観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

勝っていた成長産業で負けた、これが何故なのか気になります

2016-10-20 03:39:29 | 政策関連メモ
エコノミスト10月25日号「半導体バブル」を読んだ。

世界で半導体関連株があがっているようです。これがバブルだという指摘ですが、半導体市場が成長していても、需要予測は弱く供給過剰になるということのようです。

気になったのは2点。まずは、服部毅氏の記事「負ける日本勢 問われるのは商品提案力 水平分業至上主義は幻想」(31p,32p)。半導体はかつて日本が成功していた分野だが、IoTや自動運転など今後成長する産業分野の中核エンジンとなる成長産業で、日本が大量の税金を投入したにも関わらず、衰退の一途を辿っているという衝撃的な内容です。日本では水平分業が上手くいっていないようですが、商品企画力・設計力を高め、労働集約モデルから脱することが大切なようです。クリエイティブな産業は成長に資すること大ですから、規制緩和だけに拘るのではなく、クリエイティブな成長分野での敗因を分析し、資源を投入して、勝っていくべきだと思います。人がやらないことをやるのは日本人は苦手かもしれませんが、企画力・設計力が劣るということもないでしょう。日本の成長が鈍いのも、バブルの崩壊や少子高齢化・統計の間違いだけにあるのではなく、成長分野で勝ててないからかもしれません。良く分かりませんが、そんな気もします。

ついでですがもう1点。サムスンが三次元NANDの量産で独走状態にあること。スマホ爆発で大変なことになっていますし、半導体バブルも崩壊する可能性はありますが、成長産業である半導体産業で日本が韓国に負けたという事実は否めないのではないでしょうか。あまり馬鹿にしても、足元をすくわれかねません。負けは素直に認めて勝つ方策を練った方が良いでしょう。日本はやれるはずです。

まずは自分からですよ、共産党さん

2016-10-20 03:39:14 | 護憲勢力と仲間達
共産・志位和夫委員長「ロシアに全千島列島の返還を要求せよ」 菅義偉官房長官に要請(産経ニュース 2016.10.18 20:13)

>志位氏は要請文で、1855年の日魯(ろ)通好条約と1875年の樺太・千島交換条約で「全千島列島が日本の歴史的領土になった」と主張。

ロシアの千島進出も結構早く、1855年の日露和親条約(ウィキペディア)では、千島列島の択捉島と得撫島の間に国境線が引かれました。シレっと嘘を吐くのを止めていただけませんかね?最初結ばれた条約が絶対という原則は存在しませんが、それを重視するなら、択捉と得撫島の間が国境線で南樺太で混在が正解になります。少なくとも、ロシア側も似たようなものだと思いますが、全千島が日本の歴史的領土とするだけの根拠に乏しいと言わざるを得ません。

>日本領土の範囲を画定した1951年のサンフランシスコ講和条約は、ソ連が対日参戦の条件とした「千島列島の引き渡し」を米英側が受け入れたもので「『領土不拡大』という大原則に背く不公正なもの」と位置づけた。

領土不拡大の原則を言って、ソ蓮(ロシア)を牽制するのは、日本政府の主張と同じです。カイロ宣言で「暴力及び貪欲により日本国が略取した」地域から日本は追い出されなければならないと宣言したものですが、確かに平和的に全千島が日本の領土になったとは言えます。南樺太は日露戦争によって、手に入れたものでしょう。ですが、戦争によって国境が変わることは有り得るし、当然有効です。不戦条約(ウィキペディア)の効力が発生したのは1929年のことであり、日露戦争の結果(1905年ポーツマス条約)は、カイロ宣言に関わらず、有効だとしか考えられません。ですから、文字通り領土不拡大を言うなら、本来は、全千島に加え、南樺太まで日本の領土だということになります。そうならなかったのは、戦争に負けたからに過ぎません。

ソ蓮の侵攻は日ソ中立条約(5年有効で破棄規定がない)違反だとは思います。暴力及び貪欲で千島は奪っていませんから、千島のソ連占拠は、自らの宣言に矛盾しているとも思います。ですが、宣言はもとより日ソ中立条約には罰則規定がないでしょう(警察という強制力のある国内法と違い国際法(ピクシブ百科事典)には基本的に罰則規定がなく、強制力がない)。残念ですが、国際法とは、モラルのようなものであり、破れば非難されますが、有名無実化している面もあると言わざるを得ません(守らなくて良いと言っているわけではありません)。つまり、戦争に負けたらアウトです。

しかし戦争で物事を解決するのはダメージが大き過ぎます。戦争が横行する世界は誰でも嫌でしょう。そこに国際法の意味はあると思います。例えば、日本はサンフランシスコ講和条約を破棄せず守っていけばいいと思います。そうすると、共産党のように全千島は要求できませんが、日本が領土拡大する意志がないと信頼が生まれると思います。不戦条約も守ればいいでしょう。皆が守れば、戦争のない世の中になります。

それでも中国のように自分でブツけてきておいて、やられた~なんて言う当り屋国家(最近でも合同軍事演習「リムパック」で中国海軍が自衛隊に嫌がらせ(NEWSポストセブン)によると、中国が軍事演習で日本の招待を断りながら、呼ばれなかったなどとぬかした模様)(ドゥテルテ大統領は奴らが如何にインチキな奴らか知らないのでは?)がある以上、北朝鮮のようなならず者国家がある以上、日本が戦争に巻き込まれる可能性は、十分あると言えます。自分がちゃんとしているだけでは、戦争は防ぐのに十分ではありません。防ぐためには、抑止力を十分高める必要があるでしょう。

ともあれ、領土不拡大の原則があっても、戦争の結果は有効です。日本が理想を追求したいなら、まずは日本が条約を遵守することから始めなければなりません。つまり千島全島など要求すべきでないということです。

まずは自分からですよ、共産党さん。どうして、領土不拡大を謳いながら領土拡大をしようとするのですか?頭沸いてるんですか?たしかな野党として正しく当事者意識がないから、サンフランシスコ講和条約を日本が結んだことを忘れているのですか?シッカリしてくださいね。

慰安婦問題が終わる兆しか

2016-10-20 01:23:57 | 注目情報
慰安婦性奴隷説を明快に否定 「こんなでっち上げを作ったのは日本人だ」と訴えるソウル大教授に学問的良心を見た(産経ニュース 2016.10.20 01:00)

>韓国・ソウル大の李(イ)栄(ヨン)薫(フン)教授が、慰安婦性奴隷説を明快に否定したインターネットテレビでの連続講義「李栄薫教授の幻想の国」が話題を呼んでいる。

記事では、西岡力教授も実証的と太鼓判を押しています。これまでの韓国ではこうした発言は許されなかったでしょうから、信用するわけではありませんが、朴政権が本気で慰安婦問題を終わらせにかかっている可能性はあると思います。真実が広まり、挺対協の力が落ちれば、慰安婦合意を覆そうという動きが弱まると思います。