観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

潮流は未来志向

2017-01-07 12:41:31 | 日記
正論2月号の第4回せいろん女子会が面白かったです。

日本も国際社会の中で生きていかなければなりませんから、外国人にどう見られているかは大事だと思います。日本人が気にし過ぎの可能性もありますが、それを気にするのも日本人。良い面も悪い面もあるでしょうが、そういうものと思うしかありません。

>フランスには戦時中の日本に対するプロパガンダが強く残る。ルールを守る日本はファシスト的で、戦争問題を反省していない(>部分は筆者の要約)。

フランスや欧州は、日本に基本的関心はないでしょう。元々が敵対しており、当然プロパガンダを流したでしょうが、日本が反省しているのは報道せず、売国左翼の言い分のみ、時折伝えていれば、現実が分かるはずがありません。フランス大統領は親日も多い印象があって、分かる人は分かっているし、一概に反日とは言えないと思いますが、サルコジのような反日大統領(何をされたという訳でもないでしょうが)を生まないためには、フランス・欧州のプロパガンダをじっくり解いていく必要があるかもしれません。規則を守るのはドイツも同じでしょうが、フランス的にドイツの反省を受け入れたので、悪く見えないのだと思います。規則を守るのも良し悪しありますから、日本は日本のままでいいと思います。

>アメリカ人は勝者=正しいという考え方。

日本も次は負けたくはありませんが、勝者=正しいのアメリカ流は、最強のアメリカならではです。正しさは勝ち負けと基本的に関係ありませんから、日本は日本の視点を維持しつつ、アメリカとつきあっていけばいいと思います。アメリカ人は奇襲攻撃を言いますが、その前提として、日本は英米に追い込まれていましたし、フライングタイガースなどアメリカは日本と敵対する中国を支援していましたから、イメージは悪いですが、日本が気が触れていきなり攻撃した訳ではないとは思います。筆者は追い込まれないよう外交すれば良かったとは思っています(アメリカは門戸開放を言いつつ南米を囲っていたともいいますが、それを指摘して、世界の保護主義の潮流に抵抗する動きはあったでしょうか。みんなやっているから、日本もアジアを縄張りに保護主義をやろうとしたようにしか思えません)。ともあれ、日本の言い分はありますが、勝者が正しいという価値観の人にそれを説いても無駄でしょう。興味がある人(歴史を学ぶ人)に分かってもらえれば、それでOKと割り切る必要があると思います。史実は史実です。裁判をする(評価する)なら、その事実は検証に耐えなければなりません。それはアメリカ人であっても同じですから、ものの見方の違いは踏まえた上で、対応する必要があると思います。「それは違う」というのではなく、「事実を踏まえるのが大切。後でゆっくり検証しましょう。」というぐらいの立場がいいのだと思います。ただ、日本が非難される立場(負けた立場)である以上、どうしても「事実を踏まえる」という部分をぬかす訳にはいきません。罪が際限なく大きくなれば、魔女裁判になります。そして、特定アジアというムカつく検察気どりのヤローどもがいる以上、日本が逃げることは出来ず、止むなくリアクションで説明しているのだと正確な状況認識が必要ではないでしょうか。日本(政府も民間も)はこれまで、過去のことは説明してきていないことに注意する必要があると思います。説明を受け入れる気が無い人に説明する必要はありませんが、説明せざるを得ないのは、魔女裁判にかけられているからで、言い訳しているというのは、魔女裁判をしている側の言い分です。(ドゥテルテには、強制する気もありませんが、無実の罪の人を裁くのはいかんことだと、日本人として言いたい。)

>日本は質が高いが、それが良いイメージにはならない。

値段の安さもクオリティだとは言えるでしょう。それを含めた戦略を練る必要があると思いますが、日本が頑張れば頑張るほど(稼げば稼ぐほど)円高になる(ドルを円に代えるので)という構図があるので、方針としてはハイエンドの商品で頑張るしかありません。ただ、一方的に儲けすぎない(円高にしない)こと、内需を狙う(少子化ですが)ことが大切なのは分かります。まぁ、イメージは周回遅れの韓国や中国が何時まで為替操作できるかにもよるでしょう。日本をパクるモデルが何時まで通用するか見ものです。中韓製品が安くなくなった時、日本の質はもう一度見直される可能性はあるでしょう。

>日本のアニメはおかしい。変態。

変態かもしれません。それはどうしようもないでしょう。ただし、日本でも変態は少数派です。日本の多数派が頑張れば、日本のイメージは変わるでしょう。

>いいイメージのフランス人がひとりいたら、フランス人が日本にいいイメージを持っているという報道の仕方をする。

我田引水で少数派を全員として扱う病気を見ることは結構多いです。犯罪者が捕まれば、その民族はみんな犯罪者の類ですが、そういうことを言うと、左翼扱いや朝鮮人扱いで思考停止状態になります。わりとどうしようもありません。リベラルがどうとかそういう問題ではないのですが。あれは病気ですから。ただ、それは日本人だけでもないでしょうが。人間が偏見なくして生きられるかという根源的な問いも無くもないです。

