観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

理系は文系と協力していくべき

2016-10-09 13:29:06 | 日記
週刊新潮10月13日号の「文科省の「文系軽視」で日本が滅ぶ」(佐和隆光教授)を読んだ。

気になるのは2点。

まずは、日本の官僚・経営者・政治家には、文学・歴史・哲学・社会思想史などの該博な知識の持ち主が少ないこと。欧米と対等に渡り合うなら、それも必要だろう。せめて東大とかのエリートはその辺も抑えてはどうか。

そしてより問題だと思うのは、欧米では理系も文系を学ぶ流れになっている時に、日本が「文系軽視」であること。人工知能の実用化やサイバー攻撃の防御などを可能にするには、工学のみでは手に負えず、人社系の学者や実務家との協力を望んでいるとのメッセージを全米122大学の工学研究科長が連名でオバマ大統領に要望書を出したらしい。

基礎研究は大切だし、ノーベル賞は誠に良いことだが、基礎研究は実用化に繋がらないと社会の役には立たない。日本の研究体制は良いと思う。それを社会に還元していくことにおいて、日本は弱いところはないだろうか。ポケモンGoで技術の開発をしたのは米ナイアンティックであることに危機感を抱いてほしい。新しい研究をして新しい分野を開発する。そんな国に日本がなれたらいいと思う。

原発再稼働の理解が得られるよう、問題を全て認め再発防止策を

2016-10-09 12:39:44 | 政策関連メモ
鹿児島県知事選では、三反園訓氏が当選し、新潟県知事選では泉田路線を継承すると宣言している候補が、安部政権の好調に関わらず、自民党の候補と接戦になっており、未だに再稼働反対の世論は根強いようだ。安部政権を盤石の態勢にするには、この世論と向き合う必要があると思う。

筆者は基本的に日本人の仕事は信用しているし、それは原発に関しても例外ではない(1000年に一度の津波が来なければ、事故は起きなかった)が、結果は結果、厳しい意見が出てくるところも日本の良いところだと思う。反対派は自然放射線が世に溢れていることを無視し、問題を切り取って風評被害を撒き散らしている害悪だと思うが、当っている部分があるなら、そこは素直に認めて、問題を解決していった方が、政府が信頼されて良いと思う。こちらがキチンとしておけば、問題は時間が解決するものと思う。

豊洲の問題もそうだが、隠れた問題が出てくることが良くない。こうしたことが起こると、例え税金を節約するためであっても、信頼が落ちてしまう。原発事故調査でも「メルトダウンを隠している」ととられたところが良くないのではないか。東電も頑張っているとは思うが、潔く全てを洗いざらい話して、事故の再発を防ぐ方向性でいくべきではなかったか。

安部政権も再稼働に対する国民の不信を払拭するため、これまでのやり方の過ちを認め、これからはこうする、ならば安全だと、何か国民に伝わるようなパフォーマンスはあってもいいように思う。

ただ、リスクはゼロにはならない。リスクゼロがいい人は、車は危ないので、乗るべきではない。人間生きている限り、リスクが減ることはあっても、ゼロにはならない。死ぬリスクがゼロになるのは、死んだ時だけだ。安全とはゼロリスクを意味しない。安部政権が何かすると、それが分かった上で、風評被害を拡散するのを仕事にしている人たちが、騒いでくるだろうが、こっちが正しいことを言えば、問題は時間が解決すると思う。十分調査して(新潟県知事選に間に合わなくてもしょうがない)、シッカリやってほしい。