観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

フィリピンはアメリカを重視してください

2016-10-27 02:26:00 | 日記
米軍は「2年以内に出て行って」 中国とは「友人でありたい」“ドゥテルテ節”炸裂 都内で講演(産経ニュース 2016.10.26 16:38)

>来日中のフィリピンのドゥテルテ大統領は26日、東京都内で講演し「2年以内にフィリピンから外国軍部隊がいなくなってほしい」と述べ、改めて米軍部隊の撤退を求める考えを表明した。

あ~、これはヤバい人ですね。日本政府関係者も頭を抱えているでしょう。親日姿勢は本物だと思いますし、フィリピンの国益のためバランサー的な動きをするのもいいですが、米比同盟を軽んじるのは、問題大有りです。アメリカが撤退して、中国に攻められたらどうするのでしょう?中国の傘下におさまるつもりでしょうか。中国の傘下なら、日本の敵です。そこはハッキリしています。助けてやりたくとも、日本にはフィリピンを助けられる実力も準備もありません。フィリピンはアメリカと協調すべきです。そこのところを間違えないよう、ドゥテルテ氏には良く言い聞かせなければならないでしょう。

親日は本物でしょうから、天皇陛下に謁見させるのはいいと思います。親日姿勢には親フィリピン姿勢で返すことです。

中国傘下になる国に投資するのは馬鹿みたいですから、投資は当面控えたほうがいいでしょう。あまり日本が舐められると、東南アジアが雪崩をうって、中国につく可能性もあります。

国際的な問題で日本の判断を尊重するというなら、アメリカを重視して欲しい。個人的な感情を抑えられないと良い指導者になれないと思います。

ジャパンバッシャーは正直困ります

2016-10-27 01:52:56 | 日記
伊藤元重氏の「どうなる世界経済」を少し読みました(時間を見てこれから読みます)。TPPが気になっているので、そこからです。

日本の半導体の凋落の一因にアメリカの日本叩きもあったようです。トランプからは、正直ジャパンバッシャーの臭いがします。経済的にもヒラリーの方が日本にとってマシでしょう。日本政府関係者にとって、ジャパンバッシングはトラウマでしょうから、ヒラリーよりの雰囲気があるのは、理解できます。

TPP推進のオバマは、日本にとって、望ましい指導者だと思います。win-win関係を大切にする国際協調路線のオバマは誠実な人柄なのだと思います。信頼関係は政治においても重要でしょう。是非、指導力を発揮して、世界を望ましい方向に導いてほしい。

日米関係は日本にとってより重要ですから、アメリカにはこれからも振り回されると思います。政府関係者は大変でしょう。

前にも書きましたが、自由貿易は日本の国益だと思いますから、オバマ政権がもしTPPを成立させることができなければ、アメリカ抜きでもTPP同様の経済連携協定を結ぶべきだと思います。日本は稼ぐ力があります。国内市場が細るなら、海外への投資は重要です。貯金を否定するわけではありませんが、お金は使わないと意味がありません。日本の投資が欲しい国は集まればいいと思います(敵国はお断りしたいですがね)。

「疑惑」の立証責任は追及する側にあります

2016-10-27 01:38:51 | 日記
豊洲問題 部下に丸投げ…石原氏「判断できぬ」文書で回答(毎日新聞2016年10月25日 22時21分)

小池氏の質問はもっともなところもありますが、後からなら何とでも言えるのではないでしょうか。過去に拘るパフォーマンスより、豊洲をどうしたいのか、仕事をしてほしい気がします。

当時のことを石原氏が覚えていないのは残念ですが、石原氏が言うように、文書という記録があるのだから、それに基づき、小池氏が指摘すればいいと思います。「疑惑」に関する立証責任は追及する側にあるでしょう。

トランプはきっと収拾がつけられない

2016-10-27 01:07:46 | 日記
ヒラリーだったら、アメリカの外交安全保障政策は基本的に継続されると思います。日本は今のオバマ路線でいいと思うので、準備のできているヒラリーは望ましいところがあると思います。ヒラリーは尖閣を防衛対象と言っているので、問題はないと思います。