>フランスでは、中国はいいイメージ。戦争の時は被害者。人類の文明の始まり。仙人がいて。歴史が長い。イギリスはそうでもない。

中国は、通州事件もあったし、人肉食の風習があるロクでもないイメージです。中共政府の建国以来、周辺国と紛争ばかり起こしているし、未だに侵略を諦めていません。人類文明の発祥の地は明らかに中東です。イギリスがいるのは心強いですが、お得意の分断統治の臭いがしなくもないです。

>フランスは中国推し。

大きい市場ですから、それはどうぞ。ただ、連中は自国産業を保護して先進国のライバルとして登場する野望を隠してはいません。日本は新幹線を盗られて面目ないといった感じですが、フランスも盗られてみれば、気持ちが分かるでしょう。また、中国は、欧米が反省した植民地主義を現代に蘇らせる気です。スリランカにいわゆる租借地をつくったニュースがありましたね。日本的には、石油を守るシーレーンぐらいなら、気持ちが分かるのですが、東アフリカやオーストラリア・ギリシアでも同様のことをやっていますから、どう見ても世界征服を企んでいるようにしか見えません。フランスにもその内分かります。清が輸入せず輸出ばかりして弱ってイギリスはアヘンを売りつけました(!)が、フランスだって、中国が中国産ばかり買わされて、フランスのものを買わなければ、困るでしょうに。

>ハリウッドはチャイナマネーに毒されている。

ハリウッド(笑)ですね。中国とアメリカが手を組んで世界の悪に立ち向かう(インディペンデンスデイ)って、腹が捩れるほど笑えます。ハリウッドってお金しか見てないのですか?正義はないんでしょうか?アメリカよ、しっかりしてください。

>日本は東南アジアで味方をつくっていける。

いけるといいですが、華僑もいっぱいいますしね。そう簡単ではありませんよ。アメリカほど中国に対抗できる力もないんで、欧米の皆さん、一緒にどうでしょうか。

>憲法改正がアメリカでは気になっている。

関心を持っていただいて有難うございます。日本国憲法はアメリカの落とし子ではありますが、この難敵をどうにかしようと、安倍政権中心に日本は頑張っているところです。特定アジアが売国左翼と組んで、邪魔をしてくる(悪そのものです)ので、もっと応援ください。

>日本は靖国参拝や歴史認識についての微妙な問題がある。

戦没者慰霊は普通のことですし、歴史認識が完璧じゃないのも、止むを得ません。欧米だって、歴史認識に関して、訳のわからないことを結構言っています。政治家は歴史家でないのだから、そんなものでしょう。日本人はドイツがヒトラー・ナチスを悪魔化したように、軍部や皇室を悪魔化しませんが、それはそれで誠実ではないでしょうか。ドイツ人だって、保護貿易主義・世界恐慌の波に呑まれ、一次大戦の賠償で、必死だったはずです。普通のドイツ人がナチスになった訳で、それが人間の恐ろしいところではないでしょうか。寧ろ、ドイツの方が歴史を直視していないように、筆者には見えます。

>最近のアメリカの歴史に対する思考傾向は今の価値観で過去を断罪する。

日本は、古い時代のことは、その時の価値観があったのだと結構受け入れると思います(というか、その辺は直視しないことにします。大河ドラマとか結構昔を美化するでしょう)。アメリカがそうなら、アメリカはそうなのでしょう。慰安婦決議はその文脈で見るのがいいのかもしれません。ただ、過去を美化しないなら、現実はもっと美化できないという結論になるはずです。それに時間の違いを理由にした美化が駄目なら、空間の違いを理由にした美化も駄目ではないでしょうか。つまり、現在の中国の自国民に対するあるいは外国に対する横暴は、決して許されるものではないってなりませんか。チベットとかあまりに可哀そう過ぎます。

交渉が通じる相手、通じない相手

2017-01-07 11:15:50 | 日記
中国は核心的利益は譲歩しないと言っています。交渉を拒否する相手にトランプ流交渉術が通じるかどうかは定かではありません。これが出来れば、凄いことで応援したいとは思いますが。核心的利益を主張し、膨張主義をとる危険な中国に対抗するには、核心的利益は必ずしも尊重しないと分からせておくことが決定的に重要だと思います。これは力のあるアメリカにしかできないことです。トランプは今のところ、分かっているように見えます。

