」 文月 ふう、 山国 英彦 (2013/1/25)
→この本もかなり参考になった。
◆「人間仮免中」 卯月 妙子 (2012/5/18)
→すごい人生を歩んだ一人の女性の人生記。かなりハードです。読み通せない人もいるかもしれない。自分は読み切って感動した。
◆「わが家の母はビョーキです」 中村 ユキ (2008/11/18)
→母親の症状の描写がすごかった。神がかりなのか病気なのか、読んでいてよくわからくなってきた。
◆「知覚の呪縛―病理学的考察」 (ちくま学芸文庫) 渡辺 哲夫 (2002/2)
→これは一人の患者さんが語る妄想の壮大な世界観。アールブリュットの芸術に近いかもしれない。
◆「困ってるひと」 大野 更紗 (2011/6/16)
→イラストとユーモアがすばらしい。
◆「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」 金子 哲雄 (2012/11/22)
→自分の死を冷静に見つめているところに感動。
◆「食べること、やめました」―1日青汁1杯だけで元気に13年 森 美智代 (2008/4/15)
→脊髄小脳変性症(Spinocerebellar Degeneration (SCD))という超難病を食事法だけで自力で治された方。現代医学は実例から謙虚に学ぶ必要があると思う。
◆【映画】「潜水服は蝶の夢を見る」
(→ブログに感想あり。<2011-04-05>)
◆【映画】「レナードの朝」
(→ブログに感想あり。<2011-04-23>)
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かなり脱線してしまいました。。。
宮本亜門さんの自殺未遂、引きこもり、対人恐怖症・・・・おそらく、同じ境遇にいる人が読むととても力になる本なのじゃないかと思います。
そういう境遇を乗り越えた人の記述には嘘がない。だから、人を引き付けるのだと思う。嘘か本当かは、ほぼ直感的にわかってしまうものです。
そういえば。
アメトークの“中学の時イケてない芸人”は本当に爆笑した名作ですが、「ギャラクシー賞」を受賞してます。
この回は、中学の時いじめられてた人でも、その負の経験を正の経験に反転させて生きていくことができる実例を示してくれたようで、とても愛を感じた番組だった。
この亜門さんの対談本も同じ。
いろんな嫌な経験をして社会から逃げ出したくなっている人でも、明けない夜はない。その負のように見える体験も、時間が経って熟成すると、それは自分を高めて深めてくれる重要な肥料になる。そういうことを実例で体を張って示していると思いました。
web上で、亜門さんがこの本の特徴を語られているサイトが参考になる。
**********************
――対談で書くことは始めから決まっていたんですか?
「そうですね。だって、標語みたいに『あなたはあなたでいいんです』と言われても心に響かないでしょう。
だから、色んな人達に色んな言葉で、自分の体験を語ってもらいました。彼らの言葉の中から、何かを感じとってほしいですね。
対談してくれた皆さんはよく引き受けて下さったと思います。
『この場所で見えない世界について話しましょう』なんて、不思議な誘いですからね(笑)」
――この連載が書籍化されたご感想は?