これに対してトランプは準備できていません。ビジネスマンらしいというか、日本に防衛負担の増額を求めてくるようで、日米に争いが生まれたら、その隙を中国につかれる虞もあります。自主独立と言っても、日本は中国の核に対して無防備で、防衛に穴がありますから、完全な自主独立は難しい。トランプは安全保障政策に信念があって発言したのではないでしょうから(交渉者として発言したのでしょう)(発言を撤回しているらしい)、トランプなら自主独立と言っている人は、夢を見ていると思います。

共和党の方が外交安保はいいといいますが、今回はそれに当て嵌まらないのではないでしょうか。

オバマケアが嫌いな人とか、リベラルが嫌いな人が、トランプに投票するのは、理解できます。アメリカにはアメリカの国益があり、何が国益かは人それぞれでしょう。(ヒラリーが優勢らしいですが)どちらが大統領になっても、日本は上手く付き合う必要があります。

ですが、日本にとって、外交安全保障はヒラリーの方がいいだろうなと思います。恐らくアメリカ人にとっても、ヒラリーの優等生的安定の方がいいでしょう。素人なのに、強いアメリカと同盟国との結束にヒビを入れる巻き上げ行為と敵国であるロシアへの接近のしすぎ、孤立主義的迎合もありそうで、上手く着陸させる力量があるようにも見えません。

中国の尖閣海域における漁は中国が先に手を出していることの証

2016-10-27 00:56:25 | 日記
ウィキリークス公開 石原元都知事が「中国挑発」 尖閣でクリントン氏発言 /沖縄(毎日新聞/琉球新報)

>クリントン氏が尖閣問題について、従来棚上げ状態だったものが「中央政府に行動を強いた日本の国粋主義者によって悪化した」と発言していたことが分かった。石原慎太郎元東京都知事による尖閣諸島購入の動きが中国を挑発したとした。

>ウィキリークスが公開したのは2013年6月4日に米金融大手ゴールドマン・サックスで行われた講演の記録。

このヒラリー氏の発言があったとしても、今は見解が変わっている可能性はあります。ウィキリークス情報で琉球新報絡みだとすると、日米離間でヒラリー叩きの意図があるのかなと思いますが、書き足りないところがあるので、あえて尖閣問題の経緯を振り返ってみます。

尖閣諸島問題(ウィキペディア)

>1978年 4月:約100隻の中国漁船が尖閣諸島に接近し、領海侵犯、領海内操業を行う。
>5月11日:日本の政治団体「大日本赤誠会」の「尖閣諸島領有決死隊」が海上保安庁の制止を振り切り、戦後初めて領有権を主張して上陸。日章旗を掲揚。
>8月12日:日本の政治団体「日本青年社」が魚釣島に灯台を建設。
10月23日:(鄧小平の棚上げ発言)

まず、棚上げ状態のきっかけとされる鄧小平の棚上げ発言ですが、中国が先に手を出してから、右翼団体が対抗措置をとるという流れの中で出てきています。違法操業という実態を創ってから、現状維持をしようというのは、あまりに卑怯ではないでしょうか。

ヒラリー氏が問題とする石原都知事の尖閣購入の動きですが、漁船体当たり事件の方が先だったことに注意する必要があります。ああした問題行動をされれば(棚上げ状態って何ですか?)、対抗措置をとろうとするのは当然です(真偽不明ですが、尖閣が中国に売られようとしていたともいいます)。

そもそも尖閣は日本の実効支配下にあったことは客観的な事実です。その流れで、アメリカも沖縄と一緒に実効支配しています。沖縄返還に伴い、日本に帰ってきてもいます。台湾は日本統治時代に尖閣海域で漁をしていたともいいますが、中国の漁船は一体何なんでしょう?中国が勝手に進入してきているのではないですか?それに日本の保守派が怒っているだけなのでは?(当然です)

アメリカが東アジアで事を起こしたくないというのは、理解できます。中東やロシアの対応に手一杯なのでしょう。第三次世界大戦を警戒しているのも分かります。日本から手を出してほしくないというのも、日本にとって望ましくありませんが、日本がアメリカの支援抜きで中国と全面対決するのも無理があるから、仕方ない部分はあるでしょう。

ですが、もともと尖閣は日本(アメリカ)の実効支配下にあったのであって、現状変更を試みているのは、基本的に中国だと思います。漁船体当たり事件がその象徴です。