日本にとって重要なのは、尖閣や南シナ海(中国は今の国際秩序の何が不満というのでしょう?日本は今の国際秩序を守ることが国益だと思います)で中国の核心的利益に対抗することだと思います。これは力無き日本が単独で出来る仕事ではありません。アメリカとよく相談して協調することが決定的に重要でしょう。

トランプはISは滅ぼすでしょう。交渉が通じる相手ではない(交渉すべき相手ではない)と分かっているからです。

イランはどうでしょうか?核合意を結ぶあたり交渉が通じる相手にも見えますが、抜け道をつくって、核ミサイル開発を推し進めているようにも見えます。中東に核ドミノがおきるのは危険です。イスラムの核は欧米に向く可能性があるからです。イランは核ミサイルは断念してほしい。そうすれば、欧米社会はイランを受け入れ、イスラエルを抑えることができると思います。

トランプのトヨタへの口先介入について

2017-01-07 10:29:55 | 日記
トランプ氏介入、トヨタにも メキシコ投資に「あり得ない!」(日経新聞 2017/1/6 6:15)

>トランプ氏は唐突に「トヨタはメキシコのバハ・カリフォルニア州に工場を建て、米国向けに『カローラ』をつくろうとしている」とツイッターに投稿した。そのうえで「米国に工場を建てろ」と書き込み、メキシコ工場新設の撤回を求めた。

アメリカ向けの自動車の工場はアメリカに建てろということでしょう。トヨタも日本向けの自動車の工場を外国に建てたりはしていないと思います。トランプの発言は理解できる部分があります。ブレーキ問題でのトヨタバッシングは酷いもでしたが、これはトヨタ自身の価値観が問われているのではないかと思います。

>3日にはフォード・モーターがトランプ氏への配慮でメキシコ工場新設の撤回を発表したばかり。同じ日にトランプ氏はゼネラル・モーターズ(GM)のメキシコ投資も批判し、4日には「これで終わりではない」とつぶやくなど企業介入を続ける意向を示していた。

企業介入は望ましくありませんが、日本でも賃上げ要請をやっているでしょう。企業が政府に口出しもしますし、政府が企業に口出しすることもある、そういうものではないでしょうか。不意打ちでいきなりNAFTAを撤廃とかされた訳ではありません。私はこういうふうに動くよと予告・宣言している訳で、寧ろ温情主義的に見えます。企業を悪と決め付け、いきなり「対抗措置」をとる方がアンチビジネスだと思います。企業サイドはトランプに意見があるなら、表明すればいいだけです。企業サイドの方に説得力があれば、みんな企業の味方をするでしょう。介入そのものを批判するのは良い手法と思えません。

>トランプ氏の批判を受け、トヨタは同日「2015年4月に発表したメキシコへの投資で米国の雇用が減ることはない。トランプ氏の政権と共にお客様と自動車産業につくせるよう協力していきたい」とのコメントを発表した。

米国の雇用が減ることはないと思いますが、米国の雇用状況を改善することには繋がらないでしょう。トランプは米国の雇用状況を改善したい訳で、自動車産業はアメリカに必要だと判断している訳です。トランプ政権に協力する意志があるなら、トランプの意志を無視してかわすのではなく、誠実にトランプの言葉に対応する必要があると思います。

>トヨタの豊田章男社長は日本時間の5日に「ひとたびやった以上、雇用と地域社会への責任がある」と記者団に述べ、メキシコ工場新設を見直さない考えを示した。トランプ氏の投稿はその直後で、社長発言が同氏を刺激したとの見方もある。

メキシコの人々に対し、言ったことを守ろうとする姿勢は誠実だと思います。ですが、計画を見直して、中南米向けの工場にすることも考えられます。次期アメリカ大統領の意向に逆らって、アメリカ向けの工場をつくることは再考してほしいと思います。これが口先介入に止まらず、NAFTAの撤廃など、言うことを聞かない企業に対する報復措置に繋がる可能性があるからです。筆者は保護主義には反対ですが、例外もあります。先進国では、失業者には生活保護が出るのですから、雇用を守ることにトータルで経済的な意味はあります。国際分業は自由貿易の要で、経済成長の源泉だと思いますが、そうした基本的理念を傷つける保護主義にトランプが手を染めることだけは避けなければなりません。筆者はトランプはクレバーなので、保護主義的なことを言って「交渉」したとしても、ビジネス環境を壊してしまうようなことは、実際にはやらないだろうと見ています。譲歩も有り得るのではないでしょうか。

>トヨタは1980年代、日本車の対米輸出増がもたらした日米自動車摩擦の余波で米国に工場を建設した経緯がある。トヨタのメキシコ新工場は19年稼働予定で、11月の米大統領選直後に起工式を開いたばかり。フォードは18年稼働予定の工場新設を撤回した。今後のトヨタの対応はトランプ氏流の介入を外資がのむかどうかの「踏み絵」にもなる。