「嬉しかったです。答えは今すぐ見つからなくても、色んな人と話していくうちに何かが見えていく。僕はきっと、こういうことをずっとやっていきたいんでしょうね。
人の言葉は、ある時期には響いて、ある時期には響かないということもある。
だから『この言葉こそが全てだ』とは本書で断言せずに、たくさんの言葉を並べています。
僕自身、何回もこの本を読み返しているにも関わらず、改めて胸に響く言葉もあるんです」
**********************
→自分も同感です。
読書というのは自分自身の状態、環境、精神状況、・・・いろんなもので様々に受ける印象が変わります。
だからこそ、その時に心に刺さった言葉を大切にしたいと思います。何か、鍵と鍵穴がはまったようなものですし。
対談相手の目次は以下の通り。
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●第一章:
よしもとばななさん(作家)「すべて思いのままにならなくていい。だってそれが人生だから」
●第二章:
サンディーさん(アーティスト)「”アロハセラピー”身体ごと笑えば人に優しくなれるの」
村上和雄さん(遺伝子学研究者)「32億分の一の奇跡。生まれただけで丸儲け!生きてるだけで丸儲け!」
摩訶不思議対談: 茂木健一郎さん(脳科学者)
●第三章:
横尾忠則さん(アーティスト)「人生は理屈では動かない。心と身体を開放したとき、大事な何かが降りてくる!」
天外伺朗さん(作家・科学者)「幸運、不運なんてない。経験して気づけば人生が好転していく」
●第四章:
名嘉陸稔さん(版画家)「慌てることはない。千年の樹木のリズムで、ゆっくり物事考えて」
須藤元気さん(作家)「頭を使うな!直感に従えば、間違いありません」
摩訶不思議対談: 荒俣宏さん(作家)
●第五章:
佐野三治さん(ヨットマン)「”神様助けて”は自分への応援メッセージ。神様は腹の中にいる!」
船戸崇史さん(医師)「病気は”悪”ではない。”本来の生き方”に気づくメッセージ」
******************
いづれも超豪華ゲストですが、特に印象的で衝撃的だったのは佐野三治さん(ヨットマン)の海上遭難の話。
読んでいて自分も追体験しているようで呼吸が早く、動悸が早くなりました・・。
これは、本を読んでください、としか言いようがありません・・・。
印象的だった言葉を抜書き。
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よしもとばななさん
『情報に追われて、あ、やばいやばいと思っているのはこちらの思い込みで、自分の生き方をしていればそんなの大丈夫なのかなと』
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サンディーさん
『「アロ」はまず向かい合う、見える人たちとも見えない人たちとも。それは吐息を分け合うためなの。
・・・
そして「ハアッ」て生命の吐息をexchangeするの。生命の吐息には全てのinformationが入っているのよ。宇宙が始まってから終わるまでの。』
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サンディーさん
『思いやるっていうのは、湧きでる愛を相手を思いながら届けるってことでしょ。気を遣うのは単に気を遣うこと。』
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村上和雄さん
『1セットの32億の遺伝子が、1gの2000億分の1のところに入っている。
世界中の人から遺伝子を1セットずつもらっても、お米一粒の中に入っちゃうんだよ。
遺伝子を読んだ方もすごいけど、設計図を描いた方がさらにすごい。』
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名嘉陸稔さん
『相手を邪教といったら、自分も同時に邪教といわれることを容認しなくてはいけない。
本当は善も悪も自分の中に両方内在していて、その配分も自分の美意識で調節していて、本のページのように表裏になっていたりする。
すべての芽は自分のところにあるんだよね。』
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名嘉陸稔さん
『人間が野生の生き物と同じになれるとしたら、「ジリハジ」という文化をもってこそ、と僕は思う。
直訳すると義理と恥。沖縄では義理がジリになって、さらに節度、筋、という言い方をする。
「筋と恥」、それをもって初めて野生のスズメと同じになれる気がする。
自分がよりよく行きたいために他人を苦しめるのは恥だと思う。』
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佐野三治さん
『別に僕が神様だとか、皆さんが神様だとかではなくて、神様は自分の中にいるんじゃないかな。
だから悪いことをすれば人が見ていなくてもいやな気持になるのは自分だし、何か悲しいことがあったら胸がキュンとなるのは自分の心の中だし、神様って腹の中にいるような気がする。
だから「助けてくれ」と神様に叫んでも、本当は自分が頑張らなきゃいけないのかもしれない。』
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見える世界はもちろん大切。
でも、見えない世界も大切。
どちらか、ではなく、どちらも、大切なのだと思う。
見えない世界を見ていると、見える世界もよくわかってくる。むしろ、それは重なりあっていることに気づく。
何か自分を導くものとか、何か自分を生み出したものとか、この世の仕組みや法則とか・・・・・
そういうものはなかなか目に見えない。
ただ、あると思えばあるし、ないと思えばない。そういう知性や理性の隙間をついてくるものでもある。
失敗なんていうのはこの世に存在しなくて、失敗も成功も、人生の1秒1秒すべてが自分の学びの材料。自分の気づきのきっかけでもある。
それは目には見えないから、自分の人生の中で実践しながら感じ続けていくしかないのだと思う。
そういう意味で、おすすめの本です!
亜門さんをもっと知りたくなって、亜門さんの演劇を見に行きたくなったー!