フォードより後に稼働予定なのであれば、フォードに倣って撤回も有り得るのではないでしょうか。居候の外資の立場は弱いものです。強気に出るのは危険ではないでしょうか。

トヨタはトヨタ、その他の外資はその他の外資です。トヨタが失敗しても、他の外資がフォローしてくれる訳では勿論ありません。自分が外資の代表だなんて、実体を伴わない自負があるとすれば、それを排して、謙虚になるべきでしょう。新聞も無責任に煽るべきではありません。警鐘を鳴らすのが本来の役割のはずです。

有り得ない扇動への嫌悪感

2017-01-07 10:01:03 | 政局・政治情勢
自民を左にして、右の政党を新たに創り、日本を2大政党制にしようとする動きが、保守速報のコメント欄で見られます(同じ人?)が、筆者は疑問を感じます。

世襲政治家が多く、統治経験豊富な自民党が左って、一体何なんでしょう?意味が分かりません。リベラルな価値観の部分を捉えて、トランプが左・共和党が左と言い張るようなものです。実際は国内の左の人(それなりに無視できないほど数がいる)に反対されてきたのが自民党なのに。奴らが売国でどうしようもないとしても、消えてなくなる訳ではありません。妄想が過ぎるというものでしょう。

右を創るという発想も矛盾そのものです。保守はあるものを守る立場であって、保守主義の発想から、右を創るという考えは出てきません。(我慢して切れるというパターンはあるにしても)基本、穏やかな手法をとりがちなのも、日本国民の性格によるものでしょう。日本には強硬保守的な右の政党が出来たことがありません。

現実を無視した観念論的なものの見方こそ左だと言うべきでしょう。左のご本尊たる共産主義の行ってきたことがそれです。自民党は国内の左に対抗して出来、実際に戦ってきた政党です。日本をグチャグチャにしようとする動きには嫌悪感しか感じません。

日本に必要な強硬保守的政策

2017-01-07 02:26:46 | 政策関連メモ
これからの日本に必要ではあるものの、現時点で実現しなそうな強硬保守的政策をメモしておきます。

ひとつは、敵基地攻撃能力の整備です。これは抑止力の要だと思います。必ずしも、憲法の改正が必要でもないでしょう。

ふたつは、朝鮮総連潰しです。

みっつは、パチンコ改革です。パチンコぐらい規模が大きくなれば、やっている知人のひとりやふたりいるもので、改革を言いにくいところがありますが、賭博なのに賭博でないという矛盾は、明らかに良くないと思います。他のギャンブルは国の収入にもなっていますが、パチンコは経営者が肥え太るだけで、社会に還元されていません。

パチンコ改革は、パチンコをする人の反発がそれなりにあるでしょうから、今は優先課題だとは思いませんが。

情報の正確性を大切にしたい

2017-01-07 01:54:25 | 政策関連メモ
沖縄県の県民所得、低く計算 計算方式変更で最下位維持…「基地問題が経済的足かせになっていることを示したいのでは」(産経ニュース 2017.1.5 07:37)

>都道府県ごとの経済力を示す指標である沖縄県の1人当たり県民所得が、他県の例よりも所得が低くなる方式で計算されていることが4日、分かった。沖縄県は平成21年度の1人当たり県民所得が高知県を抜き、戦後初めて最下位を脱出した翌年度に計算方式を変更し、22年度以降も最下位を維持している。

>高知県(調査時点では45位)と同様の方式で計算し直すと、沖縄県の1人当たり県民所得は266万5000円で63万円増加し、全国28位に浮上することが判明した。

沖縄をターゲットにするという訳でもありませんが、県ごとに統計の取り方が異なっているとすれば、これは結構な問題だと思います。正確な情報からしか、効果ある政策は生まれません。沖縄が実際問題、貧乏でないなら、無理して援助する必要もないでしょう。

この改竄が行われたのは、仲井眞弘多知事の時のようです。知事を支援するのもいいですが、下手な手法は使うべきではなかったでしょう。次の政権がどうなるか分かりませんし、何より情報の正確さを軽視すべきではありません。被害者ビジネスをするのは問題ですが、被害者ビジネスを産む余地があるような方式を容認している側にも、問題があると思います。

逆に大きく見せるのも問題です。実績を強調したい場合に起こる可能性があるでしょう。中国なんかは、実績作りのため、情報が改竄され、実態以上に数値が出ていると言われます。それは虚仮威しにはなるかもしれませんが、分かっている人にはバレてしまいますし、政策をゆがめてしまい、結局は自分が損をするでしょう。鉄鋼の過剰生産・鬼城の問題、明らかに情報の不正確性が招いた失敗です。日本は真面目でしょうが、今回の件を見る限り、まだまだ改善の余地があります。もって他山の石とすべきです。